2017年12月19日

韓国戦の完敗その後

せんじつの韓国戦で、1-4と完敗した日本代表は、
おおくのメディアでさんざんたたかれている。
ハリルホジッチ監督が試合後におこなった
冷静なコメントを評価したのは、
もしかしたらわたしぐらいではないか。

その1日まえにおこなわれた女子のE-1選手権で、
日本は北朝鮮に0-2でやぶれた。
わたしのみたてでは、パスがつながらず、
ぜんぜん歯がたたなかったひどい内容なのに、
朝日新聞は
韓国、中国戦に比べると、ミスは減り、集中力も研ぎ澄まされた。強い相手になでしこらしい粘り強さも引き出された。

といっていの評価している。
わたしのみかたとずいぶんちがう。
わたしはサッカーがすきだけど、プレーをどうとらえるかについて
たいした目をもっていないのかもしれない。

男子の韓国戦は、もちろんひどい内容だったけど、
ハリルホジッチ監督のコメントが
まちがっていたわけではない。
ただ、あまりにも他人ごとみたいなまとめだったため、
おおくのひとが監督の態度にいらだちをおぼえたのだろう。
日本と韓国の歴史的な関係を、
ハリルホジッチ監督がしらないわけはないけど、
あまりにもあっさりとまけをみとめた姿は、
熱心なファンと関係者にとって、うけいれがたいものだった。
「永遠の宿敵」である韓国に、
まったく歯がたたなかったのだから、
批判する側は、いいたいほうだいだ。

監督のコメントだけでなく、試合の内容があまりにもひどかったため、
悲観的なみかたが、いっきにたかまったけど、
そのまえの2試合にしても、かったとはいえ
それほどすぐれたできではなかった。
とくに北朝鮮戦は、ゴールキーパー中村のファインセーブがなければ、
4、5点いれられても不思議はない試合だった。
韓国戦で、ようやくボロがでたにすぎない。

2014年のWカップブラジル大会で、
開催国のブラジルがオランダに1-7でやぶれた。
ありえない大敗は、おおくのブラジル人にとって
うけいれられない結果だっただろうが、
ブラジルはこの体験をいかして選手強化をすすめ、
いまでは世界一、二をあらそうつよいチームへとうまれかわった。

いまさらハリルホジッチ監督の方針を疑問視しても、
全員がのった船は、すでに港をでたわけだから、
いまはまえむきな姿勢をとりつづけるしかない。
悪夢におわった(おわったんだろうな)E-1選手権は、
きっといい教訓となって
本番のWカップにいかされるだろう。
代表監督が、まさかそんなに無策なわけはないから、
韓国戦の大敗と、それにまつわる情報操作は、
ハリルホジッチ氏が得意とする作戦の一部なのだ、きっと。

posted by カルピス at 22:43 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月18日

これからの展開がたのしみな『ディス・イズ・ザ・デイ』(津村記久子)

このまえの日曜日から、
『ディス・イズ・ザ・デイ』(津村記久子)の第9話がはじまった。
いきなり
「挨拶した方がいいだーか?」
「どっちでもいいわね」
と、出雲弁みたいなしゃべり方がでてきた。
どこを舞台にしたはなしだろう、とおもったら、なんと松江だ。

短篇集『ディス・イズ・ザ・デイ』では、
Jの二部か三部のクラブを応援しつづける
サポーターの心境がえがかれている。
降格すれすれのぱっとしないクラブなのに、
なぜそんなに気になるのか 自分でも理由がわからないまま、
くされ縁のようによりそいつづけるサポーター。
A代表ならまだわかるけど、J1ですらない、
リーグがひとつもふたつもしたのクラブを
なぜそんなにあつく応援できるのか。
特定のクラブをふかく愛するひとにしかわからない
なにかがうまれるのだろう。

第9話の舞台となりそうな松江には、
松江FCというクラブがあり、
いまは「JFL昇格、そして2020年までのJリーグ参入」
をめざして活動している。
第9話にでてくるのは
「去年二部にあがった」松江04というチームなので、
舞台は松江におきながら、ものがたりとしては
架空のクラブを設定しているようだ。
JFLへの昇格をめざすのが せいいっぱいの実力では、
レベルや歴史からいって、リアリティをもたせにくい。

第9話の1回目は、大学をでてから地元の松江に就職したわかものが、
松戸にすむ父方の祖母と、サッカーをつうじて
あたらしい関係をつくっていくようだ。
松江のサポーターたちが
どんなものがたりをうみだしてくれるだろう。
『ディス・イズ・ザ・デイ』第9話の展開を たのしみにしている。

posted by カルピス at 22:19 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月17日

ハリルホジッチ監督のコメントを評価する

きのうおこなわれた男子サッカーE-1選手権の対韓国戦で、
日本は1-4と、いいところなくやぶれた。
セカンドボールはほとんど韓国にひろわれ、
やっとうばったボールをパスミスからかんたんに相手にわたし、
攻撃の形をつくれない。
すべてにおいて、韓国のちからがまさっていた。
おどろいたことに、ハリルホジッチ監督が、
率直に相手のつよさをみとめている。
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201712160002-spnavi
まるで第三者の発言のようだ。
皮肉ではなく、ハリルホジッチ監督が
こんなに客観的にかたれるひとだとはおもわなかった。
敗戦の将は、すべからずこうありたい。
唯一のすくいは、ハリルホジッチの冷静なコメント、
というめずらしい試合となった。
あまり多くのことは言えないが、韓国の方が日本より大きく上回っていたと思う。パワーとテクニックでゲームをコントロールする姿は驚くべきものだった。非 常に高いレベルで韓国はプレーしていた。われわれは1点目を取ってから、プレーが止まってしまった。その後は韓国にすべての面で支配されてしまったので、 特にコメントすることはできない。今夜の韓国は、非常に高いレベルを見せていた。パワー、瞬発力、テクニック、ゲームコントロール、すべての面で日本を大 きく上回っていたので、相手をたたえるしかない。しかしこのような試合の中でも、最後まで応援し続けててくれたサポーターに感謝したい。

結果はご覧の通りだが、この大会で2勝できたことは一定の成果だと思う。フルメンバーのA代表でも、この韓国に勝てたかどうか分からない。この韓国のプ レーを見れば、あまり多くのことができないのではないかと思った。受け入れ難いことかもしれないが、そうした真実を認めていかないといけない。パワーを使ったコントロールというものを、すべての(韓国の)選手が見せていた。テクニックもコントロールも素晴らしかったし、日本戦へのモチベーションも高かった。

この大会を戦った日本代表は、A代表ではなかった。B代表なのかC代表なのかは分からない。それでも現時点で招集できるベストメンバーだった。年齢にかか わらず、いいプレーを続けている中村憲剛(川崎フロンターレ)を入れることもできたが、彼を除けば今呼べるベストメンバーだったと思う。たくさんのけが人 もいて、ホームでこのように相手にパワーを使って支配されたのはなぜなのか、分析しなければならない。

わたしがすきな中村憲剛選手の名前をあげてくれたのもうれしい。
私が就任して最も点差が開いた敗戦だったので、こういった形で終わったのは残念だ。しかし多くのことを見て、考えることができた試合だった。日本サッカー の現状を全員で見ていかないといけない。W杯で待ち受けているものが、どういうものなのかについては私も分かっている。こういったところから、しっかり教 訓を得ながら進んでいかないといけない。多くのものを私は見て、把握している。これからはW杯に向けてベストを尽くしていきたいと思う。よいお年を。

とても冷静に現状をとらえ、全力をつくしたと、選手たち、
そして声援しつづけたサポーターに感謝している。
あの試合をしたあとで、「よいお年を」なんて、
なかなかいえるものではない。
1-4という結果と内容は、残念ではあるけれど、
試合の直後に、ハリルホジッチ監督が、
これだけおちついたコメントができたのは評価できる。
とらえかたによっては、選手たちをつきはなした発言にもきこえる。
この試合は、まさに日本のちからがそのままあらわれた結果であり、
率直な認識と分析でしか再スタートをきれない。
W杯本番にむけて、どんな手がうたれるだろうか。

posted by カルピス at 08:59 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

E-1選手権で小林悠が代表初ゴール

E-1選手権(旧東アジアカップ)の中国戦で、
小林悠(川崎フロンターレ)が代表初ゴールをあげた。
角度のないところから からだをうまくつかっての
彼らしいシュートだった。
ことしの小林悠は、J1リーグの得点王、
そしてMVPにもえらばれている。
こうして代表初ゴールもきめ、
いまいちばんのっている選手のひとりだろう。
まえは、うまいけど線がほそく、相手のプレッシャーにあうと、
すぐにつぶされていた印象がつよい。
ことしの小林悠は、献身的な守備にくわえ、
フィジカルのつよさも手にいれた。
フロンターレでは、キャプテンとして
リーダーシップも発揮している。
フロンターレがすきなわたしは、
北朝鮮戦で評価されなかった小林が、
中国戦でもつかわれて、結果をのこせたのがうれしい。

この試合をふりかえったインタビューで、
ハリルホジッチ監督は選手たちを絶賛しているけれど、
よかったのは前半の最初だけで、
あとの時間帯のおおくは中国の試合だった。
とくに右サイド(中国の)からかんたんにくずされて
決定的な場面をなんどもつくられている。
小林悠がゴールをきめたのは後半39分で、
それまでは得点のにおいがほとんどしなかった。
相手の決定力のなさにたすけられた試合ともいえる。

初戦の北朝鮮、第2戦の中国とも、
Wカップに出場しないチームなのに、
日本はなかなかおもうようなサッカーができない。
日本は国内組だけの編成で、ベストメンバーではないとはいえ、
2試合ともあいてのつよさ・うまさが印象にのこる。
なにをするのかが、はっきりしており、
まよいなくプレーしているのがつよみだ。
なんねんかまえの東アジアカップは、
ラフプレーがあまりにもひどく、
ケガをしに参加するような、レベルのひくい大会だった。
それにくらべると、今回はきれいな試合をたのしめる。
つぎの韓国戦では、おおくの選手がもち味を発揮して、
代表あらそいへアピールするよう期待している。

posted by カルピス at 23:07 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月04日

川崎のJ1初優勝をかみしめる

J1最終節(第34節)、川崎と大宮の試合を録画でふりかえる。
中5日の大宮と、中2日の川崎。
川崎の選手はとうぜんつかれがたまっているけど、
この試合にかちきるしか、優勝にのぞみをつなぐ道はない。
降格がきまった大宮は、気もちのきりかえが
むつかしい試合だったかもしれない。
前半こそ、大宮はよくせめていたけど、
後半さきに足がとまったのは大宮の選手たちだった。

同時刻に、首位をゆく鹿島が磐田との試合をおこなっている。
川崎がホーム、鹿島がアウェイというのも、
いまおもえば川崎劇場のおぜんだてだったのか。
鹿島の試合は、前半をおえてもスコアーがうごかない。
試合は、磐田がおしていると、
ヤマハスタジアムからの報告がはいる。
鹿島の選手たちも、前半で2−0という
等々力の状況が耳にはいっているだろう。
かたなければいけないと、
よけいなちからがはいれば かえってからまわりしやすい。

実況アナウンサーが、解説の木村さんにはなしている。
「鹿島はむつかしいゲームになっているようです」
鹿島がとくいなのは、さきに点をいれて、
そのまま試合をおわらせるうまさなのに、
点がとれないと、ましてや川崎の得点がつたえられれば、
鹿島の選手たちは、どうしてもよけいなことをかんがえる。
鹿島のくるしさをよく理解したうえでのコメントだ。
いつまでたってもスコアがうごかない鹿島の試合に、
テレビをみているわたしも、そのむつかしさをかんじはじめる。
鹿島は、たった1点いれるだけで、
優勝への道がおおきくひらけるのに、
こういうときには、なにをやってもゴールがとおい。
この日の実況担当は、NHKの野地アナウンサー。
おちつきながらも的をいた表現が、きいていてここちいい。
木村さんのとぼけた味もじょうずにひきだし、
ぴったりのコンビだった。

前半2点とったあと、試合はハーフタイムをむかえる。
インタビューで
「後半をどうたたかいますか?」
とたずねられたとき、
鬼木監督は、
「3点目をとりにいきます」と
まよわずこたえている。
この姿勢があったからの優勝なのだと、
いま、あらためて川崎の充実したつよさをおもう。

後半のアディショナルタイムは、川崎も、
そして鹿島でおこなわれている試合も、おなじ5分。
劇的なドラマが、お膳だてされていたのだ。
そのアディショナルタイムの5分をすぎ、
川崎の長谷川が5点目をきめたおなじ時刻、
鹿島も0−0のまま試合がおわった。
そのしらせが、川崎のベンチにはいり、
選手たちがよろこびにわきたつ。
ピッチの選手たちも、その意味をすぐに理解した。
きのうのブログにもかいたけど、
中村憲剛選手がよろこびをこらえきれず、
ピッチになきふした姿がわすれられない。
いろんなくやしいおもいをして、
ようやくつかんだ頂点だ。
ほんとうに、いいものをみせてくれた
川崎の選手・サポーターに感謝したい。

posted by カルピス at 21:58 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする