パラグアイ・ブラジル・ガーナ・チュニジアとの4連戦で、
はじめの2試合はキリンチャレンジカップとして、
あとの2試合はキリンカップとして、いずれもなか3日の日程だった。
なか3日は、Wカップのグループリーグを想定したもので、
きびしい日程を体験するのがひとつの目的でもあったようだ。
この4カ国のなかで、パラグアイとガーナ戦は日本がかったものの、
相手の不出来にたすけられた形で、いまひとつものたりなかった。
2試合目のブラジル戦では、まともにサッカーをさせてもらえなかった。
あるていど予想されたことで、PKによる1失点におさえたことは、
善戦したといえるかもしれない。
それにしても、この試合では枠内にシュートがとんでおらず、
Wカップ本番であたるドイツとスペインとの試合をおもうと、
かち点1をとるのもむつかしい現実をおもいしらされた。
そして4試合目のチュニジア戦。
日本はボールをもち、シュートまではこぎつけるものの、
枠内シュートがゼロで、決定機をきめきれない。
三苫と伊東によるサイドからの突破が通用せず、
クロスをあげてもあぶなげなくしのがれてしまう。
かといって、中央から突破する連携もなく、
せめあぐねるうちに、3点をつみあげられてしまった。
3失点は、いずれもキャブテンの吉田がからむもので、
4連戦のつかれがたまっていたのだろうか、
この日の吉田はまったくいいところがなかった。
グループリーグの4カ国目は、コスタリカにきまった。
ベスト16にのころうとするには、
ドイツ・スペインには、なんとか かち点1でしのぐとして、
コスタリカ戦での勝利がどうしても必要となる。
コスタリカだってそうおもっているわけで、
らくな試合はひとつもないのが日本のおかれている状況だ。
3試合、いずれの試合もちからをぬくわけにはいかず、
かといって、おなじメンバーを3試合ともならべると、
よいコンディションをたもてない。
ワールドカップまえになると、バタバタした試合を披露し、
いつもファンを心配させる日本代表だけど、
こんかいほど八方ふさがりなのは はじめてではないか。
ほしいのは、絶対的なエースストライカーと、
精神的な支柱となるディフェンダーだ。
どこの国だってそうだろうけど。
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