(クリストファー=ノーラン:監督・2023年・アメリカ)
3時間ちかくのながい作品にもかかわらず、
とちゅうだれることなく、ずっと集中してたのしめた。
原爆が完成し、実験が成功してめでたしめでたし、
かとおもっていたけど、そこからさきもみごたえがある。
マンハッタン計画は、オッペンハイマーと
アインシュタインとの会話からはじまっていた、という伏線が、
映画のおわりでみごとに回収される。
第二次世界大戦ちゅうという当時は、
ドイツ・アメリカ、そしてソ連がからむややこしい状況にあり、
原爆というモンスターを異例のスピードで生みだした。
それにしても、最終的におこなわれた
原爆の爆破実験のようすはすさまじかった。
加速度的にふくらんでいく巨大な炎と、
コントロールのきかなない圧倒的なエネルギー。
あの炎のしたに、広島、そして長崎のひとびとがいたのだ。
手にしてはならないちからを、人類はつくりあげてしまった。
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