2017年04月10日

吉田くんがでてくるドコデモFMのCM

おそらく山陰地方だけでながれているとおもうけど、
鷹の爪団の総統が、吉田くんに
転勤をいいわたすCMがある。
「マジっすか!転勤なんかしたら、
いつもきいているFMがきけなくなるじゃないですか」
とあわてる吉田くんに、
スマートフォンアプリのドコデモFMをつかえば、
全国どこでもすきなFMがきける、と総統がおしえ、
吉田くんは安心して転勤をうけいれるというCMだ。

いままでなにげなくこのCMをきいていたけど、
よくかんがえてみれば
東京に秘密基地のある鷹の爪団が、
吉田くんにどこへの転勤をめいじるのだろう。
吉田くんのあわてぶりから 島根ではなさそうだ。
そもそも鷹の爪団に転勤が必要なアジトが
東京以外にあるとはしらなかったし、
転勤して いったいどんな活動を吉田くんがするのかも興味がわく。
鷹の爪団は、意外としっかりした組織だったのかも。
とはいえ、真剣に世界征服をめざすなら、
団員に転勤をめいじて 勢力をひろげるのはあたりまえだ。
もうすこしかんがえてみると、
なにも山陰地方だけにこのCMを限定しなくてもいい。
FMがながれているところならどこでも、
ドコデモFMを必要とするひとがいる。
FMラジオによって勢力をひろげるのは よいアイデアだ。

鷹の爪団がでてくるドコデモFMのCMには
もうひとつべつの版があり、
そこでは総統が吉田くんに
ドコデモFMというアプリがあるかどうかのクイズをだしている。
吉田くんはドコデモFMで島根のFMをきいていたので、
いまさらそんな質問はあたりまえすぎた。
ドコデモFMをダウンロードしてまで、
ほかの地域のFMをきこうとはおもわないけど、
吉田くんのように、ふるさとの番組をなつかしむひとには
ありがたいアプリだろう。
島根でFMといえばFM山陰しかなく、
残念ながらわたしはこのFM局がそんなにすきではないので、
もし転勤をいいわたされたとしても
ドコデモFMを必要とはしないはずだ。
「らじる らじる」でNHK-FMがきけたら それでじゅうぶん用はたりる。
TOKYO FMの『シン鷹の爪団の世界征服ラヂヲ』は、
ドコデモFMにたよらなくても 日本じゅうできけそうだ。
鷹の爪団と吉田くんは、いつのまにかわたしの手をはなれ、
全国区人気へとそだっていたのだ。

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2016年10月17日

鷹の爪卓上型自虐カレンダーをかったら、ふるい自虐ゴミ袋カレンダーをもらえた

10月にはいり、本屋さんに
来年のカレンダーがならぶ時期となった。
鷹の爪の自虐カレンダーも、卓上型と壁かけ型の両方がうられている。
ファンだから つきあうよりしょうがないかと、
卓上型と、ほかに2冊の本をレジへもっていく。
(ちなみに、壁かけ型はもったいなくて
ビリビリとやぶれないのがわかり、
何年かまえにかうのをやめた)。

会計をすませ、たちさろうとしたとき、
「自虐カレンダーをおかいあげの方にさしあげてます」と、
店員さんがA4くらいの箱をだしてきた。
あてくじかなにかかとおもい、
「どうすればいいんですか?」
とたずねると、
「これまでに発売されたカレンダー」
なので、ただうけとればいいようだ。
お礼をいって ありがたくちょうだいした。
きょねんまでの卓上型カレンダーを
こうやってくばっているのだろう。
とはいえ、もうなんねんもまえから卓上型をかっているので、
とうぜんわたしがもっている自虐ネタばかりのはずだ。

家にかえって箱をあけてみると、
全国53都道府県の自虐ネタがかかれたビニール袋だった。
「ゴミ袋カレンダー」なのだそうだ。
わたしはてっきり店員さんがまちがってわたしにくれたのかとおもい、
ラッキー!とよろこびながら、
あの店員さんがしかられなければいいが、とも心配した。
でも、よくみると2015年とかいてある。
店員さんがいっていた「ふるくなったカレンダー」
という説明は まちがいではなかった。
2015年のカレンダーがいまさらうれるわけがないし、
そもそも2149円もするので 人気商品とはならなかったみたいだ。
1年かぎりでつくられなくなったものなら、
ファン心理をくすぐるプレミアムな商品となる。

各都道府県についての自虐ギャグが
1枚ずつゴミ袋に印刷されており
(島根だけ6枚わりあてられている)、
おもしろいアイデアだとはおもうけど、
ゴミ袋として あまりつかいがってはよくなさそうだ。
こんなカレンダーを、どれだけのひとが
2149円もはらってもとめるだろうか。
自虐ギャグを紹介すると、
北海道は「コンビニまで110キロという看板がある」で、
山口県は「特産品は総理大臣」。
あまりキレあじはよくない。
ゴミ袋カレンダー.jpg
かんじんの2017年卓上型カレンダーは、
ますますカレンダー部分の数字がよみにくくなり、
カレンダーの用をはたさなくなっている。
祝日の色がかえてないために、
どの日が祝日なのかわからなのもあいかわらずだ。
こうやって、すこしずつカレンダーからはなれていくのが
この自虐カレンダーの特徴であり、
あと10年もしたら、カレンダーなのか 自虐ネタのカードなのか
わからなくなっているだろう。

気にいった自虐ギャグは、
「お掛けになった電話は 電波の届かないところにあるか
 島根にあるため掛かりません」

島根についてはさんざんいいつくしてきただろうに、
ゴミ袋にかかれたよその県むけの自虐ギャグよりもいいできだ。

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2016年09月07日

『鷹の爪8 吉田くんのXファイル』

『鷹の爪8 吉田くんのXファイル』

このまえみた『シン・ゴジラ』は、
予告編を10分以上みせられ、
「違法コピーは犯罪です」、のマナームービーがおわって
いよいよ本編が、とおもっていたところに
また予告編がはじまりと、
本編のまえにうんざりしてしまった。
『シン・ゴジラ』のおもしろさはみとめつつも、
映画鑑賞に期待する非日常性としては いただけない。
きょうみた『鷹の爪8』は、予告編がすくないし、
マナームービーのあとすぐ本編がはじまった点を
たかく評価したい。

内容は・・・、テレビ編に毛のはえたようなストーリー、
とおもわせながら、さいごは伏線をじょうずにいかして
それなりにまとめている。
みおわったときのすがすがしい気分は わるくなかった。
ただ、絵はこれまでの劇場版 鷹の爪のなかで、
いちばんひどいのではないか。
有力なスポンサーがつかなかったせいか、
今回はバジェットゲージがつかわれず、
全編をとおしてひくい作画レベルがたもたれている。
劇場版第3作に登場した「博士の動く城」の
めちゃくちゃたかいクオリティが いまとなってはなつかしい。

『鷹の爪8』は、TV版鷹の爪の集大成といえる。
フロッグマン氏の頭にうかんだアイデアを、
そのままちからずくで映像化したら
こんな作品ができあがった、というかんじだ。
10年の経験によって、フロッグマン氏は
それだけのちからを身につけてきた。
いまのフロッグマン氏にとって、
この程度の作品をつくるのは わけなかったのではないか。

総統もレオナルド博士もほとんどでてこないので
「秘密結社鷹の爪」の活躍をめあてのひとは
かたすかしをくいそうだ。
吉田くんに焦点をあてた作品であり、
いまは鷹の爪団の戦闘主任でしかない吉田くんだけど、
ちかい将来に 意外なポジションにつく可能性が示唆されている。

お客さんは、わたしをいれて5人だけだった。
そのうち ひとりの男性は、
上映ちゅうに、セリフのひとこと ひとことに
いちいち大声でわらうのが不自然だった。
コアなファンなのだろう、5人とも エンドロールを
さいごまでみとどけてから席をはなれた。

posted by カルピス at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月08日

「鷹の爪団の吉田くんはなぜいつもおこったような顔をしているのか」 の謎があきらかとなる

先日かったムック本『クソアニメと呼ばれて10年』
〜『秘密結社鷹の爪』10年史〜
をこまかくよみこむ(というほどの本ではないけど)。
おもなキャラクターがうまれたいきさつがのっていて、
それによると吉田くんのあのおこったような表情について、
「何であんなしかめっ面をしているのか」とよく聞かれます。当時は、一癖あったほうがいいかなと思ったんですよ。しかめっ面だけど、かわいい。そんな造形にできたらとデザインしました。ただ、もう少し柔らかい表情にしたほうが、より多くの方に受け入れられたかもしれません(苦笑)。

と作者のフロッグマン氏がコメントしている。

国語の試験なんかで、
「作者の意図するところはつぎのうちどれか」
みたいな質問があり、
学生は真剣にかんがえるものの、
作者だって 自分がなにをかんがえて
そんなことをかいたのか、よくわからない、
なんてはなしをときどき耳にする。
今回の場合、
フロッグマン氏がはっきりと
「しかめっ面」の理由をのべているのだから
まちがいないだろう。
あっけなく「なぜ」が あきらかになった。

わたしのブログのタイトルは、
「鷹の爪団の吉田くんはなぜいつもおこったような顔をしているのか」
としており、
アニメのキャラクターらしくない「しかめっ面」に、
わたしは吉田くんをはじめてみたときから疑問をかんじていた。
それがこうして作者みずから「謎」をあかしてくれたのは
さいわいといえるだろう。
とはいえ、作者が「誕生秘話」をあかしても、
長年の謎がとけ、すっきりしたわけではない。
やっぱりその程度のことだったのかと、
すこし残念におもうくらいだ。

こたえがわかった以上、
いつまでもタイトルに疑問文をかかげるのはおかしいので、
「鷹の爪団の吉田くんはいつもおこったような顔をしている」
と修正したいところだけど、
それもまたへんなかんじだ。

この本でいちばんよみごたえがあるのは
フロッグマン氏への2本のインタビューだ。
奥さんの地元である島根の田舎にひっこんで、
フラッシュアニメをつくりはじめたころの貧乏ばなしは
胸にせまる。
どうかんがえても税別1400円はたかいけど、
10年間、よくつづけましたね、という
ごほうびの意味をこめて
ファンなら手にとりたくなるだろう。

posted by カルピス at 22:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月05日

別冊「鷹の爪」〜『秘密結社鷹の爪』10年史〜

本屋さんをぶらついていたら、
『クソアニメと呼ばれて10年』
〜『秘密結社鷹の爪』10年史〜が目についた。
A4サイズのムック本で、
税別1400円とたかいけど、鷹の爪ファンとしては
かわないわけにはいかない。
「思い出の発明品」には、わたしのすきな怪人、
ゴギファップンゴロッパンベレラもおさめられているし。

本のなかをのぞいてみると、
フロッグマン氏へのインタビューがあるとはいえ、
全体としてはすごくやすっぽい。
でも、くりかえすけど、ファンとしてはしょうがないのだ。
しょうがないというよりも、
まったく別の次元でわたしはハイ状態となり、
まえに図書館でかりてよんだコーマック=マッカーシーの
『すべての美しい馬』や、
ドストエフスキーの『罪と罰』(光文社文庫・亀山郁夫:訳)全3冊、
そのほかにも新書2冊と、ふだんならかわないような本を手にとった。
あきらかにあぶない脳内物質が分泌され、
脳が正常な機能をうしなっている。
いったいわたしのからだになにをしたのだ、鷹の爪団。

本をひらくと、レオナルド博士の白衣をきせかえよう、とか、
「あらゆる謝罪の場面で活躍」する吉田くんの反省文など、
どーでもいい付録がついている。
コアなファンからとぼしいおこづかいをむしりとろうとする
意図がみえみえの別冊形式なのに、
わかっていながらファンとしてはどうしようもない。
本屋さんで7000円以上しらはったのは ひさしぶりだ。
さらにまだわたしの血はおらまらず、
ちかくをあるいているひとに、
「調子いいですか?」と声をかけたくなってくる。
すごい鷹の爪効果だ。逆上といっていい。
家にもどり、かった本を机につみあげ、
しばしわたしは しあわせにひたった。
瞬間でわたしをべつの世界につれていった「鷹の爪」。
であってから、もう10年になるのか。

posted by カルピス at 20:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする