2017年03月28日

Wカップアジア最終予選 日本対タイ

得点は4-0なのに、かったよろこびがほとんどない。
試合まえは、ひいてまもると予想されていたタイが、
ずっとせめつづけていた。
前半のはやい段階で2点をいれた日本は、
それで油断したわけではないだろうに、
そのあとまったくうまくいかなくなる。
前半30分からは、ずっとタイが試合をくみたてていた。
ときどき日本が得点をきめるけど、
それ以外の時間はタイがボールをキープする。
なにがどうずれてしまったのか、
日本はパスミスがつづくし、
相手にかんたんにボールをとられてしまう。
はじめは 運のなさがつづいているのだろうとおもってたけど、
タイはどうどうと日本のブロックのまえでボールをまわし、
日本はまるでうばえない。マジでおされていた。
よわい日本とうまいタイ。

後半にはいっても、前半30分からのわるいながれがきれず、
まったくなんの修正がくわわらないまま
おなじような形でかんたんにボールをわたしてしまう。
タイは失点しても あきらめずにせめつづける。
試合にはかち、結果はだしたものの、
これだけよろこびのない試合はめずらしい。
久保の活躍や、香川の復活など、
うれしいニュースは 試合内容にぜんぶけされてしまった。
アジア最終予選は結果がすべてといわれるけど、
これぐらい内容がわるいと そうもいってられないだろう。
4点差でかち、しかも相手を無失点におさえても、
こんなモヤモヤした気もちになるなんて、
日本代表は サポーターをすんなりよろこばしてくれない。

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2017年03月22日

『ディス・イズ・ザ・デイ』(津村記久子)サポーターは犬なので、飼い主をえらべない

朝日新聞の日曜日に連載されている
津村記久子氏の『ディス・イズ・ザ・デイ』は、
サッカーの2部リーグを舞台に、
サポーターのよろこびやかなしみがかかれている。
第2話の「若松家ダービ」にでてくる家族は、
ずっと家族全員で あるチームを応援してきたのに、
最近 むすこが他のチームの試合にでかけるようになった。
妙なたとえだけれども、自分たちが犬だとしたら、クラブは飼い主のようなものなのかもしれない、と供子は思った。犬は飼い主を選べない。圭太は真の泉大津のサポーターではなかったということだろう。そしてこれからは、琵琶湖と苦楽と共にしていくのだろう。

わたしはサッカーがだいすきだけど、
特定のチームにつよくこころをかたむける
いわゆるサポーターではない。
代表戦を中心に、J1にいくつかある すきなチームの試合を
そこそこたのしみにしている程度だ。
Jリーグでは、浦和レッズのサポーターが熱狂的な応援で有名で、
埼玉スタジアムを赤色にそめ、おおきな旗がそこらじゅうでふられる。
あまりにも猛々しいエネルギーにみちており、背中がゾクッとする。
レッズサポーターであるweb本の雑誌の杉江さんは、
「帰ってきた炎の営業日誌」に
ときどきレッズサポーターとしての
よろこびよりもつらさのおおい生活のぞかせている。
レッズがまけた試合は完全に自分をみうしなってしまい、
家族でもレッズにからむ発言はタブーになるという。
週末のたびに苦しみを植えつけられ、
もはや生きる気力が湧いてこない。
私たち浦和レッズはいったいどこへ向かっているのだろうか。(中略)
吐きそうになるほど、最悪のシーズンが続く。

いくらすきだとはいえ、特定のチームに
ここまでこころをとらわれてしまうのが
わたしには理解できなかった。

津村記久子氏の「犬は飼い主を選べない」は、
まったく予想外の角度からきりこんでいる。
そして、きっとこの分析はただしい。
サポーターがチームをえらぶのではなかった。
犬として生まれたサポーターは、
飼い主が目のまえにあらわれると、
そのひとからのがれられない。

『ディス・イズ・ザ・デイ』に登場する あるサポーターは、
自分のチームがリードをうばうと おもわずつぶやいた。
どんだけおもんないサッカーをしてもええから、このまま逃げ切るんやで

サポーターはたいへんだ。
どんなにつらくても、サポーターでいるしかない。

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2016年12月20日

クラブワールドカップの決勝を録画でふりかえる

クラブワールドカップの決勝、
レアル・マドリーと鹿島の試合をみる(録画)。
Jリーグ年間3位の鹿島(1位の浦和と15点差)が、
チャンピオンシップでかちあがり、
日本の優勝チームとなったのは、
なんともあとあじがわるい。
すなおに日本代表チームとして
応援する気になれなかった。
ニュースをみると、延長戦までもつれ、
2-4でやぶれたという。
結果をしってから、録画しておいた試合をひっぱりだした。

柴崎がいれた2点は、ボテボテとはいえないまでも、
コースがよかったからはいった
ラッキーなシュートだったけど、
とにかくいちじはレアル・マドリーにかちこしていた。
延長戦はともかくとして、後半に鹿島がせめていた時間帯もあり、
あのときにきめておけば(タラレバをいってもしょうがないけど)
鹿島はかてた試合だ。
この試合の曽ヶ端はファインセーブを連発しており、
どれだけシュートをうたれても いれられる気がしなかった。
後半終了間際にファブリシオがはなった強烈なミドルシュートが
もしきまっていたら。
セルヒオ=ラモスが2枚目のイエローカードで退場になっていたら
(審判がいちどは胸のカードをとりだそうとしたのに、
 なぜかとりやめてしまった)、どうなっていたかわからない。

どうなっていたかわからない、なんていったら
サッカーの試合はきりがないわけで、
こんなタラレバをいったみたところでしょうがないけれど、
それぐらいあの試合は鹿島の歯車がピッタリあっていたし、
ながれも鹿島にかたむいていた。
後半終了間際の鹿島は、レアルと対等にわたりあっていた。
あとは点をきめきる決定力の差か。

鹿島のいいところばかりめだち、
年間で1位の浦和があっというまにかすんでしまった。
クラブワールドカップに出場したのは鹿島だけど、
年間かち点では浦和が1位だったことを
記憶にとどめておきたい。
でないと、いいところをぜんぶもっていかれた
浦和の選手・サポーターがあまりにも気のどくだ。

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2016年12月04日

ややこしい大会規定をいかして 優勝をきめた 鹿島のしたたかさ

ことしのJリーグは、鹿島がチャンピオンシップで結果をのこし、
みごとに優勝をいとめた。
決勝の第1戦目に0-1でやぶれ、アウェーでの第2戦目は、
2点以上いれてかたなければ 鹿島の優勝はないという
ややこしい条件のもとにJリーグさいごの試合がおこなわれた。

チャンピオンシップに導入されたレギュレーションには、
アウェーゴールと年間かち点のおおいチームが
有利になるようさだめられている。
結果として このルールを最大限にいかしたのが鹿島だ。
第2戦目に先取点をいれても 優勝に直接は意味がないなんて、
浦和としてはせっかくいれた得点なのに、
肩すかしをくったかんじだ。
反対に鹿島は、点をいれられても しょげこまずにすんだ。

鹿島としては、1-1のひきわけではだめで、
1-2、あるいは2-3と、
2点以上をいれて浦和にかつのが 優勝への条件だった。
浦和はアウェーでおこなわれた1戦目に
1点をあげてかったことから、
2戦目はひきわけでもよかったし、
たとえ0-1でまけたとしても
年間かち点が1位だった浦和の優勝となる。
こうしたルール上の有利さは、
あんがい試合はこびによけいな計算をもちこんでしまいがちだ。
ちからがはいりすぎたり、まもりに意識がまわったりする。
かんがえることがおおければ、鹿島の伝統がいきてくる。

前半7分に、浦和の興梠が先取点をあげる。
1点をいれた浦和が、これでだんぜん有利になったかというと、
それがホーム・アンド・アウェー・ルールのおもしろいところで、
浦和の先取点は、試合のうえでいうと、
直接かちにつながる点ではない。
鹿島としては、2点いれてかたなければならないことにかわりはなく、
そして、じっさいに2点をいれてかちこした鹿島の
試合はこびのうまさがひかった。

試合後のインタビューで、鹿島の小笠原選手が、
「(チャンピオンシップの規定を)
 おかしいというひともいるとおもうけど、
 勝ちは勝ちなわけで」
みたいな発言をしていた。
0-1でまけても優勝、とか
先取点をいれても 直接には意味がない、みたいに
試合の結果にいろんな意味がくっついているので、
すっきりと応援しにくいレギュレーションだ。

優勝をにがした浦和としては、選手もサポーターも、
くやしさをどこにぶつけたらいいのか
気もちの整理がつかないのではないか。
ここ数年、もうすこしで優勝というボジションにつけながら、
さいごのところで手がとどかずに
くやしいおもいをかさねてきた。
かたちはちがえども、結果としては、
ことしもまたさいごのさいごでやられてしまった。
心情的に浦和を応援しながらみていたわたしは、
どうしてもすっきり鹿島の優勝をたたえられない。

2017年のシーズンから、
Jリーグはまた1シーズン制にもどる。
チャンピオンシップはことしでうちきられるわけで、
浦和はさいごまで大会規定に運をよびこめなかった。

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2016年11月15日

Wカップアジア最終予選、対サウジアラビア戦。よわい代表だからこそチームがまとまった

Wカップアジア最終予選、対サウジアラビア戦。
ことしさいごの代表戦であり、
最終予選のおりかえし点でもあるこの試合に、
日本はなんとか2-1で勝利をおさめる。
もしまければ、Wカップへの道が
かなりあぶなくなったろうし、
選手(と監督)たちは かなり自信をうしなっただろう。
とにかく かててよかった。

ハリルホジッチ監督が就任したてのころは、
球際のつよさとたてにはやい攻撃をキーワードに、
さっそうと日本代表にあたらしい風をふきこんだ。
それが、いつのころかボタンがかけちがえられたみたいに、
すっきりかてない試合がおおくなる。
あっという間に 監督の魔法がとけてしまったかんじだ。
格下のチームが相手でも、
シュートを何十回もけりながら点がはいらない。
いまさらながら かなり重症な決定力不足があきらかになる。
代表チームは、こんなによわかったのかとがっかりしたけれど、
ファン心理とはへんなもので、
かえって応援に熱がはいるようになった。
こんなよわい代表は、わたしがささえないと どうにもならない。
今夜もそわそわと7時半をまつ。

先月おこなわれたイラク戦の日は、
たまたま仲間3人で鍋をかこもうとしていた。
ときにはほかのひとといっしょに
代表戦を応援するのもわるくないだろう。
でも しりあいの家につくと、そこのテレビはBSがうつらなかった。
できれば民放はさけたかったけど(やたらうるさい解説なので)、
音をけしてみればいいかとおもったら、
朝日系はうつらないから けっきょくイラク戦はみられないという。
代表戦の日にのみ会を企画しておきながら、試合をみられないなんて、
なんてひどい「招待」かとわたしは逆上し、
のみ会をまさしくドタキャンして家にひきかえた。
よわい代表は、ときには友情にもヒビをいれてしまう。

今夜のサウジアラビア戦は、
どうしてもまけられない試合であり、ハリルホジッチ監督は
これまで常連だった香川・本田・岡崎をベンチスタートさせている。
かわりにはいったのが清武・原口・大迫・久保で、
とくに久保は、4日前のオマーン戦がデビューであり、
世代交代をかんじさせる試合だ。

いまの日本の選手と監督は、アジアにおいてさえ、
自分たちがつよいチームなんて まちがってもおもってないので、
真剣に相手にぶつかっていき、どろくさくボールをまえにはこぶ。
すこしまえの代表が、きれいにパスをまわし
完全にディフェンスをくずしてゴールをねらっていたのと
ずいぶんちがう。
前半の終了間際にPKを獲得し、清武がおちついてきめる。
まず1点。
清武はベンチにかけより、
ひかえ選手たちとだきあってよろこんでいる。
ハリルホジッチ監督もうれしそうだ。
だれもが今夜の試合をおもくうけとめているので、
とにかく1点とれたことを率直によろこんでいる。
アジアではトップクラス、なんてうぬぼれていない代表チームは、
それだけ謙虚さも身についたようで、
その貧乏くささがわたしには好感がもてる。
2点目は、古株の本田→長友→香川がつないで、
うりだしちゅうの原口がきめた。
チームがひとつにならないと、
いまの代表にはかちぬくだけの実力がない。
余裕がないところが、かえってチームづくりに
いい影響をあたえているようにみえる。
よわさを自覚したからこそ たてなおしがうまくいった。

posted by カルピス at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする