2015年05月31日

映画館ではA6サイズのメモ帳がおすすめです

アイデアがうかんだら すぐにメモするように、といわれるけど、
たとえばはしったりおよいだりしているときには これができない。
なにかひとつのテーマをかかえ、それを煮つめながらはしるときはいいけど、
ふいに頭にうかんできたときのアイデアをどうするか。

それが、うまくしたもので、
そういうときのアイデアは あんがい頭のなかにのこるようだ。
はしりながらなにかアイデアがうかんだとき、
ちょっとそれをいじくりまわしていたら 記憶に固定される。
たとえ1時間後でも、メモ帳にむかえばすぐにかきこめる。
はしるのは、認知症の予防にもいいそうだから、
記憶はジョギングとの相性がいいのかもしれない。

と、はしったあと安心してメモにむかったら、
なにをかこうとしたのかわすれていたという
ウソみたいな体験をこのまえした。
「ダメじゃん、おれ」、とおもわず自分でつっこむ。
さいわいすこしかんがえたらおもいだせたけど、
「わすれたらこまる」という緊張感がなければ、
いくらジョギングといえども記憶からこぼれてしまう。
このときは、関連のない3つのことが はしりながら頭にうかんでいた。
2つまではなんとかなっても、3つ目は わたしの脳に負担がおおきすぎるみたいだ。

意外とこまるのが映画館で、
いいセリフやなにか気づいたことをメモしようとしても、
まっくらな場内ではむつかしい。
メモ帳としてつかっているロディア(12番)は、
ちいさすぎて くらいところでは役にたたなかった。
A4のノートだと、こんどはおおきすぎてあつかいにくいし、
ガサゴソへんなうごきをして、まわりの迷惑にもなりやすい。
また、紙面がひろいからといってたくさんかくと、
まえにどこまでかいたかわからなくなって、うわがきしたりする。
京大型のB6でもまだおおきい。
けっきょくわたしにはA6サイズがちょうどいいとわかった。
おおきなリングでとめてあるメモ帳がみつかり、便利につかっている。
かきこむごとに どんどんページをめくれれば、1件1項目の原則がまもれる。

もうひとつやっかいなのはお風呂にはいっているときだ。
わたしはたいてい本をもちこんで半身浴をしてるので、
なにかおもいついたときは、
その本の裏や表にある白紙のところをつかうようになった。
いぜんはなんとか線はひけても、
本に関係ないことなんて とてもかけなかったのに、
このごろはそういった抵抗がなくなった。
古本屋さんにうれなくなるけど、
お風呂にいるあいだモンモンとするよりもましだと おもうようにしている。

まえに『サザエさん』をみていたとき、本をまたいだカツオを サザエさんがしかっていた
(そういうサザエさんは、波平さんをまたいでカツオのもとにつめよっていた、というのがオチ)。
いまのわかいひとは、本をまたいだらいけないなんて感覚がわかるだろうか。
きたないかきこみをしながら、ときどき『サザエさん』のはなしをおもいだす。

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2014年05月31日

アナログ時代の成果をこえられないクラウド時代の知的生産

「シゴタノ!」の佐々木正悟さんが
エバーノートによる日記にふれるなかで、
梅棹忠夫さんの「京大式カード」がでてくる。
http://cyblog.jp/modules/weblogs/15169

「梅棹さんがEvernoteのことを知ったら
『なんてぜいたくな!』と思うことでしょう。
しかし『京大式カード』でたいへんな苦労をしつつ
『記憶検索システム』によって作り上げられたほどの成果を、
私がEvernoteから得られているとはとうてい思えません。
個人的にはいやな話なのですが、
苦労を経ないで得たシステムにふれていると、
ありがたみを十分実感する以前の段階までしか、
なかなか行き着けないようなのです」

これは、まさしくわたしが仕事術関係の記事をよむときに
かんじていることだ。
タスク管理など、さまざまな工夫をこらしながら、
いったいそのひとは全体としてどんな成果をあげているのか。
梅棹さんや川喜田さんみたいに、
壮大な仕事をまとめるのが仕事術の役割であり、
どんな仕事をしたのかこそが大切なはずだ。

自分のいたらなさのはなしでもある。
ネットとつねにつながり、クラウドツールをつかえる環境にあるわたしが、
ではその機能をどれだけ知的生産にいかせているか。
便利さにひたるだけで、
アナログ時代とたいしてちがわないことをしているにすぎない。

梅棹さんは、個人の知的生産をたかめる技術を、
川喜田さんはグループの衆知をあつめる方法をおしえてくれた。
それらはだれでもつかえる技術ではあるけれど、
それらをつかってどんな成果をあげるのかは
それぞれの利用者にかかっている。
ある段階までは、それでいける。
そして、天才たちはそのさきへ
技術とはちがうはしごをつかってのぼっていくのだ。
仕事の成果をきめるさいごの一歩は、
けっきょくのところひじょうに感覚的なもので、
アナログやデジタルということは本質と関係がない。

せっかく梅棹さんが大衆レベルまでおりてきて、
わたしたちにしめしてくれた知的生産の技術を、
ネット時代になったからといって画期的にたかめられないのは、
さいごの一線をこえるのが、技術ではなく感覚の問題だからだ。
ただ、これでは凡人は天才になれないという、
身もフタもないはなしになってしまう。
一般大衆による知的生産の技術に梅棹さんは期待したのであり、
だれもがさいごの一線をこえる必要はない。
個人としては画期的な変化がなくても、
全体としての知的生産の蓄積は、
いぜんとはくらべものにならないレベルにたっしているはずだ。
一人ひとの知的生産についても、
どんな成果をあげたいのかについて目的をはっきりさせれば、
クラウド時代の恩恵をいかせるのではないか。

佐々木さんのいわれる
「苦労を経ないで得たシステムにふれていると、
ありがたみを十分実感する以前の段階までしか、
なかなか行き着けない」
は、ほんとうにそのとおりだとおもう。
便利さをもとめるだけでは成果がでない。
なにができるか、ではなく、なにをしたいか、
そして、なにをしたかがとわれる。

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2013年10月28日

エバーノートをプレミアムに

気になる新聞記事をきりとって、
台紙にはるところまではマメにやるのに、
そのさきのスキャンができずにずいぶんためこんでしまった。
スキャンがめんどくさいというのと、
きりぬきをぜんぶエバーノートにおくりこむと、
1ヶ月の上限である60MBにすぐたっしてしまうということから、
中途半端なつかい方になっていた。
最近やっとエバーノートをプレミアム登録にして、
上限を気にせずつかえるようになった。

スキャンのめんどくささは、スキャナーを机の下にしまわないで、
いつもパソコンにつなぐということで解決できた。
1.机にのせて
2.パソコンつなぐ
という、わずかな手間だけど、
それがあるとないとでは、わたしのうごきがまるでちがう。
スキャンにむかう心理的なバリアがなくなり、
あき時間にサッと手がうごくようになった。

上限を気にせずつかえる気らくさが、
プレミアムにしてみるとよくわかった。
あつかえるデーター量が17倍にもなり、
OCR機能により、テキストデータも検索してくれる。
年4000円なのだから、もっとはやくプレミアムにすればよかった。

もっとも、わたしは新聞のきりぬきや、
ほかにもPDF書類をおおくあつかうから
1月に60MBではすぐにたりなくなったけど、
webクリックやテキストでメモをとるぐらいだったら、
無料アカウントでもじゅうぶんなひとがおおいだろう。
朝日新聞は、web版もだしているので、
新聞をきりとるなんてことをせずに
デジタルデータをとりこめばいいようなものだけど、
とちゅうでサービスがかわり、
エバーノートであつかえなくなるとこまるので、
あいかわらず記事をきりとって、スキャンしている。
朝日新聞にweb版をエバーノートにとりこむことについてたずねたら、
「ずっと保障されるものではありません」と
いじわるないい方をされたので、信用しないことにしたのだ。

エバーノートをつかいはじめてから2年半ほどになり、
1700のノートがたまった。
わたしはいまだにタグをうまくいかせることができず、
分類もいいかげんなので、ノートブックをわけている意味があまりなく、
ただためこんだだけ、という状況だ。
それでもすべての情報がここにはいっている、
という安心感はありがたく、
あるフォルダーをひらいてみると、
おもいがけないファイルや、
みおぼえのないファイルがはいっていたりして、
自分がためこんだノートとは、とてもおもえない。

これまでのノートをみてみると、
資料としてとっておいたものよりも、
自分でメモしたデーターのほうをよくつかうことがわかる。
おなじノートとはいえ、資料とアイデアでは
つかい方がちがっていて当然なわけで、
資料をくみあわせながらアイデアをだす、という
つかい方をもっとふかめていきたい。
デジタルになりながら、わたしの頭にあるのは
いぜんとして京大カード的なつかい方だ。

posted by カルピス at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月07日

「まちがって」いそうだけど、キンドルの読書術について、紙の本をもとめる

よみはじめた『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』
になじめなかったので、
まえからよもうとおもっていた
角田光代の『空中庭園』にとりかかることにする。
創作上のターニングポイントとなった作品と、
著者がかたっていたので気になっていた本だ。

で、『空中庭園』をとりだそうとすると、
なんまいかの付箋がすでにはってある。
ん?となって付箋のある箇所をよんでみると、
ぼんやりと記憶がよみがえってきた。
たしかにこれはすでによんでいる本だ。
そのとなりにも、タイトルにみおぼえがないのに、
やはり付箋がはってある本があり、
その『薄闇シルエット』をめくってみると、
おなじようにもうよみおえている本だった。
ねるまえに酒をのみながらよんでいたので、
そのときはたのしんでいても、
あまり記憶にのこらなかったらしい。
本の内容について、ブログにかいてないところをみると、
「よんだ」という手ごたえがあまりなかったのかもしれない。

とはいえ付箋をはるぐらいだから、
よんでいるときはそれなりに感心していたはずで、
それなのに記憶がすっかりぬけているとは、
いったいわたしの読書はなんなのだと
自分のことながらあきれてしまった。
いくらわたしの読書は消費的と
ひらきなおっているとはいえ、
つい2,3ヶ月まえによんだ本さえおぼえていないのは度がすぎる。

といいながら、きょうは4冊の本をアマゾンで注文した。

『常識を疑うことから始めよう』
『スウェーデン式アイデア・ブック』
『Amazon Kindle クリエイティブ読書術』
『ストレスフリーで効率アップ!
EVERNOTEを便利に使う48の技』

いずれも「シゴタノ!」に紹介されていたもので、
わたしが仕事術関係の本にもとめる情報は

・なんとかあたらしいアイデアをえたい、
・できるだけなめらかに情報をあつかいたい、

という2点についてのものがおおくなっている。
意欲だけは評価したいところだ。

それにしても、キンドルで本をよもうという人間が、
キンドルでの読書術について
紙の本をもとめるのはなんだか本末転倒のような気もする。
メールが普及しだしたころは、メールをおくっておいて、
「つきましたか?」と確認の電話をいれる
慎重なアナログ人間が多発したことをおもいだした。
紙の本をめくりつつキンドルの設定にとりかかる姿は
かなり「まちがって」いそうだ。
ほんとうは、そのまえにまともな記憶力を優先すべきみたいだけど、
そっちに目をむけるとかなしいことばかりになりそうなので、
『空中庭園』の件は「なかったこと」にする。

posted by カルピス at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月07日

「かてない場所でたたかわない」よわみをつよみにかえるかんがえ方

「シゴタノ!」で大橋悦夫さんが
「戦う場所を間違えると
戦わずして負けることになる」
という文をよせている。

『小さな会社・儲けのルール』という本に、
ある女性が「偏差値40以下の中学生」をターゲットに
家庭教師をはじめた事例が紹介されているそうだ。
ほとんどの学習塾が「できる子」・
「有名な学校をめざす子」ばかりを相手にしているなかで、
「偏差値40以下の中学生」と対象をしぼりこみ
他社との競合をじょうずにさけている。

きょねんうけたwebサイトの研修でも
おなじかんがえ方で戦略をねっていった。
そうしたときに、ただ頭をひねっているだけで
かんたんにいいアイデアがわいてくるわけではない。
大切なこととして大橋さんがあげているのは
「自分のことが分かっている」ことだ。
自分の特徴をよくしり、
「弱みが強みに変わるための条件を見つけ」ることで
自分のつよみをいかせるすきまを
突破口とすることができる。

この女性は短大卒という学歴だったので、
「基礎から親切に教えてくれそう、
苦労しているから弱い人の気持ちが分かる」
というイメージにうったえることで
よわみだった学歴をつよみにかえている。

自分のつよみはなにか、ということは
だれもがあんがい気づきにくいけれど、
よわみはコンプレックスでもあるので
すぐにあげられる。
でも、それをまさかつよみにかえることができるとはおもわなかった。

「努力は大切ですが、『血のにじむような努力までしなくても
結果が出せる場所』を選ばないと、
血みどろになったうえに惨敗する、
という残念な結果になります」

「大した努力をしなくても勝てる場所で、努力をしなさい」

こういうかんがえ方がわたしはだいすきで、
そういわれると、なんだかそこらじゅうに
ビジネスチャンスがころがっているようにおもえてくる。
たとえば島根県は過疎の村・町がおおいという
よわみは財産でもあるわけだし、
あんまり仕事がすきではないというわたしは、
そんな人間にもできる生き方を発信すれば
それもある種の貴重な情報だ。
そういえば、このまえよんだ
『弱くても勝てます』の開成高校野球部は
まさに「よわみをつよみに」というかんがえ方で勝負していた。
「大した努力をしなくても勝てる場所」でわたしも努力したい。

posted by カルピス at 20:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする