2017年09月07日

みていないサウジアラビア戦を「分析」する

9月4日は、ブログをかきはじめて6年目となる記念日だった。
10年連続をめざし、いまようやくその2/3までこぎつけた。
あんがいへっちゃらかも、とおもう日があるかとおもうと、
適当なネタをおもいつかず、むりやりのりきることもある。
きょうもまた、そんないちにちかもしれない。
なにしろ、みてもいないのに、サッカーの試合についてかくのだから。

サッカー日本代表は、Wカップアジア最終予選の最終戦で、
サウジアラビアと対戦した。結果は0-1の完敗。
8月31日におこなわれた対オーストラリア戦にかち、
6どめのWカップ出場をきめていたからよかったようなものの、
もしあの試合をおとしていたらとおもうと ぞっとする。
どうしてもかたなければならないサウジアラビアと
アウエーでたたかうなんて、
ナイーブな日本代表には たえられそうにない。

時差の関係で、試合は日本時間の午前2時30分
(9月6日)からはじまった。
もうWカップの出場がきまっているので、
深夜におきて(あるいは ねないで)
つきあうほど大切な試合ではない。
録画して、夕方にゆっくりみようとたのしみにしていた。
結果のわかった試合を録画でみる是非はともかくとして、
消化試合ともいえる試合なので、安心してみられるはずだ。
でも、録画に失敗し、試合結果だけをしることとなる。
そのうち試合のようすが耳にはいってきて、
あまりかんばしくない内容だったのをしる。

オーストラリアとの試合が、
攻守とも すばらしくはまっていたので、
わたしは手ばなしでよろこび、
日本代表のさらなる可能性によいしれた。
でも、かたなければ2位以内にはいれない
サウジアラビアが相手では、状況はかなりきびしくなる。
ましてやアウエーなのだから、
気象条件やスタンドからのブーイングなど、
おおくの点が日本にとって不利な環境だ。
日本チームは、先取点をゆるしたあとも、
自慢の堅守速攻がちぐはぐなまま、
ずるずると試合終了をむかえたようだ。
オーストラリア戦といれかえた選手たちが、
めだったはたらきをしなかったようで、
収穫にとぼしい最終戦となった。
なんどでもくりかえしていうけど、
ほんとうに、オーストラリア戦で
Wカップ出場をきめていてたすかった。

試合をみていないのに、
その試合についてブログにかくのは「あり」だろうか。
村上春樹さんの小説にでてくる「撲」なら、
試合をみずにブログをかくのが、はたしてただしい行為だったのか
わたしにはわからない、とかいって、なやんでみせる場面だろうけど、
こんなのに「ただしい」も「ただしくない」もない。
サッカーの感想から、ただの日記へと、
わたしのなかでのジャンルがうつっただけだ。

とはいえ、だいぶまえの読書で、
村上龍さんが、よんでいない本の解説をかいたとしり、
おどろいたことがある。
それにくらべれば、まだ罪はかるいのではないか。

posted by カルピス at 22:06 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月31日

祝 日本代表 2018Wカップ ロシア大会へ

Wカップアジア最終予選、
対オーストラリア戦に日本が2-0と勝利し、
2018ロシア大会への出場をきめた。
ロングボールでいっきょにゴールまえにせまり、
フィジカルのつよさでゴリゴリおしてきたオーストラリアは
すでに過去の姿となった。
いまは、キーパーからパスをつないでせめあがるサッカーをめざし、
世界で通用するチームへと、戦術をきりかえちゅうだ。

解説の木村さんが、なんどもくちにしていたのは、
「パスをつないでくれて、ほんとうにたすかった」
というセリフで、
事実、オーストラリアは後半にケーヒルをいれても
戦術そのものはかえないで、あいかわらずパスをつないできた。
オーストラリアにとって、
チームをつくりなおしている期間なのだから、
めさきの勝利にこだわらず、パスをつなぎつづけるのは、
適切な方針かもしれないけど、
日本にとって、そのほうがやりやすかったのはたしかだ。

とはいえ、前半41分に浅野が先制点をいれるまで、
せめながらも、シュートをはなちながらも、
日本は得点をうばえずに、いやな展開になりかけていた。
実況アナウンサー氏は、
「点がはいらなかったら、どうしようかという前半でした」
とあとからふりかえっている。
これまでの日本がそうだった。
シュートをたくさんはなちながら 決定力をかき、
自分で試合をむつかしくしている。
きょうは、後半に2点目を井手口がきめ、
戦術をかえてこないオーストラリアにもたすけられた形で、
あぶなげなく試合をおえている。

香川・本田・岡崎という、これまでの中心選手にかわり、
浅野・井手口・大迫・乾が先発でピッチにたつ。
選手たちは90分をつうじてよくはしり、
相手にプレッシャーをかけつづけた。
つぶされても、なんどでもボールにからんでいく姿勢が、
試合終了のホイッスルがなるまでかわらない。
はしりつづける選手たちがたのもしかった。

