2020年05月31日

「鷹の爪団が無料でCM作ります」がすばらしい

ユーチューブをみていたら、
「鷹の爪団が無料でCM作ります」
がのっていた。
全文を紹介する。
https://www.youtube.com/watch?v=2HOxOYG5J60
どうも 鷹の爪団の総統の 小泉鈍一郎です
同じく先頭主任の島根の吉田です
(総統)
こうまで自粛生活が長引くと
頑張っても 励まされても、
限界がありますよね。
そんな皆さんに
私たち悪の秘密結社 鷹の爪団も
何かのお役に立てないか?
吉田くんたちと日々、
考えておりました

(吉田くん)
そこで総統に、
僕らで皆さんのご商売を宣伝したら
どうでしょうかと 提案したんです

(総統)
ああ、そうです、
こんななかでも必死に生きていこうと、
創意工夫をこらしている皆さんのご商売があるでしょう。
そこで僕らが無料でCMを作り
(すいません、今回は3本限定)、
多くはありませんが
登録者数20万人の DLEチャンネルに掲載
さらに僕と総統のツイッターで拡散し、
皆さんのご商売を応援します。(中略)
(総統)
一銭も入らないのに
出て行くばかりの経営状態
(「ガンバッテ下さい。自腹で。」と、
マスクをつけた男が不気味につぶやいている画像あり)。
でもここで踏ん張らねば
家族どころか従業員たちも不幸にしてしまう。
それを考えると眠れない経営者の皆さんも多いことでしょう。

(吉田くん)
苦しい時は誰かに助けを求めてもいいと思います。
でもあなたが持ち堪え再びご商売が盛んになったら、
次はあなたが誰かを助けてください。
特に鷹の爪団を・・・
(だめじゃよそんなこと言ったら、と総統がたしなめる)
(総統)
しかし、経済とは皆さんのご商売の一つ一つの集まりです。
かならず乗り切ってください。

ごおうぼお待ちしております。
(そうとう)

しめきりは5月13日なので、
いまからではもうまにあわないけど、
それにしてもすばらしい提案だ。
わたしの家には きのう給付金の申請書がとどいた。
アベノマスクは1週間まえだった。
10万円は、ないよりもありがたいけど、
おおきく収入がへったひとたちにとって、
10万円だけではどうにもならない。
市町村や民間のがんばりばかりがつたえられるなかで、
政府のうごきは決定的におそい。

posted by カルピス at 08:40 | Comment(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月13日

「鷹の爪」アニメ「松江城VS富田城 頂上決戦」で ひさしぶりに吉田くんと総統をみる

朝日新聞島根版に、
「鷹の爪」アニメ「松江城VS富田城 頂上決戦」が紹介されていた。
吉田くんが松江城を、総統が富田(とだ)城をおし、
それぞれの魅力をだしあって、勝負をきめようという企画だ。
ひさしぶりの「鷹の爪」ネタになりそうなので、
さっそくユーチューブをひらく。
https://www.youtube.com/watch?v=7iWieM6_bU4
このブログは、「鷹の爪」をタイトルにかかげ、
鷹の爪に特化した内容と うちだしていながら、
新聞におくれをとったのはかっこわるかった。
ここは、もっともらしいコメントで
専門家としてのちからをみせつけたいところだ。

じっさいにアニメをみてみると、
吉田くんと総統がそれぞれの城について、
歴史やら、かかわりのふかい人物を紹介する内容で、
とくにわたしがつけくわえることも、つっこむところもない。
鷹の爪ファンとしては、ひさしぶりにきくふたりの声がなつかしく、
家族で夕ごはんをたべながら、
熱心に(わたしだけだけど)「鷹の爪」をみていた時期があったと、
むすこがちいさかったころのわがやをおもいだし、なつかしかった。

富田城は、いまでは城跡しかのこされていないのにたいし、
松江城は国宝にも指定され、風格にくわえ知名度もたかい。
富田城にかちめはないとおもわれるたたかいを
総統はどうくみたてていくのだろうか。

総統は、実戦につかわれたことのない松江城なんて、と
富田城の実績をもちだしてくる。
「ほんとうに実戦をくぐりぬけ、難攻不落の城として
 戦国屈指の要害といわれた富田城の敵ではない」
一理ある指摘にたいし、たじろぐ吉田くんは、
「いまは石垣しかのこってないだろうが」
とやりかえす。
総統は、富田城は安来市にあり、
安来といえば安来節に、日本庭園で有名な足立美術館、と
城からはなれ、場外戦にもちこもうとする。
そして、さいごに判定をくだすのは、アルマジロのジロちゃん。
ジロちゃんがかかげたパネルには、
はたして どちらの城がしめされていたか。

松江城は、じっさいに天守閣までのぼることができるし、
城をかこんではりめぐされた堀川や、城をとりまく松のみどりなど、
城のたつ 山ぜんたいがひとつの風景としてうつくしい。
ほかの町にあるお城も、松江城のような姿かとおもっていたのに、
まえに広島市にある広島城をたずねたら、
やすっぽいコンクリート製で、ぜんぜんおはなしにならなかった。
松江城は、全国的にみても、いい状態で保存されている城ではないか。
松江城VS富田城。総統にはわるいけど、
魅力的なのは、松江城にきまっている。

posted by カルピス at 15:03 | Comment(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月11日

「島根は、もう本気出しつくしました」すべての競争からおりた島根県になにがみえるか

仕事がらみで 島根県のおみやげをうっているお店へいったら、
吉田くんのTシャツが2枚おいてあった。
とうぜん自虐ギャグがかかれている。
・島根は、もう本気出しつくしました。
・妖怪が多いのが鳥取で、
 神様が多いのが島根です。

「2400縁」はたかいのでかわなかった。

「島根は、もう本気出しつくしました」
は、みなれた自虐ギャグと すこしちがう。
いつもだと、島根の過疎ぶりを強調するのだけど、
「もう本気出しつくしました」は、
さらに一歩ふみこんで、虚無の空気感にみちている。
これまでさんざんがんばってきたけど、
なにをやってもだめでした。
もうつかれてうごけません。まけました、と
かわいたこころで白旗をあげているのが
「島根は、もう本気出しつくしました」だ。
くやしさやかなしみの段階は ずっとまえにおえ、
いまや仙人の境地にたっしたのが 島根県といえるだろう。

ゆるキャラの人気をきめる投票がおこなわれたり、
都道府県や市町村が地元をPRするのに、
あれやこれやと手をつくしている状況は、
がんばるげんきのない市町村にとって、
負担がおおきく、とてもつかれてしまう。
もうそんなげんきもないと、
たたかいのスタートラインにつくことさえ放棄し、
順位をあらそう競争なんてどうでもいいから、
観光客もそんなにこなくていいから、
うちらはこのままひっそりやっていきます、という
宣言にわたしはうけとめた。

犬だったら おなかをだして
無条件降伏のポーズをとっているのが
「もう本気出しつくし」た島根県であり、
自虐をこえた無為の境地への変化がかんじられる。
儒教から 老子のおしえへの きりかえが
島根ではすすんでいるのではないか。
市町村PRの競争から、島根県は はやばやとおりた。

ところが、ややこしいことに、
逆説的にいうと、それもまた戦術となりえる。
ガイドブックにのらないことが、
いちばんの宣伝になる時代であり、
競争からおりた島根県にこそ、
世界の注目があつまるかもしれない。

posted by カルピス at 22:18 | Comment(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月17日

フロッグマン氏の初監督作品『最後の卒業式』

しばらくまえに、鷹の爪団がのっているポスターをみかけた。
島根県飯南町でフロッグマン氏による
トーク&初監督作品の上映がおこなわれるらしい。
飯南町は、わたしがすむ松江市から80キロ南にある。
広島県との県境の町で、おなじ島根県とはいえ、かなりとおい。
上映会の日がすぎてからおもいだし、
あーわすれてた、というのが わたしとしてはいちばんたすかるけど、
あいにくきのうおもいだしてしまった。
2月17日、つまり、上映会はきょうの午後おこなわれる。
12時から17時(ぐらい)の会なので、10時すぎに家を出発する。
鷹の爪の ファンでありつづけるのも なかなかたいへんだ。

きょうの企画は、フロッグマン氏ひとりをまねいての講演会ではなく、
飯南町文化協会設立10周年をいわう、
記念行事のひとつとしておこなわれている。

旧頓原小学校の校舎が、新築するにあたり とりこわしがきまった。
お世話になった学校を、歴史のある校舎だけでなく、
そこでまなんだ子どもたちとともに、生きた姿でのこしたいと
町のひとたちのあいだで 記録映画づくりのはなしがもちあがる。
そのときに、監督をたのまれたのがフロッグマン(小野りょう)氏だ。
フロッグマン氏は、映画『白い船』の製作担当だった縁で、
島根の女性と結婚し、奥さんの実家がある平田市でくらしていた。
まだフラッシュアニメによる「鷹の爪団」がつくられるまえのことで、
もともと映画監督をめざしていたフロッグマン氏は、
はじめての監督作品として、
この記録映画『最後の卒業式』にかかわることとなる。
いまから16年まえ、2002年のはなしだ。

記録映画として、『最後の卒業式』は、いい作品だとおもう。
学校が舞台なだけに、みるものを感動させるのは
わりかしかんたんそうだけど、
フロッグマン氏は、情緒にうったえるのではなく、
校舎の姿や学校の歴史を淡々とえがいており 好感がもてる。
鷹の爪のファンとしては、フロッグマン氏が
吉田くん・フィリップ、そして総統の声を
生できかせてくれたのが唯一の収穫だった。

こんな企画がなければ、
わざわざ飯南町まで車をはしらせたりしない。
先週つもった雪が まだ道路わきにのこっていて、
飯南町につかづくにつれて迫力のある風景になってくる。
まるでスキー場にきたみたいだ。
松江・尾道間の高速道路が無料区間となっているので、
飯南町をとおる国道54号線はすごくすいていた。
飯南町がさびれるのを心配するひともいるけど、
ひとがこないのを逆にアピールすれば、と
フロッグマン氏はあかるいみかたをしていた。
鷹の爪がらみで しらない町にこれたのは
出不精のわたしにとってたのしい体験となった。

posted by カルピス at 21:07 | Comment(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月07日

フロッグマン氏の講演会で島根の可能性をおしえられる

きのうはフロッグマン氏の講演会をききにいった。
フロッグマン氏は、もちろん鷹の爪団、
そして吉田くんを生みだしたそのひとであり、
鷹の爪のファンとしてはどうしても顔をださないわけにいかない。
熱心なファンだから、というわけではなく、
会のはじまりを1時間まちがえていたわたしは、
1番目の来場者となり、ながい時間ひとりきりで
やがてフロッグマン氏がはいってくる会場をあたためた。

この講演会は、
「松江市PTA連合会研修大会」
「島根県PTA連合会教育問題委員会研修会」
として企画されたもので、
鷹の爪とはずいぶん筋ちがいの組織な気がするけど、
いったいどんなおねがいのしかたで
フロッグマン氏にきてもらったのだろう。
松江のPTAもなかなかやる。
保護者会の役員をつとめるしりあいにおねがいし、
保護者のひとりとして 参加者名簿にまぜてもらった。

講演は、ひととおりの自己紹介のあと、
下記のみだしにそってはなしがひろがった。

・島根と私
・仕事と私
・AI時代と私たち

錦織監督の『白い船』にかかわったのをきっかけに、
フロッグマン氏は松江市出身の女性と結婚し、
島根でくらしながらフラッシュアニメ作家としてデビューした。
島根からはなれたのちも、島根との関係はきれず、
おおくの機会をとらえて島根の宣伝にひとやくかっている。
フロッグマン氏は、島根の魅力をつぎのようにまとめている。
島根は日本に数ある”田舎”とはちがい、コミュニティとメンタリティを持っていると思う。つまり単なる”素朴さ”とはちがい、非情に洗練されている。悪くいえばしたたかで底意地の悪さに映るが、一方で礼儀正しい波風を立てることを嫌い、優れたコミュニケーションスキルを持っている。
何か催しごとを企画すれば綿密に計画を立て、関係各所の連絡や調整能力を発揮し、それが田舎の集落であったとしてももれがない。
そして人物眼の優れた人が地域には必ずいて、そういう人が困っているひとを助けるなどの無償の互助がある。

このほかにも、フロッグマン氏のかたる島根のエピソードは
どれも絶賛にちかい。
外部のひとがみて、はじめて気づくその地域のよさがあるとはいえ、
島根がこんなにもゆたかな地域だとはおもわなかった。
たしかに、島根は、すんでいると あたりまえにかんじることが、
おそらくほかの地域のひとからみたら
ありえないほどゆたかなコンテンツなのだろう。
たとえば松江には、自動車で30分以内にいける温泉が5つある。
スタバはあるけどサイゼリヤやドンキはない。
昨年の交通事故による死者は17名だ。
「ないものはない」とは、
隠岐の海士町がうちだしているメッセージであり、
島根全体でもこの概念が共有できる。
なにもないのが、なによりの魅力となる。

「AI時代と私たち」では、AIにより仕事をうばわれのではなく、
絶好のチャンスと とらえたほうがいい、とフロッグマン氏はいう。
人口のすくない島根は、AIによってすくわれる面がたくさんある。
これまで人手がたりなくて こまっていたことを、
これからはAIがしてくれるだから、
ためらわずにどんどんAIをすすめていけばいいとはなされる。

フロッグマン氏が会場にむけて
「スマートスピーカーをもっているひとは?」
とたずねると、
2人しか手をあげなかった。
「え、たったふたり?だから島根はだめなんです!」
がおかしかった。

これからのマーケットは、日本ではなく世界。
島根のゆたかさをたかく評価しながら、
そのコンテンツを、これからの時代にどういかしていくのか
フロッグマン氏は戦略としてねっている。
最前線の情報をつねに意識しているフロッグマン氏ならではの
若者へのあついメッセージにみちた講演会だった。

posted by カルピス at 21:21 | Comment(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする