2025年08月20日

『ロバのクサツネと歩く日本』最高にしあわせな旅人

『ロバのクサツネと歩く日本』
高田晃太郎・河出書房新社

タイトルがそのまま本の内容をあらわしている。
日本縦断とか、日本一周が目的ではなく、
高田さんは、ただロバといっしょにあるきたい。
まるでスナフキンのように、高田さんは由緒ただしい「旅人」だ。
日本のまえには、イランやトルコ、それにモロッコをロバとあるき、
ロバこそが、いっしょに旅をする最高の相棒だと高田さんはおもった。
モロッコの旅がおわっても、まだまだあるきつづけたいので、
ビザなど、ややこしい手つづきのない日本を、
高田さんはこんどの旅の舞台にえらんだ。

高田さんは、クサツネのうしろついてあるき、
クサツネのおしりをながめるのが
たまらなくしあわせな時間だという。
クサツネが道ばたの草をたべるのにあわせ、
まわりの景色をたのしみながらゆっくりすすむ。

ひとりであるきつづける「旅」とちがい、
クサツネがいっしょにいると、いろんなひとが
関心をよせてくるそうだ。
にんじんやモモをさしいれしてくれたり、
高田さんを食事にまねいたり、
テントをはってる高田さんを家にあげて
夕ごはんやお風呂をごちそうしたり。
車がおおくとおる道は あるいていてたのしくないので、
おのずといなか道をとおることがおおくなる。
しずかな道を、クサツネといっしょにゆっくりあるく。
いい旅をしてるなー、となんども高田さんがうらやましくなった。
だれでもできること、と高田さんはいうけど、
いちにちに平均25キロもあるきつづけたり、
お風呂にはいらないでねむることなど、
軟弱なわたしはとてもできそうにない。

高田さんは、旅をしながらこれからのことをかんがえる。
野宿しながら ながいあいだロバとあるいてきたスキルは、
いろんな場面でいかせるだろう。
クサツネといっしょにやりたいこと、できることを、
高田さんはあたまのなかであたためる。

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posted by カルピス at 10:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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