25年間のってきたマウンテンバイクがさすがにふるくなり、
しょっちゅうパンクするようになっていた。
自分ではパンクをなおせないので、自転車店にもっていくと、
そろそろタイヤとチューブをかえないと、といわれた。
前輪・後輪ともタイヤとチューブをかえるよりも、
あたらしい自転車をかったほうがいいかも、という気になった。
スポーツ店のデポにいくと、マウンテンバイクよりも
クロスバイクのほうが わたしのからだにあっているような気がする。
それにいわゆる「ビアンキ色」がかっこよかった。
わたしの身長には、もうひとつうえのサイズがよかったけど、
そのサイズだと色は黒しかおいてない。
ビアンキ色にくらべると黒のバイクはださくみえた。
2022年のモデルが5万7000になっていたので、
すこしまよってからこのビアンキにきめた。
タイヤは38ミリと、かなりふとい。
ブレーキはディスクブレーキではなくVブレーキ。
ビアンキのディスクブレーキは、油圧式で、
よくとまるかもしれないけど、メンテナンスがめんどくさそうだ。
Vブレーキにする。町のりなら、Vブレーキでじゅうぶんだ。
家まであたらしい自転車にのってかえる。
サドルのたかさを調整し、サドルの位置もすこしうしろにずらす。
マウンテンバイクにつけていた荷台とライトもとりつける。
ビアンキらしい、かっこいい色とデザインがすっかり気にいった。
ふるいマウンテンバイクは、これまでのおき場所をビアンキにゆずり、
雨がふせげない玄関さきのブロックにもたれかかっている。
ライトと荷台をはずされ、うしろのタイヤはパンクしたままだ。
パンクしたからあたらしい自転車をかう気になったわけだけど、
雨にぬれ、パンクしたままのマウンテンバイクは
ずいぶんしょぼい姿にみえ、なんだかかわいそうだ。
25年ものったのだからとひらきなおらずに、
これまでのはたらきに最大限の感謝をささげておわかれしよう。
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