2022年05月12日

親不知歯その後

親不知歯をぬいたはなしのつづき。
親不知歯をぬくまえと、ぬいたあとでは、
ちがうひとになっているのではないか。
このとしになると、なかなかできない初体験であるし、
イニシエーションとして、精神的なつよい影響をのこすのでは。
抜歯をおそれずに、無事のりきったことで、
わたしは皮いちまいむけて、おとなになれたような気がする。
達成感というか、ほっとひと安心というか、
いまのわたしは、抜歯まえとくらべ、
ひと味ちがうたかみへとうまれかわった。

抜歯した夜はお酒をのまないように、という病院からの注意事項は、
お酒がよわいのに、毎晩かかさずのむわたしにとって、
かなりわずらわしいまもりごとだ。
お酒をのんで、はれや出血がひどくなるのはいやだけど、
たったひとばんのお酒を我慢できないのもシャクなので、
ノンアルコール飲料にたより、お酒ぬきのひとばんをすごした。
抜歯にたちむかったおとなのわたしは、
たかだかひとばんの禁酒くらいに、まけるわけにいかないから。
いつもやっていることをとめられるのは、たったひとばんなのに、
こんなにも不自由をかんじるとはおもわなかった。
平凡な日常生活がいかにありがたいかを、抜歯からおしえられる。

さいわい、抜歯からひとばんあけても、
はれやいたみはなく、ふつうに仕事ができた。
今夜は、きのうできなかった「おめでとう」の乾杯をする。

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posted by カルピス at 21:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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