「島根スーパーデラックス自虐カレンダー」
というのが 正式名称のようだ。
壁かけ用もならべておいてあったけど、
こちらは1512円とすこしたかいので、
値さがりをまつことにする。
かんたんにこのカレンダーについて説明すると、
日本一めだたないといわれる島根県の特徴を逆手にとり、
自虐ギャグが月ごとにそえられている。
カレンダーとして致命的なのは、祝日がわからない。
つまり、数字がぜんぶおなじ色ですられているので、
曜日を確認するためだけにしかつかえないという、
実用にあまりむかないつくりだ。
好意的にとらえると、世界征服をめざす鷹の爪なのだから、
世界の各地域でつかうことをかんがえ、
日本の祝日をいちいちカレンダーに
しるすわけにはいかないのかもしれない。
2016年版は、これまでにないこころみとして、
ひとけたの日には「01・02・03」というふうに、
ゼロをつけてしるされている。
カレンダーとしては、はじめてみる表記だけど、
なれないせいか すこしうるさい気がする。
だからどうなんだ、というかんじ。
2011年に800部からスタートした『島根自虐カレンダー』は、3000部売れたらヒットと言われているカレンダー業界の中で、2014年に450%増の3万6000部を完売。昨年も2万6000部の大ヒットとなった
というからすごい人気商品だ。
とはいえ、きょねんはすりすぎてしまったようで、
年をこしてから値さげしてうられていた。
冒頭で、壁かけカレンダーの値さがりをまつ、とかいたのは
ことしもあんがいおなじことがおこるかも、という
ファンとしてどうなんだ的な期待があるからだ。
2016年のカレンダーは、「島根都構想」をテーマにしているという。
http://鷹の爪.jp/jigyaku2016/
自虐だけではなく、
「全国にほこりたい、主張したいことがもりこまれて」いると
吉田くんがアピールしていた。
まじめに島根を自虐したそうだから、
そろそろ自虐という行為そのものを
とらえなおす時期にきていると、
「鷹の爪」サイドが判断しているのかもしれない。
自虐のつぎにくる島根県ネタは、どんな形になるのだろうか。