クリストファー=ノーランが監督したほかの2つ、
『バットマン ビギンズ』と
『ダークナイト・ライジング』をつづけてみる。
ざっと説明すると、『バットマン・ビギンズ』は、
バットマンが誕生するまでのものがたりで、
『ダークナイト・ライジング』は
『ダークナイト』のその後がえがかれている。
『バットマン ビギンズ』をみると、
こういうふうにバットマンが生まれたのかと理解をたすけてくれた。
制作されたのが2006年とすこしまえのせいか、
スーツやマントがあんがいちゃちで、しょぼいところに好感がもてる。
ブルース=ウェインもそれなりにわかく、
げんきいっぱいにうごきまわるバットマンにリアリティがあった。
ジョーカーがあばれまくる『ダークナイト』のその後をえがいた
『ダークナイト・ライジング』には、ちょっとついていきにくい。
『ダークナイト』から8年後、という設定だから、
もうわかくはないブルース=ウェインのはずなのに、
足のマヒを克服したり、幽閉されていた外国の牢屋から
超人的なちからで脱出したりと、自由自在にちからをふるまう。
キャットウーマンのアン=ハサウェイは、
すばらしいプロポーションを披露してくれるけど、
バットマンがもっているバイク(バットポッド)にのると
お尻をつきださなければならず、くるしそうだ。
そもそも、ストーリーがわたしには複雑すぎた。
3作品をたてつずけにみたせいで、頭のなかがごちゃごちゃになり、
だれがどんな役がらなのかを整理しきれなかった。
これをかくためにウィキペディアをひらき、
ストーリーをよんでもまだモヤモヤは はれない。
バットマンはベインを追い詰めるもベインの人質となっていたミランダに脇腹を刺され窮地に陥る。彼女の正体は、ラーズ・アル・グールの遺児タリア・アル・グールで、影の同盟の現首謀者であった。(ウィキペディアより)
ミランダの存在をわすれていたころに、
そんなことをきゅうにいわれても、こまる。
けっきょくわたしにとっての「バットマン」は、
なんだかんだといろいろなことがおこるけど、
さいごは不死身のバットマンがたすけてくれるので大丈夫、
という おおざっぱな理解にとどまりそうだ。