2018年01月19日

かとうちあきさんの「極力働きたくないし、働かないぞ」に賛同する

わたしが人生の師匠とあおぐ
野宿伝道師のかとうちあきさんが、
きょねんのくれに「はたらかない決意」をツイートしている。
https://twitter.com/kanegonn
夜勤の仕事をおさめたー。今月は旅行で半月休んだから、残りの半月で通常プラスαの夜勤に入ることになって、たくさん働いたきぶん(錯覚)。先月まで来年はもうちっと働かにゃ〜な〜なんておもってたけど、やっぱり極力働きたくないし、働かないぞ。

新年をむかえたこの時期、おそらく気もちだけになりそうな
「ことしこそ」をかかげるひとがおおいのではないか。
かとうさんみたいに「やっぱり極力働きたくないし、働かないぞ」
という決意はすばらしい。

わたしは、きょうが休日であるにもかかわらず、
職場が企画した「成人をいわう会」にお昼まで出席した。
「極力働きたくない」わたしにも、つきあいがあり、
こういう会にはでておいたほうがいい、みたいな雰囲気によわい。
とはいえ、会にはでたものの、
わたしの頭のなかは おでんの のこり汁でつくる
おからのことでいっぱいだった。

大量につくったおでんも、5日であらかたなくなり、
でもまだかなりの量の汁がのこっている。
この汁をつかって、おからをつくるのが
わたしのなかで「お約束」になっており、
おでんのさいごはおから、という
へんな図式が わたしのパターンとしてできあがっている。

トランプ氏が「アメリカファースト」と、
自分の国を最優先させる論理をふりかざして
ひんしゅくをかっているけど、
わたしもまたそうとうな「自分ファースト」だとおもう。
せっかくひらかれる「成人をいわう会」なのに、
のこり汁でつくるおからのことが頭からはなれず、
すきま時間をつくり、スーパーでおからとネギ、
それにごぼうをかっておいた。
「成人をいわう会」がおわるとすぐに家にもどり、
おからづくりをすすめながら おそめの昼ごはんをたべる。
これでひと安心だ。わたしのこだわりはぶじにみたされた。

トランプ氏は、多国間による貿易協定をこのまず、
2国間でのとりきめにこだわるのは、
自分のこだわりをとおしやすいからではないか。
いくつもの国があつまってはなしをするときに、
自分のこだわりばかりをふりかざすわけにはいかない。
でも、2国間でのはなしあいなら、それが可能だ。
わたしが、おでんののこり汁はおからにつかわなければ、
という、ささやかなパターンにこだわりをもつように、
おそらくトランプ氏も、経験によりできあがった
どうでもいいようなパターンを大切にするひとなのだろう。
もっともらしい理由をこねくりまわすかもしれないけど、
トランプ氏がほんとうに大切にしているのは、
自分がかさねてきたパターンへのこだわりだ。

「成人をいわう会」がおわるころになって、
そういえば、わたしのむすこも、
ことし成人になったのをおもいだした。
このまえ成人式にかえってきたばかりなのに、
もうむすこのことをすっかりわすれ、
おでんの のこり汁に 頭のなかを支配されている。
トランプ氏とはなしをしたら、
あんがい似たような話題でもりあがるのでは。

posted by カルピス at 14:53 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

料理のレベルとしあわせは 関係ないのかも

コウケンテツさんの旅プラス料理番組
「コウケンテツの世界幸せゴハン紀行」で、
デンマークをとりあげていた。
こうした旅ものがわたしはすきで、
よくみるほうだとおもうけど、
このデンマーク編は、ほかのおおくの番組とちがい、
でてくる料理があまりおいしそうではなかった。
豚肉をかたまりのままオーブンでやいたり
(きりこみをいれ、ロリエをはさみはしていたけど)、
サケのくんせいを、そのままちぎってたべるだけだったり。
ミンチでつくる肉ダンゴを、デンマークならではの家庭料理、
みたいにいっていたけど、
だれでもつくれそうな、素朴きわまりない料理にみえる。
地元の食材をいかそうというかんがえ方や、
野原にはえているイチゴをサラダにいかしたりの実践は、
すばらしいとおもうけれど、
正直にいって、料理のレベルとして、
デンマークはかなりひくいのではないか。

はじめは、きびしい自然環境から、
手にはいる食材がかぎられているので、
デリケートな料理をつくる気にならないのかも、とおもった。
でも、番組をみているうちに、
デンマークには、ヨーロッパ各地から食材があつまってくるし、
国内にも、ゆたかな食材を提供できる農地があるという。
もりつけをふくめ、みた目をあまり気にしないのが
デンマーク人の国民性なのかもしれない。
誕生日のケーキも、すごくおおざっぱにつくるし、
オーブンで火をくわえただけの肉料理にだって、
「きょうのは最高のできだ」とおおまじめにこたえている。

コウケンテツさんは、なにをたべても
じょうずにほめているけど、
ほんとうは、すくなくとも味については、
いいところをさがすのがたいへんだったのではないか。

でも、そんな料理を、家族や友人たちとテーブルをかこみ、
ほんとうにおいしいと確信してたべているようすはすばらしい。
デンマークには、「ヒュッゲ」とよばれる
しあわせの感覚があるそうで、
新聞にも紹介されていたし、コウさんの番組でも
家族でかこむ食事の時間を「ヒュッゲ」とよんでいた。

料理のレベルがたかい国では、
ものすごくおいしい料理をたべないと、
ひとびとは満足しないけれど、
そこそこの料理にも、こころからおいしいとおもい、
しあわせをかんじながらたべるほうが、
たのしいにちがいない。
デンマークでいうしあわせは、
あまりたかくをのぞまないで、
したしいひとたちといっしょにたべるのに
重点をおくのだとおもえば納得できる。
料理は、あまりにもたかいレベルにたっしてしまうと、
しあわせをかんじるのはたいへんだけど、
そこそこの料理を、家族や仲間とたべられたら
それこそがしあわせ、というかんがえ方もある。

デンマークのひとは、けして自分たちの料理が
「そこそこ」とはおもっておらず、
こころのそこからデンマーク料理や
それぞれの家にうけつがれている料理を
サイコーだとしんじている。
そのプラス思考が、「ヒュッゲ」への近道かもしれない。
なんでもじょうずにつくれたり、
おいしい料理にかこまれた生活が、
そのまましあわせにつながらないところがおもしろい。
なんだかデンマーク料理の悪口みたいになったけど、
しあわせへの道を かんがえさせられる番組だった。

posted by カルピス at 21:54 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

2どめのコンフィを、保温調理法でためしてみる

豚バラ軟骨をつかい、2どめのコンフィをつくる。
豚バラ軟骨とはなにか。
こまかなことはわからないけど、
軟骨まじりの肉が、スペアリブみたいなおおきさでうられている。
30分ほど煮れば、じゅうぶんやわらかくなるし、
時間がなければ、圧力なべに5分かければいい。
何時間も煮こむとか、アクをすくって、とかの
こまかな下処理は必要なく、
牛すじが、気やすくかえない値段になったいま、
100グラム50円の豚バラ軟骨はすごくありがたい。
おでんだけでなく、野菜との煮こみにもよくつかう。
おおきなお皿に山もりの豚バラ軟骨をみかけると、
わたしは うれしくなってすぐカゴにいれる。
ファンがおおいのか、いつもうり場にあるとはかぎらない。

前回のコンフィは、鶏の胸肉をつかい、
炊飯器で保温したけど、
おもったほど脂がまわらなかったし、
やわらかくもなかった。
今回は、鍋を新聞紙にくるんでの保温調理法でためしてみる。
塩コショウとスパイスを適当にまぶした豚バラ軟骨を、
冷蔵庫でひとばんねかせる。
つぎの日に、豚バラ軟骨を鍋にうつし、
ラードをしぼりだして火にかけた。
ラードがたりなくて、肉全体が脂につからなかったので、
たりない分はオリーブオイルをかける。
豚バラ軟骨コンフィ.jpg
加熱しすぎると、よいコンフィにならないそうなので、
脂がグツグツいいだすまえに火からおろし、
1日分の新聞紙を2枚ずつ、すこしずらしてならべ、鍋をくるむ。
新聞紙の保温力は、かなりすぐれており、
ひとばんたっても、まだじゅうぶんにあたたかいほどだ。
つぎの日の朝、鍋を新聞紙からとりだして、
常温でほっておくと、すぐに脂がかたまりはじめる。
脂がかたくなりすぎると、あつかいにくいので
適当なところで容器にうつし、冷蔵庫で保存する。

豚バラ軟骨は、もともとが脂肪分たっぷりの肉であり、
それをコンフィにすることで、
どれだけ脂のうまみがひきだされるか たのしみにしていた。
たしかに、脂が肉ぜんたいにまわり、
フライパンでやいてみると、脂がどっととけだしてくる。
でも、肉がおいしくなったかどうかは微妙なところで、
脂たっぷりのハムみたいになるのを期待していたけど、
そんな上等な加工品にはならなかった。
しばらく保存できる、というのが最大のメリットのようだ。
低温による調理がコツ、とあるけど、
新聞紙での保温調理は、条件をクリアしていないのかもしれない。
ラードにまみれた肉や容器のあつかいになれていないので、
あまりのギトギトさに手をやいてしまった。
ほんものの肉食文化になじみのないわたしは、
脂のうまみとおくぶかさが よくわかってないのだろう。
コンフィを2回つくってみて、
ラードとのつきあいは、しばらくおやすみしたいとおもった。

posted by カルピス at 20:29 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

コンフィをつくる

デイリーポータルZに刺激され、コンフィをつくってみた。
コンフィは、肉を低温のあぶらでゆっくり加熱する料理だ。
http://portal.nifty.com/2008/07/07/a/
このまえからとりいれているMEC食では、
いちにちに200グラムの肉をたべたいので、
つい鳥の胸肉にたよりがちとなる。
胸肉は、やすいけど、脂肪分がすくなく、
うまみをひきだすのがむつかしい。
コンフィなら、あぶらで煮こむのだし、
もともとが保存のための調理法なので、
いちどつくれば何日もたべられるはずだ。

デイリーポータルZの記事では、
耐熱皿とオーブンをつかっている。
クックパッドをみると、炊飯器による
かんたんなつくり方がのっていたので、
そちらをためしてみた。

・肉に塩とスパイス(ローズマリー・タイム)をまぶす
・ジップロックにいれ、冷蔵庫でひとばんねかせる
・ラードをチューブ1本ほど ジップロックにくわえる
・ジップロックを炊飯器にいれ、沸騰したお湯を
 袋がしっかりつかるようにくわえる
・「保温」にしたまま3時間おく
・ジップロックを炊飯器からとりだし 常温でさます
・容器にうつしかえ、冷蔵庫で保存する

工程をぜんぶあげると ややこしそうだけど、
じっさいの作業はきわめてかんたんだ。
コンフィ.jpg
できあがったコンフィを、てきとうなあつさにきり、
デイリーポータルZの記事ですすめているように、
フライパンでかるくやいてみる。
ラードをたっぷりすいこんで、
しっとりと、ふかい味わいを期待していたけど、
おどろくほどのおいしさとはいえない。
たしかにやわらかくはなったものの、
胸肉特有のパサつきはあいかわらずだ。

フライパンでやく効果を あまりかんじなかったので、
冷蔵庫からだしたコンフィに、そのままマヨネーズをつけた。
これが意外とおいしい。
あぶらまみれのコンフィに、
さらにマヨネーズのあぶらをくわえたほうが
おいしくなるとは どういうことだろう。
ラードにマヨネーズというと、動脈硬化へ一直線、みたいだ。
ゆっくりと自殺してるような強力なコンビ。
でも、たべものでコレステロール値はあがらない、
というのがこのごろの定説なので、おそれずに摂取している。
たべた食品は関係ないのだったら、
ではどうしてコレステロール値があがってしまうのか、
不思議におもえてくる。
卵にはコレステロールがおおくふくまれているので、
卵は1日1個にとどめましょう、なんていわれていたのに、
いったいあれはなんだったのか。
とにかく、MEC食のおしえにしたがい、
コレステロール値なんて気にせずに、
どんどん動物性脂質とたんぱく質をとりいれている。

ラードをたっぷりつかうので、ジップロックはあぶらまみれになる。
いくらあらってもヌルヌルがとれず、
どうしようもないので、けっきょくすててしまった。
そのたびにすてるのは もったいないので、
次回は鍋をつかって、新聞紙にくるむ保温料理法をためしてみたい。
なによりも、もっとおいしくならなければ
わざわざラードで煮る意味がない。
胸肉が脂分をたっぷりすいこんで、
濃厚なハムみたいにならないものか。

posted by カルピス at 21:21 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

プレミアムでもなんでもない夜に 氷でひやしたモルツ

仕事のかえりにスーパーによって、いくつかの品と、
なんとなくプレミアム・モルツを1本かう。
とくにプレミアム=フライデーを意識したわけではない。
というか、そもそも金曜日ではないし。
酒類のコーナーにたつと、ついよけいなかいものをしてしまいがちだ。
このまえはエビスだったので、
今回はプレミアム・モルツをえらんだにすぎない。
きょうは、配偶者が夕ごはんをつくってくれるので、
そもそもスーパーによる必要はなかった。
まっすぐ家にもどれない、居場所のないオヤジであるほうが問題だ。

家にかえってモルツをのみだすと、
じゅうぶんひえてないような気がする。
いまさら冷凍庫にあともどりではさみしいので、
くるしまぎれの解決策として グラスに氷をいれてみた。
フィリピンではこれが正式なスタイルだから、
そうひどいことになはらないだろう。
とおもってたら、かなりひどい味になった。
セブ島でのんだサン・ミゲルのオン・ザ・ロックをおもいだす味だ。
氷をいれると、おいしいビールも、よさがきえてしまい、
やすいビールとおなじになってしまう。
サン・ミゲルがまずいビール、というわけではないけど、
モルツのよさを氷がけすと、みごとにサン・ミゲルの味がした。
きっと、ビールに氷をいれたら、どれもにたような味になるのだろう。

ウィキペディアをみると、こんなことにもいろんな作法があるようで、
氷をいれてもそれなりにおいしくのめる方法がのっていた。
わたしがブログにかく記事にたいし、ときどき
「それぐらいはググればのってる」みたいな
失礼なコメントをよこすひとがいて、
事実かもしれないけど、腹をたてることがおおいけど、
たしかにググればたいていのことがのっている。
きょうの記事なんて、そのさいたるものだろう。

『ロング・グッド・バイ』のなかでフィリップ=マーロウは、
つきあいでのむことになったジン・アンド・オレンジを
「わたしの好みの酒ではない」と敬遠している。
2杯目には口もつけなかった。
ビールのオン・ザ・ロックなんていったら、
マーロウはどんな反応をしめすだろう。
フィリピンでのオン・ザ・ロックによるビールや、
タイのクラッシュ・アイスいりのビールは、
フィリピンやタイだからこそ それっぽい雰囲気にひたれるけど、
日本では、ビールと氷は相性がわるいと、あきらめたほうがいい。
つめたい状態でのめるよう、気をくばればいいだけのはなしだ。
そんなあたりまえのことは、ググってものっていないのではないか。

posted by カルピス at 21:31 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする