2025年05月25日

映画『ファーストキス』のちらかった部屋に共感する

いい大人、というか、客観的には
もうすぐ前期高齢者のわたしなのに、
自分の部屋のちらかし方がコンプレックスだった。
頭のわるい中学生の部屋のように、
よみかけの本や、かったままの本たち(つんどく)。
ぬいだ服がいすの背にかけられていて、
レコードはターンテーブルののったままだ。
アイドルのポスターまではないものの、
いつまでも大人になれなかった部屋が
わたしの精神的なおさなさ、未熟さをあらわしているような。
たとえば、村上春樹の小説にでてくる「僕」たちは、
ぜったいにこんな部屋をつくらないだろう。
この年になってこんな部屋なのだから、
このさきも、おおきくはかわらないにきまっている。

ところが、このまえ映画『ファーストキス』をみていたら、
でてきた部屋が、あんがいわたしの部屋に似ているようにおもった。
松たか子がひとりでくらすマンションは、
あちこちにものがおかれ、机のうえだってごちゃごちゃだ。
そのゴチャゴチャさがなんともいえずリアルだった。
とてもよくできた作品で、おもしろかったうえに、
部屋のちらかり方に共感できたことが印象にのこっている。
これはこれでありかも、とおもわせるちらかり方だ。
そうか、おれの部屋は、これでいいんだ、と安心する。

スポンサードリンク



posted by カルピス at 09:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック