あたらしくできたグループホームの見学にでかける。
事業をはじめて17年たったいま、わたしたちの事業所も、
いよいよグループホームにとりくむことになった。
保護者への説明会をひらいたり、今回のように、
グループホームの見学にでかけたりしている。
グループホームをいくつもたてている
建築会社のセミナーにでてはなしをきくと、
経営的に採算をとるのは、そうむつかしくなさそうだ。
さいわい、銀行からお金をかりられるという。
実績のある建築会社が、こまかな計画書を銀行にしめしたら、
どうぞかりてください、といことになった。
グループホーム事業をはじめるかどうかは、
これまでよりもはるかにおもい責任がでてくるのにたいし、
どれだけ腹をくくれるかにかかってくる。
見学させてもらったグループホームは、
たてられたばかりで、まだ利用者はすんでいない。
10人定員の家が2つならび、男女にわかれてつかうそうだ。
1階にリビングと居室が3部屋、2階に居室が7部屋というつくりで、
トイレはそれぞれの階に2つずつある。
気になったのは、部屋が5畳とせまいうえに、収納スペースがなく、
じっさいにすむとなれば、きゅうくつなつくりにおもえる。
新築だからきれいとはいえ、あまりワクワクしない家だった。
もっとも、利用するのは障害の程度がかるいひとを想定してあり、
シンプルなつくりにして建築にお金をかけないのも、
ひとつのかんがえ方かもしれない。
わたしたちが予定しているグループホームは、
車椅子をつかうひとがおおいので、
もっとゆったりとしたつくりでないと、
つかいがってがわるいだろう。
いっしょに見学をしたのは、わたしのほかに、
理事長と、保護者の方1名、それに、
グループホームのサービス管理責任者となるひとの4名だ。
そのひとは、いまはほかの法人でグループホームの世話人をしており、
もうすぐわたしたちの事業所にきてくれることになっている。
経歴をきいていると、シンガポールで生まれそだち、
マレーシアでストリートチルドレンへの支援をしてこられたという。
そのあとも、さまざまな介護の仕事を体験し、いまにいたっている。
はなしをきいていると、グループホームだけにとどまらず、
たのしい事業をひろげていきましょうと、夢がひろがっていく。
いまは、どんなことができるか、たのしくてしょうがないそうだ。
いっしょにいたら協力したくなるタイプで、
きっとたくさんのひとが 彼のまわりにあつまることだろう。
まるで朝日新聞の土曜日版beの表紙をかざる
フロントランナーのようなひとで、こんなおおきなひとが
わたしのちかくにもいたのかと、うれしくなった。
わたしは、夜のおとまりくらいなら
グループホームのお手つだいができるかな、とおもっており、
こういうひとがグループホームの責任者となってくれるのなら、
わくわくするような体験をさせてもらえるにちがいない。
これからのグループホームの展開がたのしみになってきた。
2020年12月01日
2020年07月09日
クッキー工房「KUKO」の開店から3週間
「KUKO」がオーブンして3週間がすぎた。
これまでクッキーをつくっていた部屋は、
ふえてきた利用者には つかいにくくなったので、
あるいて200メートルのところに
あたらしくひらいたお店が「KUKO」だ。
改修工事がおわり、いつでもお店をあけられたけど、
ちょうど新型コロナウイルによる自粛期間となったため、
営業開始がおくれてしまった。
そのあいだ、お店のまえをとおるひとは、
いったいここはなんのお店なのだろうと
気になっていたようだ。
とくに開店をしらせる看板はだしていないのに、
いちにちに、なんにんかのひとがお店をのぞき、
クッキーやプリンをかっていかれる。
かくれがみたいなお店もかっこいいね、と、
情報誌には開店をおしらせしていないし、
SNSによる積極的な宣伝もしていない。
なによりも、営業時間が10時から16時と、
会社つとめをしているひとにはたずねにくいい時間設定だ
(土日、祝日は休業)。
名実ともにまぼろしのお店として、ひっそり、そっけなく営業したい。

店内には、AMラジオの番組がながれている。
気のきいたオーディオなどではなく、
棚のしたにおいてある、レトロなラジカセなのに、
音響効果をかんがえつくした装置のように、クリアな音だ。
ふるいのか、あたらしいのかわからない空間となり、
いかにも「KUKO」らしい、それらしい雰囲気をだしている。
駐車場もないので、「KUKO」にこようとおもったら、
どこかはなれた場所に車をとめ、
いくらか あるかなければならない。
でも、都会では、駐車場がないお店なんてあたりまえだろう。
しばらくやってみて、駐車場がないことは
「KUKO」のつよみかも、という気がしてきた。
コロナの影響で、いまはクッキーとプリンだけの販売だけど、
もうすこしおちついたら、コーヒーメーカーでいれた
ドリップ式のコーヒーをやすく提供し(寄付ていど)、
お店のなかでクッキーやプリンとともに
くつろいでもらえたら、とおもっている。
みためがおちついていて、かつ そこそこおしゃれなので、
こんなお店ではたらきたいと、就労継続B型事業所として、
これから「KUKO」は人気がでるにちがいない。
いまはいちにち平均6人の方が利用されているけど、
すぐにまた手ぜまになりそうだ。
これまでクッキーをつくっていた部屋は、
ふえてきた利用者には つかいにくくなったので、
あるいて200メートルのところに
あたらしくひらいたお店が「KUKO」だ。
改修工事がおわり、いつでもお店をあけられたけど、
ちょうど新型コロナウイルによる自粛期間となったため、
営業開始がおくれてしまった。
そのあいだ、お店のまえをとおるひとは、
いったいここはなんのお店なのだろうと
気になっていたようだ。
とくに開店をしらせる看板はだしていないのに、
いちにちに、なんにんかのひとがお店をのぞき、
クッキーやプリンをかっていかれる。
かくれがみたいなお店もかっこいいね、と、
情報誌には開店をおしらせしていないし、
SNSによる積極的な宣伝もしていない。
なによりも、営業時間が10時から16時と、
会社つとめをしているひとにはたずねにくいい時間設定だ
(土日、祝日は休業)。
名実ともにまぼろしのお店として、ひっそり、そっけなく営業したい。

店内には、AMラジオの番組がながれている。
気のきいたオーディオなどではなく、
棚のしたにおいてある、レトロなラジカセなのに、
音響効果をかんがえつくした装置のように、クリアな音だ。
ふるいのか、あたらしいのかわからない空間となり、
いかにも「KUKO」らしい、それらしい雰囲気をだしている。
駐車場もないので、「KUKO」にこようとおもったら、
どこかはなれた場所に車をとめ、
いくらか あるかなければならない。
でも、都会では、駐車場がないお店なんてあたりまえだろう。
しばらくやってみて、駐車場がないことは
「KUKO」のつよみかも、という気がしてきた。
コロナの影響で、いまはクッキーとプリンだけの販売だけど、
もうすこしおちついたら、コーヒーメーカーでいれた
ドリップ式のコーヒーをやすく提供し(寄付ていど)、
お店のなかでクッキーやプリンとともに
くつろいでもらえたら、とおもっている。
みためがおちついていて、かつ そこそこおしゃれなので、
こんなお店ではたらきたいと、就労継続B型事業所として、
これから「KUKO」は人気がでるにちがいない。
いまはいちにち平均6人の方が利用されているけど、
すぐにまた手ぜまになりそうだ。
2020年07月04日
ペットといっしょに入所できる特老「さくらの里山科」
きょうの「ラジオマンジャック」(NHK-FM)のテーマは「定番」。
土曜日の夕方4時になると、この番組をききながら、
ブログをかくのがわたしの定番になってきた。
そのまえに、ひるねをするのも土曜日の定番だ。
ひとの生活は、定番でできているといってもいいのではないか。
朝日新聞土曜日版beも、あたりまえだけど
土曜日だけにきょうの定番だ。
コラム「それぞれの最終楽章」は
特老の施設長、若山さんが「ペットとともに」をかいている。
この特老は、ペットといっしょにはいれるというからすごい。
特別養護老人ホーム「さくらの里山科」では、
山口さんが亡くなるときには、チロが枕元にいて、
チロにみとられながら、山口さんは旅だったそうだ。
「さくらの里山科」のブログをみると、
ネコたちがソファでねむっている。
https://ameblo.jp/sakuranosato-yamashina/entry-12608580293.html
動物たちといっしょにくらすには、
衛生面への配慮や、動物の病気・ケガへの対応、
動物どうしの相性など、たくさんの仕事がでてくるだろうけど、
こんな特老にはいられたらしあわせだ。
わたしは、いまいっしょにいるココを家にむかえるとき、
さいごまで世話ができるかどうかをかんがえた。
わたしのほうがさきにいってしまい、
ココが途方にくれてはたいへんだから。
特老にははいりたくないけど、「山科」だったらお世話になりたい。
10年以上まえ、歯がすごくいたくて、
わたしはつらい夜をすごしたことがある。
家にいたネコのピピがわたしによりそってくれ、
その存在がどれだけありがたいかに感謝した。
死ぬときは、家族でなくても、
なかよしの動物がいっしょだったら、おだやかにいけるだろう。
わたしはいま、障害者介護の仕事についているけど、
動物を施設のなかにとりいれようとしたら、
さまざまな問題がでてくる。
「大好きなペットと一緒に最後まで」を実現させた、
「さくらの里山科」のすばらしいこころみに、あつい拍手をおくる。

きょうから、もうひとつの土曜日の定番、
Jリーグの実況放送が再開される。
土曜日の夕方4時になると、この番組をききながら、
ブログをかくのがわたしの定番になってきた。
そのまえに、ひるねをするのも土曜日の定番だ。
ひとの生活は、定番でできているといってもいいのではないか。
朝日新聞土曜日版beも、あたりまえだけど
土曜日だけにきょうの定番だ。
コラム「それぞれの最終楽章」は
特老の施設長、若山さんが「ペットとともに」をかいている。
この特老は、ペットといっしょにはいれるというからすごい。
特別養護老人ホーム「さくらの里山科」では、
犬10匹、猫9匹が、約40人の入居者と住んでいます。入居者が連れてくる以外に、殺処分されそうな犬や猫も引き取っています。大好きなペットと一緒に最後までー。そんな思いを支えるために、「山科」を立ち上げました。
(入所者のひとり山口さんは)「喫茶店イベント」には、亡くなる半月ほど前まで、毎回来ていました。職員とボランティアが運営する喫茶スペースで、本格的な機械でいれるコーヒーを150円で飲めます。入居して2ヶ月目には車いす生活になりましたが、ひざの上にチロを乗せて、喫茶店イベントに参加していました。
山口さんが亡くなるときには、チロが枕元にいて、
チロにみとられながら、山口さんは旅だったそうだ。
「さくらの里山科」のブログをみると、
ネコたちがソファでねむっている。
https://ameblo.jp/sakuranosato-yamashina/entry-12608580293.html
動物たちといっしょにくらすには、
衛生面への配慮や、動物の病気・ケガへの対応、
動物どうしの相性など、たくさんの仕事がでてくるだろうけど、
こんな特老にはいられたらしあわせだ。
わたしは、いまいっしょにいるココを家にむかえるとき、
さいごまで世話ができるかどうかをかんがえた。
わたしのほうがさきにいってしまい、
ココが途方にくれてはたいへんだから。
特老にははいりたくないけど、「山科」だったらお世話になりたい。
10年以上まえ、歯がすごくいたくて、
わたしはつらい夜をすごしたことがある。
家にいたネコのピピがわたしによりそってくれ、
その存在がどれだけありがたいかに感謝した。
死ぬときは、家族でなくても、
なかよしの動物がいっしょだったら、おだやかにいけるだろう。
わたしはいま、障害者介護の仕事についているけど、
動物を施設のなかにとりいれようとしたら、
さまざまな問題がでてくる。
「大好きなペットと一緒に最後まで」を実現させた、
「さくらの里山科」のすばらしいこころみに、あつい拍手をおくる。

きょうから、もうひとつの土曜日の定番、
Jリーグの実況放送が再開される。
2020年06月22日
「KUKO(クーコ)」が開店しました
わたしが仕事をしているクッキー班に、
あたらしい工房がくわわった。
名前は「KUKO(クーコ)」。
英語やフランス語をお店の名前にしたくなかったので、
エスペラント語に適当なことばがないか ネットでしらべた。
クーコがよさそうだ。クーコにしよう。
エスペラント語で、ケーキや やき菓子のことらしい。
エスペラント語には、クッキーとしてべつの単語があったけど、
つづりがややこしいし、発音になじみがなかった。
かんたんにかけて、口にだしやすいクーコにする。

クーコは、お店の部分と、クッキーをつくる部屋にわかれている。
お客さんがお店にはいると、いろんなクッキーがえらべるし、
クッキー工房のメンバーが、
仕事をしている場面が目にはいるつくりになっている。
きょうとあすが 開店記念日と、保護者にはチラシをくばった。
まったくクーコをしらない とおりすがりのひとも
なんにんか店にはいり、クッキーをかってくれた。
いりぐちに、「KUKO」とかかれているけど、
いったいなんのお店だろうと、気になっていたひとがいたようだ。
KUKOはクッキーをつくり、その場でうるお店です。
お店でコーヒーをのみながら、クッキーをたべることもできます。
ご来店をおまちしています。
あたらしい工房がくわわった。
名前は「KUKO(クーコ)」。
英語やフランス語をお店の名前にしたくなかったので、
エスペラント語に適当なことばがないか ネットでしらべた。
クーコがよさそうだ。クーコにしよう。
エスペラント語で、ケーキや やき菓子のことらしい。
エスペラント語には、クッキーとしてべつの単語があったけど、
つづりがややこしいし、発音になじみがなかった。
かんたんにかけて、口にだしやすいクーコにする。

クーコは、お店の部分と、クッキーをつくる部屋にわかれている。
お客さんがお店にはいると、いろんなクッキーがえらべるし、
クッキー工房のメンバーが、
仕事をしている場面が目にはいるつくりになっている。
きょうとあすが 開店記念日と、保護者にはチラシをくばった。
まったくクーコをしらない とおりすがりのひとも
なんにんか店にはいり、クッキーをかってくれた。
いりぐちに、「KUKO」とかかれているけど、
いったいなんのお店だろうと、気になっていたひとがいたようだ。
KUKOはクッキーをつくり、その場でうるお店です。
お店でコーヒーをのみながら、クッキーをたべることもできます。
ご来店をおまちしています。

2020年04月30日
あたらしいクッキー工房ができました。名前は「KUKO」
第2クッキー工房となるお店ができあがった。
まだ必要な機材がそろっていないし、
そもそも新型コロナウイルスの影響で、
いまはお客さんをもてなせない。
コロナの状況がおちついてくれば、
クッキーをやいたりコーヒーをだしたりできる
居心地のいいお店になるだろう。
お店の名前は「KUKO」。
英語やフランス語をつかいたくなかったので、
エスペラント語をあたってみたら、
やいたおかしやケーキを「KUKO」というらしい。
クッキーとか、おかしとかの意味のエスペラント語は
ほかにもあり、ふつうはそっちがつかわれているそうだ。
でも、つづりと発音がなじみにくかったので、
かんたんな「KUKO」にした。

いまクッキーをつくっている「クッキー工房」は、
となりの部屋を休憩室としてつかっている。
もともとはそこをお店にして、
クッキーや雑貨をあつかうはなしがあった。
となりの部屋なので、店の名前は「となりのお店」。
いい名前だと気にいっていたけど、
ここをお店にすると、休憩をする部屋がなくなるので、
けっきょく実現しなかった。
「KUKO」は、実質的にはあたらしい「となりのお店」である。
「KUKO」という名前を案としてだしたとき、
「となりのお店」という いい名前があるのを
すっかりわすれていた。
「KUKO」だけではさみしいので、
「となりのお店 KUKO」、あるいは
「Tonari no Omise KUKO」にすればよかったと
あとになって気づき、残念がる。
いつも肝心なことはあとからおもいだす。
まだ必要な機材がそろっていないし、
そもそも新型コロナウイルスの影響で、
いまはお客さんをもてなせない。
コロナの状況がおちついてくれば、
クッキーをやいたりコーヒーをだしたりできる
居心地のいいお店になるだろう。
お店の名前は「KUKO」。
英語やフランス語をつかいたくなかったので、
エスペラント語をあたってみたら、
やいたおかしやケーキを「KUKO」というらしい。
クッキーとか、おかしとかの意味のエスペラント語は
ほかにもあり、ふつうはそっちがつかわれているそうだ。
でも、つづりと発音がなじみにくかったので、
かんたんな「KUKO」にした。

いまクッキーをつくっている「クッキー工房」は、
となりの部屋を休憩室としてつかっている。
もともとはそこをお店にして、
クッキーや雑貨をあつかうはなしがあった。
となりの部屋なので、店の名前は「となりのお店」。
いい名前だと気にいっていたけど、
ここをお店にすると、休憩をする部屋がなくなるので、
けっきょく実現しなかった。
「KUKO」は、実質的にはあたらしい「となりのお店」である。
「KUKO」という名前を案としてだしたとき、
「となりのお店」という いい名前があるのを
すっかりわすれていた。
「KUKO」だけではさみしいので、
「となりのお店 KUKO」、あるいは
「Tonari no Omise KUKO」にすればよかったと
あとになって気づき、残念がる。
いつも肝心なことはあとからおもいだす。