試合終了後のインタビューで、
ハリルホジッチ監督は、インタビューというよりも、
ひとりでかってに演説していた。
「ありがとう。メルシーボクー。ファンタスティック!」
4年前もこんなかんじでスタジアムがよろこびにつつまれた。
Wカップの出場をきめたときの監督・選手たちの感激は、
みているものの胸をうつ。
4年前も 相手はオーストラリアで、会場もおなじ埼玉スタジアム。
後半ロスタイムにえたPKを 本田がゴールのまんなかにきめて、
劇的なかたちで同点においつき、ブラジル大会への出場をきめた。
あのときと、きょうの試合の両方に先発したのは
川島・長友・長谷部、そして吉田の4名だ。
いまの日本代表は、若手とベテランが、
いいかんじで融合したチームといえるかもしれない。
オーストラリアに2-0での完勝は、
ハリルホジッチ監督になってからのベストマッチだった。

posted by カルピス at 23:07 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月28日

コンフィデ杯でしるサッカー強豪国のレベル

すこしまえにロシアでひらかれていた
コンフィデレーションズカップをみていたら、
Jリーグの試合とまるで迫力がちがい おもしろかった。
シュートの精度やゴールキーパーの技術におどろく。
ひるがえって、コンフィデ杯のあとにJリーグをみると、
なにもかもがものたりない。
くらべるほうがムチャなはなしであり、
JリーグはJリーグで、いいところがあるのだから、
いまさらサッカー先進国にあこがれてもしょうがない。
とはわかっていながらも、世界との差は、
まだこんなにあるのかと、再確認させられた大会だった。

先日は、ドルトムントとセビージャを招待しての親善試合が
Jリーグのあいまにおこなわれた。
サッカーライターの西部謙司さんが
「ヨーロッパトップクラブと試合をする意味」という題で、
もっと強豪チームとの試合を、と問題提起している。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/yomimono/column/nishibe/kiji/20170726s00002368279000c.html
Jクラブがヨーロッパ勢との差を詰めるには、ある意味気の遠くなるぐらいの努力が必要だとわかったのではないか。でき上がっているチーム(Jクラブ)が個の能力だけで あしらわれてしまっている以上、まず個のレベルを上げないとどうにもならない。しかし、レベルアップした個はヨーロッパに吸い上げられてしまう。(中略)こうした現状を目の前につきつけられるだけでも、ヨーロッパのトップクラブを招待した価値がある。

J1の下部リーグにJ2があり、そのまたしたにJ3とJFLがある。
日本代表やJ1だけが日本のサッカーではなく、
下部リーグは下部リーグで、おもしろい試合がおこなわれ、
サッカーファンの人生をゆたかにしてくれている。
どこにサッカーのおもしろみをみいだすかは、
サポーターひとりひとりによってちがってくる。
とはいえ、Jリーグのレベルが、世界とくらべたときに
歴然とした差があるのも事実であり、
それを解消していくためには、世界のトップレベルのチームと、
もっと試合をくんで、現状を認識するしかない。

コンフィデ杯での試合は、グループリーグでも、
3位決定戦でもおもしろくみれた。
試合によっては選手をがらっといれかえたり、
若手主体でのぞんだりしているけど、
それによって試合の質がおちるのではなく、
機会をあたえられた選手がいいプレーをみせている。
コンフィデ杯に参加した国は、これからのチームづくりにむけて
貴重な経験になっただろう。
アジアからは2015年のアジア杯で優勝した
オーストラリアが参加していた。
アジア杯の準々決勝で、日本がアラブ首長国連邦にまけたとき、
にがしたのはアジア杯の優勝だけではなく、
2017年のコンフィデ杯の参加権だったことに、
あとになって気づく。

posted by カルピス at 10:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月23日

2007年のアジア杯をおもいおこす ハノイ的なあつさ

つよい日ざしがさしてるわけではなく、
気温も33℃くらいだったけど、
きょうはとてもむしあつく、くるしい日となった。
いったことはないけど、ハノイの気候が
こんなふうだときいたことがある。
かんがえようによっては、ただでハノイのお天気を
体験しているわけだから、
格安で海外旅行にでかけたといえないこともない。
ハノイにいったつもりで、
ベトナム料理をたべにいく手がある。
飛行機代と宿泊費をはらわないのだから、
ちょっとぐらいたかいお店にはいっても大丈夫だ。
わたしのすむ町にはベトナム料理店がないので、
かわりにスリランカ料理としたい。
なにかのイベントをしないとおさまらないぐらい、
きょうの天気は常軌をいっしていた。

2007年のサッカー・アジア杯は、
ベトナム・マレーシア・インドネシア・タイと、
4カ国共同開催のかたちでひらかれた。
グループBにふりわけられた日本は、
予選3試合をハノイのミーディン国立競技場でたたかっている。
このときのハノイがたいへんなあつさで、
気温40℃、湿度90%とつたえられていた。
当時はオシム監督が日本代表をひきいており、
あつさのなか指揮をとるオシムさんの体調を心配したものだ。
決勝トーナメントにかちあがってからも、
準々決勝の対オーストラリア戦、
準決勝のサウジアラビア戦はひきつづきハノイでおこなわれた。
サウジアラビアに2−3でやぶれ、結果的に4位でおわったのは、
酷暑のハノイにながくとどまり、体力をうばわれたのが
日本にとって不利にはたらいたといわれている。
4カ国共同開催となり、開催地によって
条件がおおきくことなった2007年のアジアカップは、
あつさが影の主役であり、なかでもハノイの酷暑はきわだっていた。

この大会で優勝したのは、政情不安がつづき、
練習もままならないなか出場したイラクだ。
国のため、国民のために感動的なプレーをくりひろげたイラクは、
優勝にあたいするすばらしいチームだった。
日本代表だって、けしてなさけない試合をしたわけではなく、
これから2010年W杯南アフリカ大会をめざして
どんなチームにそだっていくのかたのしみとなった。
しかし、2007年の年末に、オシム監督が脳梗塞でたおれる。
もしもあのままオシムさんが・・・と、
サッカーファンはありえたかもしれない最強の日本サッカーを
いつまでも胸にいだきつづけことになる。
オシムさんがわたしたちにしめそうとした夢は、
いまなお未完のまま、だれかがなしとげてくれるのをまっている。

あれから10年がたち、日本代表の顔ぶれはすっかりかわった
(川島選手が第3のゴールキーパーとして、
ただひとり名をつられていた)。
かわらないのはハノイのあつさくらいではないかと、
いったこともないのに、日本代表の試合ぶりをおもいだす。
きょうのあつさは、ハノイ的ともいえる、つらくきびしいものだった。

posted by カルピス at 18:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月09日

西部謙司氏のいう「気持ちの問題」がおもしろい

サッカージャーナリストの西部謙司氏が、
「気持ちの問題」と題して、
サッカーでも点がおおくはいる試合は実現できるとかいている。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/yomimono/column/nishibe/kiji/20170707s00002368176000c.html
オフサイドや、足でボールをあつかうルールにより、
サッカーはあまり点がはいらないスポーツだ。
だからおもしろくない、というひとがいる。
おもしろいスコアは3-2といわれているし、
あまりたくさん点がはいりすぎるのは
なんだかサッカーらしくない。
ただ、国によって得点への価値観はちがっており、
守備を重視するイタリア人にとって、
1-0での勝利が最高のスコアといわれたりする。

西部氏は、先日おこなわれた
J2第20節のFC岐阜対ジェフユナイテッド千葉が、
4−6というスコアだったのを紹介しながら、
現代サッカーと得点の傾向を整理し、
なぜロースコアの試合になりやすいかを分析している。
その結論が「気持ちの問題」というのがおもしろい。
 要は気持ちの問題なのだ。シュートやパスワークなど技術的な問題はあるだろうし、戦術的な課題もあるだろうが、現実に1試合で5点、10点が入る試合もあるわけで、その気になればサッカーは1試合平均2点台のゲームではなくなるに違いない。

結局、たいていのことは「気持ちの問題」なわけで、
でも、それをいっては身もフタもないから
いろいろとかざりをつけて 文章に説得力をもたせるのが一般的だ。
西部氏の記事は、そこをぬけぬけと
ストレートについてくるのが魅力となっており、
人徳からか、なんとなく納得してしまう。

まえにも西部氏の記事に、
「ひいて守る相手をくずすには先取点」
とかいてあり、おどろいたことがある。
ひいてまもりをかためられると、
点をいれられないからこまっているのに、
その解決策が、「さきに点をいれること」なのだから
発想がものずごく柔軟だ。
先取点をいれられたら、相手はせめざるをえないから、
とにかく点をいれたらいい。すごくわかりやすい。
サッカーにくわしくないわたしは、
たくみな守備に感心するだけの知識がないので、
点がたくさんはいる試合のほうが みていてたのしめる。
「気持ちの問題」で、そんな試合がすぐに実現できるのなら、
「ひいてまもってカウンター」ではなく、
もうすこしまえにでて、せめこんでほしい。

先日おこなわれていたコンフェデのメキシコ対ロシアをみる。
ルーズボールをキーパーとあらそっていたメキシコの選手が、
一歩さきにおいつき、ヘディングでボールをうかせる。
ボールはそのままゴールへ。
キーパーは、その選手と交錯したときに、
ボールではなく むなもとへむけて キックをはなっている。
あきらかに 腹いせだ。
スロービデオでそのときの映像がながれると、
おどろいたことに、メキシコの選手はほほえんでいた。
ヘディングしたボールが ゴールにすいこまれるのを確信すると、
キーパーにけられる恐怖よりも、得点へのよろこびにより、
けられながらも空中でわらっていた。
点をいれるためだったら、どんな犠牲でもはらうという
一流選手のガッツをみたおもいだ。
その試合のスコアは2-1でメキシコだった。
けられてもほほえむぐらいの「気持ち」があれば、
4,5点はいるのでは、とかきたかったけど、
じっさいには両チームの合計で3点だ。
「気持ちの問題」は、なかなか気もちだけでは
うまくいかないかもしれない。

posted by カルピス at 20:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする