2021年11月04日

「クラシック音楽」の特集をしてください、がすごい

ラジオをきいていたら、 番組あてのメールが紹介された。
クラシック音楽に興味をもちはじめたので、
クラシックの特集をしてほしい、という内容だ。
「わたしがすきなのは、チャイコフスキーと
ブルックナーとシベリウスです」だという。
ものすごくおおざっぱなリクエストなのがおかしい。
いったいどうやって巨大な森をかたちづくっている
「クラシック音楽」を特集すればいいのだろう。

あまりにもとらえどころのないリクエストなので、
いったいなにをかんがえているのか、なんて
ついばかにしてしまったけど、すこしかんがえると、
わたしだってにたようなものだと気づく。
ジャズをこのごろよくきくようになったけど、
どんな楽器がつかわれているかさえしらないし、
ビバップがなんなのかもわからない。
有名なジャズミュージシャンの、名前だけはしっていても、
だれがどんな楽器をつかうのか、
あたまのなかでごちゃまぜになっている。
だれがすきなのかさえ、わからない。
ただかっこよさそうな雰囲気にひかれているだけだ。
さすがに、「ジャズの特集をしてください」
とメールをだしたりしはしないけど、
初心者のわたしにもわかりやすい
入門編のような特集があったら たすかるだろう。
「わたしがすきなのは、チャイコフスキーと
ブルックナーとシベリウスです」
みたいなリクエストができるようになりたい。

posted by カルピス at 21:47 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月09日

「タモリのジャズ・スタジオ」

ユーチューブで「タモリのジャズスタジオ」をみる。
1995年に4夜だけ放送されたという番組らしい。
タモリさんと大西順子さんが司会で、
第1回は林家こぶ平さんと景山民生さんが登場する
(あとから糸井重里さんも)。
https://www.youtube.com/watch?v=oZxsZ3N-TPs&list=PLONSE0BdfqeLcsh2_vwcwYFpSv6lrffMW
ジャズというとむつかしい世界におもえるけど、
4人のおしゃべりをきいていると、俗なはなしもおおく、
安心して番組をたのしめる。
たとえば。景山さんが学生のころ、
ダンスパーティーで演奏すると、1人2500円の入場料で、
けっこうなおこづかいかせぎになったという。
タモリさんは司会と演奏をあわせ5000円もらえ、
それをひと夏つづけると、
つかい道にこまるぐらいお金がたまったそうだ。
いまのジャズミュージシャンよりいいんじゃないですか、
と大西さんがいう。
ジャズミュージシャンは、たとえばライブハウスの場合、
きたお客さんの数でギャラがきまるといい
(寄席といっしょ、とこぶ平さんがいう)、
ひとがはいらないと数百円なんてこともあるらしい。
こんな、お金のはなしをさらっときける番組はめずらしい。
俗なはなしだけではもちろんなく、
セロニアスモンクのすごいことは、とタモリが大西さんにたずねると、
「異常にスイングしてますね」「ムダがないですね」と
プロの視点からのはなしもきける。
タモリさんをはじめ、大西さん、こぶ平さんなど、
ながねんジャズにひたってきた ひとのあついおしゃべりがすばらしい。

ジャズは、あまりにも森がふかくひろいので、
どこからきいていいのか 初心者にはわからない。
わたしはクラシック音楽に「のだめ」からはいったくちなので、
ジャズに関しては、「タモリのジャズ・スタジオ」を参考にしようか。
音だけでなく、映像があると、こういうときにすごくたすかる。

posted by カルピス at 20:59 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月14日

「ホームタウン」といえば「スイートホーム・シカゴ」(『ブルース・ブラザース』)

きょうのラジオマンジャックのテーマは「ホームタウン」。
ホームタウンといえばあれだ。
『ブルース・ブラザース』にでてきた「スイートホーム・シカゴ」。
いつかかるのだろうとおもっていたら、
「あみハジジャック」のコーナーでとりあげられた。
『ブルース・ブラザース』のオープニング曲をバックに、
ハジ子ちゃんが作品についてざっと説明してくれる。
出演しているミュージシャンの豪華さとストーリー。
ラストちかく、税務局にお金をもっていくときに
この曲がかかるの、とハジ子ちゃんがいう。
そして、7分52秒のながい曲を、ぜんぶきかせてくれた。
のりのいい曲をきくと、あの場面をおもいだし、
血がさわいでくる。またみたくなった。
1980年だから、もう40年以上まえの作品なんだ。

ハジ子ちゃんの説明によると、映画は2時間13分で上映されたけど、
もともとは2時間28分ものながさだったという。
あんまりながいのでカットされたわけだけど、
DVD版では またもとのながさにもどされて発売されたそうだ。
オリジナルのバージョンがいい、とつい おもいがちだけど、
ハジ子ちゃんはみじかくしたものでじゅうぶんだった、という。
カットして、みじかくなっても筋がつうじるなら、
それで問題ない、というかんがえ方だ。
オリジナルをありがたがるのではなく、
ちぢめても意味がとおればOK、というとらえ方が柔軟でいい。

文章も、3行にまとめる、というやり方や、
9行でまとめる、というのもある。
「9行以内でスパッと言い切れないなら、結局それは伝わらない」
https://cyblog.jp/43216
といわれると、自分がかいている文章をみなおしてしまう。
いっぽうで「5秒のことを200字かけて書く」
という古賀さん流もおもしろい。
お子さんへの布教(アドバイスではなく)として
日記は1日のことをまるまる書こうとせずに5秒のことを200字かけて書くと良い

と古賀さんがはなしたら、むすめさんは
「靴下をはいた状態で玄関に立ち
 サンダルと靴どちらを履こうか悩んだ」
と日記にかいて提出したそうだ。

ものごとのぜんぶをかこうとするのではなく、
かきたいものについて焦点をしぼる。
『ブルース・ブラザース』でいうと、
ストーリーぜんたいを紹介するのではなく、
税務署へむかう場面だけにしぼり、
そのときにつかわれた曲をとりあげる。
ファンとしては、ずるずるとぜんぶはなしたくなるところだけど、
そして、ラストの「監獄ロック」はたしかにすてがたいけど、
そこをあえて「スイートホーム・シカゴ」だけにとどめる。
はじめて『ブルース・ブラザース』にふれるひとだって、
あの曲をきけば、作品のノリが かならずつたわる。

posted by カルピス at 21:40 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月02日

ラジオマンジャックが、いまちょうどいいかんじ

ラジオ番組がすきで、いろいろきいているけど、
そのきっかけは「ラジオマンジャック」
(NHK-FM)だったかもしれない。
5年以上まえに「とことん暑苦しい音楽」という番組が
NHK-FMではじまり、DJホットマンというひとのおしゃべりに
わたしはすっかりひきこまれてしまった。
いろんなあつくるしい曲(うるさいロック)を、
ホットマンがあつくるしく紹介してくれる。
ネットでしらべると、DJホットマンは赤坂泰彦さんとあり、
なにかいい曲をきけたらと、赤坂さんがでている
「ラジオマンジャック」をきくようになった。
はじめのころは番組のながれがわからず、
レギュラー陣のはなしに ただ耳をかたむけていた。

かなり熱心なファンだったのはたしかで、
ラジオがきけない外出ちゅうのときは、大型家電店により、
やすいラジオをかってまで、番組をきいていた。
そのうち、のぼせてきくほどの内容じゃないのに気づき
(おもしろくない企画がおおくなったとき)、
あまり熱心にきかなくなったけど、
最近は、ゆるさがまたここちよくなってきた。
メジャーになろう、という意欲がこの番組にはなく、
メンバーがテキトーにトークをたのしんでいる。
ハジコちゃんコーナー(アミハジジャック)もすきだし。
このごろピアニストの門司さんがひとかわむけ、
音楽についてのふかい知識をいかし、
えらんだ曲について、わかりやすく説明してくれる。
なかだるみがなく、というより、
ずっとゆるさのままの2時間となり、 まえよりよくなった。

番組は、もう10年くらいつづいているけど、
レギュラーはこまかくいれかわっている。
いまは、赤坂泰彦・時東ぁみ・門司肇の3人がレギュラーで、
月に2回ずつ、緒方恵美さん・神谷明さんが交代ではいる。
まえにレギュラーだった 堂免一るこ さんもときどき顔をみせる。
ゲストをいかそうとすると、シナリオによるコントがふえ、
どうもわたしには、このコントがたいしておもしろくない。
このごろいいかんじ、とおもえるのは、
レギュラーたちが、ただおしゃべりをするときだ。
トーク番組として、ちからのぬけかげんがうまくいっている。

新型コロナウイルスがひろがったきょねんの春には、
これまでに放送したものを編集したり、
おのおのが自宅で収録したものをだしあって、
1本の番組にしていた。危機感とともに、
なんとしても番組をつづけようという 熱意がつたわってきて、
運命共同体のような一体感があった。
番組のおわりに赤坂さんがいう
「どうかみなさん、来週までお元気で」に
ジーンと胸をうたれたものだ。

さいわい番組はその後もつづき、
スタジオにはいる人数を制限したり、アクリル板をもちこんで、
赤坂さんいわく「金魚鉢状態」になりながらも、
生放送というかたちをたもっている。音楽に焦点をあわせた
もうすこしまじめな番組(ゴンチチなど)もいいけど、
ラジオマンジャックのどうでもよさもわるくない。
ビミョーなところでバランスをたもち、
いい音楽の提供と、気らくなおしゃべりにより
土曜日の夕方をたのしませてくれる。

posted by カルピス at 21:33 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月01日

清水ミチコさんがうたう中島みゆきさんの「アニサキス」がすごい

テレビをつけたら、たまたま清水ミチコさんのライブをやっていた。
だれかのものまねをするひとはおおいけど、
あるひとの作曲法にまでこぎつけたのは
清水ミチコさんくらいではないか。
なにしろ、そのひとがまだつくってもいない曲を、
かってにそのひとになりきってうたってしまう。
ものまねという芸の域をこえ、自由自在にあそびつくしている。
音程をはずすところまで、本人よりうまいのだからすごい。
もはや、そのひとに にせようという意思を手ばなしてるのに、
ますます本人っぽくなっていくのが清水さんのうまさだ。
すぐれた似顔絵は、ちっとも本人に にてないのに
本人よりもそれっぽいのをおもいだした。

中島みゆきさんが曲をつくったら、こんな歌をうたになるだろうと、
清水ミチコさんがかってにつくった曲がすごかった。
これぞ「中島みゆきの作曲法」なのだろう。
曲名はたしか「わたしはアニサキス」(うろおぼえです)。
中島さんがアニサキスになりきって
すきなひととのからだにやどる かなしさをうたう。
いままで、アニサキスの気もちを代弁したひとがいただろうか。
中島みゆきさんが、こんな曲をうたうわけないけど、
このひとだったら、こんな歌をつくるだろう、
というエッセンスにみちており、
本人以上に本人らしい曲にしあがっている。
もっともらしいさがただものではない。

清水さんは、わたしが苦手としている
さだまさしさんの作曲法も披露してくれた。
ふつうだったら、さださんの曲がながれると、
わたしはラジオをきるか、番組をかえてしまうところだ。
でも、清水さんによるさだまさしさんは、
さださんの本質が かんたんにみやぶられているので
アンチファンとしては耳をかたむけざるをえない。
ふるい日本語をつかうのがさだのセンスです
あさいろ さきもり どうけし あたらしいつもりかマゼマゼ
やめろよ、はずかしげもなく
ためてメジャーコードにうつるのは
マイナーつづいたあとのメジャーは
どうしてもいいひとにみえてくる

だからわたしはさださんが苦手なのか。
「いいひとにみえて」くるように曲をつくるなんて、ずるい。

posted by カルピス at 21:47 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする