2018年05月18日

ガーナ戦にむけた27人が発表される

後任者は、往々にして前任者の路線を否定しがちだ。
なにがどうかわったかをはっきりさせるためには、
それまでのやり方はだめだった、としたほうが説得力をもつ。
あらたなポジションについたときの所信表明など、
くちさきでは、前任者の功績をたたえながら、
方針を継続していくような発言をするけど、
おおくの場合、めざしてるのは、前任者の否定だ。

トランプ氏は、オバマ前大統領の遺産を
とにかくなかったものにしようとしているし、
サッカー日本代表監督についた西野氏は、
前任者のハリルホジッチ氏の方針をひきつぐといいながら、
じっさいにはハリル氏がためしていた選手を否定したいだろう。
ガーナ戦をまえに発表された27人は、
予想どおり、ハリルホジッチ氏ならえらばなかったとおもわれる
本田・香川ありきの人選だった。
この2人をいれるのが協会の最終目標であり、
それさえできれば、あとの人選はハリル氏とかさなっても
協会のメンツはたもてる、という舞台裏がみえる。

今回の発表でいちばん目だった「犠牲者」は中島だ。
最後の遠征となったマリとウクライナとの試合でいい活躍をみせ、
あのままハリルホジッチ氏が監督をつづけていたら、
たかい確率で最終メンバーにえらばれていただろう。
いまはまだカムフラージュしているけど、
最終的なメンバーをきめるときには、
より反ハリルホジッチ色をつよめるはずだ。
ハリル氏を否定しなければ、なぜ解任したのかわからなくなるので。
そうした意味あいから、ハリルホジッチ氏の信頼をかちえていた
井手口・原口・浅野が はずされるのでは、と心配している。
コミュニケーションがすこしたりない、
というのが監督解任の原因になるぐらいだから、
えらばなかった理由はいくらでもつくれる。

実戦からはなれている香川をえらんだ理由として、
彼も間違いなく代えの利かないプレースタイルを持った選手ですから、彼がトップフォームに戻っていることを期待するところです。

岡崎については、
いま懸命にトップフォームに戻そうとしていますけれど、間違いなく、この1カ月の猶予があれば、彼は良い状態に持っていけるという予想がある。そうした想像力を働かせた上で、彼を選出しました。

経験と実績があれば、「想像力を働かせ」て選出されたり、
「トップフォームに戻っていることを期待」してもらえる。
西野色をだすのが目的なので、説明にならないような理由でも
じゅうぶん通用するようだ。

posted by カルピス at 22:01 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月16日

サッカー日本代表えらびの迷走

サッカーWカップにむけた選手選考の迷走がつたえられている。
 サッカー日本代表の西野朗(63)は14日、W杯ロシア大会(6月14日開幕)の予備登録メンバー35人を決めた。この日は国際サッカー連盟 (FIFA)への予備登録リスト提出の締め切り。この中から最終メンバー23人を選出するが、予備登録メンバーは日本サッカー協会の方針で公表されなかっ た。当落線上とみられる本田(パチューカ)、香川(ドルトムント)、岡崎(レスター)は選出されたもようだが、最終メンバーはいまだにアウトラインすら決 まっていないのが現状で、迷走中といわざるを得ない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000017-ykf-spo

どんなサッカーをやるのか
はっきりした形をきめてないので、
選手をすんなりえらべるわけがない。
監督がもとめる戦術を試合でためしてみて、
それにマッチする選手をえらぶのが筋なのに、
西野氏が代表監督になってから、
いちども試合はおこなわれていない。
選手をえらべると、かんがえるほうが無理なのだ。
西野氏は、ヨーロッパのチームに所属する選手をみにいったり、
Jリーグの試合を観戦したりしてるけど、
自分の戦術をつたえているわけではないので、
いまの段階で、どの選手の調子がいいか、しかわからない。
3年間つみあげてきた成果を、2ヶ月まえに手ばなしたツケだ。

ハリルホジッチ前監督によばれていた選手が基本、
と協会はいっているけど、そんなわけがない。
きめるのは西野監督なのだから、
むかしえらばれていたからといって、
その選手たちだけで35人の予備登録メンバー、
そして最終的な23人が 構成されはしないだろう。
いまは、どの選手にインタビューしても、
代表によばれたらがんばります、といった内容の発言をする。
監督の交代によって、すべてがチャラになり、
もういちどスタートラインにたったようなものなので、
自分にもチャンスがあるとおもうのは当然だろう。
わたしもまた、もしかしたらえらばれるかもしれないので・・・、
といのがサッカーずきの鉄板ギャグだ。
可能性はゼロではないにしても、
あす太陽がもえるのをやめるくらい、きわめてひくい。
でも、おおくの「代表候補」は、わたしとにたようなものではないか。
からだがよくうごく選手、
かつてつねにハリル氏によばれていた選手、
まえはハリル氏によばれていたけど、
最近はそうでもない選手、
よばれたことはないけど、いま調子がいい選手、
ケガをしたけど、いまはなんともないよ、という選手、
歳はとったけど、からだはよくうごく、という選手、
すごく足がはやい選手、
若手だけど、フリーキックがじょうずな選手、
つまり、いきのいい選手と、
かつていきのよかった選手が、
全員えらばれる可能性にうかれ、うきあしだっている。
そんなみっともない集団にしたのは、
その気にさせたサッカー協会であり、
どんな選手を5月31日に発表しようが、
すんなり納得できる選手選考にならないことだけはたしかだ。

posted by カルピス at 21:48 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月14日

コンサドーレ札幌は、うまくいってないから、うまくいっている、という西部謙司さんの分析にひかれる

J2からあがってきたコンサドーレ札幌が、
現在J1リーグで3位といい調子でとばしている。
監督は、きょねんまで浦和レッズで指揮をとっていた
ペトロビッチ氏(愛称ミシャ)だ。
ペトロビッチ氏がもちこんだ独特のサッカーは、
札幌がこれでJリーグ3チーム目となった。
かなり特殊な戦術なので、チームになじむまで、
しばらく時間がかかるとおもっていたのに、
これまでのところリーグ戦で7勝2負、5つのひきわけと、
予想外の健闘をみせている。

わたしのすきなサッカーライターの西部謙司さんが、
A1との対決企画で、第14節の試合結果を予想している。
https://www.footballista.jp/preview/45365
コンサドーレ札幌について、西部さんは、
やろうとしているシステムを、やりきれていないために、
かえって弱点が表面化していない、と分析している。
 札幌については「正直、もっと時間がかかると思っていた」という西部さん。続けて「ミシャ式のスタイルは、Jリーグでは対策が確立されています。 ただ、今の札幌はミシャ式の可変システムやり切れておらず、そこまで攻めれていない。それによって、逆に弱点が表面化していないように思います」とのこと。

うまくいってないから、うまくいく場合があるのだ。

ある戦術をとりいれようとして、
でも実践ではなかなかうまくいかないことがある。
それがかえっていい結果にむすびつく場合があるのだから、
サッカーは、そして人生はおもしろい。

だからなにもしなくていい、というわけではないけど、
とかくひくいほうにながされやすいわたしは、
札幌の好調をよい教訓にしたいとおもう。
おもったとおりにいかなくても、結果はどうなるかわからない。
あんがい、まわりまわって、そのほうがいい結果をもたらすかも。
札幌の教訓を拡大解釈すると、
だるまさんのように、うごかないほうがいい、となる。

歳をとると、からだのあちこちにガタがきて、
わかいころとおなじようには生きられない。
自分だけでなく、家族やまわりの人間も歳をとり、
状況は日々かわっていく。
親が歳をとると、介護が必要になってくるし、
職場の同僚たちも、介護にかかわるひとや、
子どもが生まれてうごきがとりにくくなるひとがでてくる。
その結果、おもってもなかった仕事が
わたしにふりわけられたりする。
自分がバタバタとなにかをはじめなくても、
ただ生きているだけで、だまっていても、
まわりがかってに変化をもたらしてくる。
状況にながされるのはいやだ、というひともいるだろうけど、
自分でなにかをめざしたところで、結果はおなじかもしれない。

コンサドーレ札幌は、これからどんな成績をおさめるだろうか。
ペトロビッチ氏の戦術が浸透するとともに、
相手にうまく対応されるようになれば、
西部さんの予想どおりとなる。
監督のめざすサッカーができてないから いまはうまくいっている、
なんてペトロビッチ氏がしったらどうおもうだろう。

posted by カルピス at 21:24 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月06日

横浜マリノスのハイラインは、必然的に全力でポゼッションをたもつ

J1リーグ第13節、横浜マリノスと名古屋グランパスをみる。
ただの偶然だろうけど、
2周つづけてマリノスの試合をNHK-BSが放映した。
解説は小島伸幸さん。
観的で冷静なかたりかけがここちよい。

マリノスが前半に先制。
人数をかけたぶあついせめがうまくいった形だ。
マリノスは、ラインをあげているので、相手にボールをとられると、
必死でプレッシャーをかける。
ほかのチームだって、とられたら すぐにとりかえそうとするけど、
マリノスは気迫がちがう。
マリノスは、ゴールキーパーが極端にまえにでる戦術なので、
ボールをうばわれたままだと、キーパーのうらにある
ひろいスペースをすぐにねらわれてしまうからだ。
ゆるいループシュートを、これまでなんどもきめられている。
そうしないためには、ずっと自分たちがボールをもつしかないのだ。
そういう意味からも、キーパーがまえにでるのは
一理ある戦術だとおもう。
ハイラインをたもつには、ハイプレスしかない。
全力でせめ、全力でポゼッションしようとするのでおもしろい。

ただし、いいことばかりではない。
ポゼッションをつづけるのは、かなりのエネルギーが必要で、
後半になると足がでなくなってくるからだ。
相手チームも、そうした事情をよくわかっているのだろう、
この試合でも、後半20分から、
グランパスが怒とうの攻撃をしかけてくる。
グランパスは現時点で最下位にしずんでおり、
降格圏をだっするためにも、この試合はおとせない。

マリノスの選手はつかれのためか、プレスがかからなくなった。
ポゼッションどころか、全員でまもり、
あぶない場面になると、できるだけとおくへ
ボールをけりだすしかない。
はしりまわったツケがまわってきたかんじ。
グランパスは、後半30分に
ジョーがヘディングでこじあけて同点。
マリノスの課題は、後半をどうしのぐかにあるのが、
よくわかる試合だった。

そうなってしまったのも、マリノスは、
2点めをきめきれなかったのがいたかった。
前半に先制したあと、2点めをいれるチャンスがなんどもあったのに、
おしいところできめきれない。
いかにいいプレーでも、どれだけおしいシュートでも、
きめなければならないときにのがすと、あとがくるしくなる。
グランパスのジョー選手のヘディングは、
その日はじめてのシュートだった。

けっきょく試合は1−1のままひきわけにおわる。
下位に低迷する両チームにとって、
どちらもかち点3がほしかった試合だ。
リーグ戦も3分の1をおえ、
なかなかいきおいにのれない両チームとも、くるしい状況がつづく。

posted by カルピス at 09:19 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

横浜マリノスの戦術がおもしろくなさそうな解説の木村和司さん

J1第11節、横浜マリノス対鹿島アントラーズ戦をみる。
今シーズンのマリノスは、
ラインをたかくあげる戦術が注目されている。
攻撃のときは、キーパーがセンターサークルちかくまででてくる。
両センターバックがひろくひらき、
キーパーと3バックみたいなかたちだ。
サイドバックはたかくあがって攻撃にあつみをくわえる。
うまくいくと、ぶあつい攻撃となるけど、
うまくいかないときは、キーパーのうしろにある
ひろいスペースをねらわれる。
かなりリスクのある戦術であり、みているほうはおもしろい。

解説の木村和司さんは、この戦術が気にいらないようで、
実況のアナウンサーが感想をたずねると、
あのラインだったらいつでも点がとれる、と
いまいましそうに なんどもおなじ意見をくりかえす。
木村さんはいぜんマリノスの監督だったこともあり、
こんなサッカーをされるのは我慢ならないみたいだ。
そのマリノスが、昨夜は調子よく得点をきめ、
前半だけで2−0のリードをたもった。
おもしろくない木村さんは、
アナウンサーの発言にたいし、
「アナウンサーたるものが◯◯なんて いっちゃいけない」
みたいなことをいうので、耳をうたがった。
木村さんの声がちいさいので、よくききとれなかったけど、
あきらかにアナウンサーをたしなめる内容だった。
実況を担当していたアナウンサーは、
もちろんなにごともなかったようにスルーしたけど、
きいているわたしはおどろいてしまった。
解説者がアナウンサーにたいし、あきらかなうえから目線で
たしなめるなんて ふつうありえない。

ネットをみると、木村さんは2015年に脳梗塞でたおれ、
たいへんなリハビリを体験されている。
しかし、それはそれ、これはこれ、だ。
わたしはこれまで木村さんの解説をたのしくきいていたけど、
この発言はいただけない。
また、マリノスのたかいラインについても、
あたまから否定してかかるのでは解説として役をはたしていない。
なぜよくないのかを、わかりやすく説明せずにおいて、
ただひろいスペースがあるから、ではわたしでも「解説」できる。

試合はけっきょく3−0でマリノスが勝利をおさめた。
ようやく監督の戦術がかみあってきたのかもしれない。
これからマリノスは波にのれるだろうか。
リスクをおかしたマリノスの攻撃を たのしみにしたい。

posted by カルピス at 20:32 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする