2019年07月17日

梅ぼしづくりのコツは、かんがえずにとにかく梅をかうこと

ことしは梅ぼしを3キロつけた。
まいとし3〜5キロつけてるから、
いいかげんやり方をおぼえてもよさそうなのに、
いつも本をひっぱりだして つけ方をたしかめる。
塩を梅のおもさの2割、おもしは2倍。
これをまもれば、梅ぼしづくりはたいてい成功する。
いちどだけ、ながくむしあつい梅雨がつづいた年に
容器にカビがうかんだことがあった。
部屋のたたみにもカビがはえるようなひどい梅雨だった。
そのときだって、梅酢からカビをとりのぞいたら、
梅じたいは無事で、いつものようにたべられた。
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梅ぼしをつけてから、1ヶ月たったころ、
梅をザルにあけ、3日間、日光にあてる。
梅をつけるのは、たいてい梅雨の時期なので、
3日間の日光浴があんがいむつかしい。
いつも雨がかからないかとヒヤヒヤしながら、
くもり空の日にも、ベランダにだし、3日間ほしたことにする。
ことしは、いましかない、というタイミングで
梅雨のはれまが運よくおとずれて、3日間そとにほせた。
こうやって、日にあてると、
梅のにくがやわらかくなるのだという。
梅だけでなく、シソもいっしょにつける。
赤いシソをかってきて梅酢につけても、
きれいな赤にならないことがおおいのに、
ことしはすごくあざやかな赤にシソがそまった。
なんだかんだと、ことしは梅ぼしづくりがうまくいった。
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梅ぼしづくりは、なにもむつかしいことはないのだけど、
材料をかったり、容器を消毒したりがめんどくさくおもえ、
なかなかうごきをきりだしにくい。
ほかの仕事といっしょで、
かんがえずにからだをうごかすのがコツかもしれない。
あれをして、これをして、
それには何日に梅をかわないといけないから・・・、
なんて頭でいじくりだすと 腰がどんどんおもたくなる。
スーパーで、梅が目についたときに、
さっとかってしまえば、あとはもうやるしかない。
そして 梅ぼしづくりは、かなりの達成感をもたらしてくれる。
いかにもていねいにくらしているようで気分がいい。

posted by カルピス at 21:22 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月16日

「思うてるのの倍」調味料をいれる大悟さんに好感をもつ

新聞に、「テレビ千鳥」の
「DAIGO’Sキッチン」がとりあげられていた。
大悟さんの料理は
調味料は「思うてるのの倍」がモットー

というから気もちいい。
からだにいい料理がもてはやされ、塩分やあぶらを
なるべくとらないように工夫するひとがいるけど、
大悟さんは そのまったく逆だ。
塩分をひかえるために、酢をつかったり、ダシをきかせたりは、
健康にはいいかもしれないけど、正論すぎておもしろくない。
「思うてるのの倍」調味料をいれるのは、
大悟さんも、あいかたのノブさんも、
こいめの味つけがすきだからで、
あいてによろこんでもらう、が料理のツボだとすれば、
大悟さんはとてもただしい。
ヘルシーだとか、さっぱりしてるとか、
しつこくないとか、意外とまろやかとか、
もっともらしい評価をまるで気にせずに、
「思うてるのの倍」調味料をいれる大悟さんに好感をもった。

わたしはこのごろ「もやチやき」をよくつくっている。
もやしとチーズ、それに片栗粉をまぜてやくだけという
ものすごくシンプルな料理だ。
はじめは豚バラをのせたり、タマゴをといたりしたけど、
そんなことをしておこのみやきに にせなくても、
シンプルなままでじゅうぶんおいしい。
まずくなるわけがない材料だし、もやしはいつもやすいし、
テーブルがさみしいときに たすけてくれる一品だ。
のこればそのまま おべんとうのおかずにもなる。

もうすこし料理らしいものとしては、ラタトゥイユがおすすめだ。
夏やさいがでまわっているので、材料にこまらないし、やすい。
ナス・ピーマン・ズッキーニ・ネギ・しいたけを、
「思うてるのの倍」くらいオリーブオイルをいれていためる。
ナスはあぶらをよくすうので、
たりなくなったら さらにオリーブオイルをたす。
あぶらがまわってきたら、トマトをすりおろし
ふたをして につめていく。
栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』では、
味つけにブイヨンと醤油をつかっている。
あつくてもおいしいし、冷蔵庫にいれて
つめたくなったままでもたべられる。
「思うてるのの倍」は、あんがい料理づくりにおける
ひとつの真理かもしれない。

posted by カルピス at 21:57 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

ティーポットをかってお金をしはらったら、「これでビールをかいます」といわれた

ティーバッグでばかり紅茶をいれるのは、
なんだかものたりないし、さみしくもあるので、
ティーポットがほしくなった。
ティーバッグのまえは、急須でまにあわせていたけど、
紅茶をたのしむ雰囲気から いくぶんはずれてしまう。
とはいえ、ネットをみても、
いいかんじのポットがみつからない。

職場の介護事業所がひらいているカフェで、
ハーブティーを注文したら、
ガラス製のティーポットにいれられて でてきた。
ちょうどいいおおきさだし、シンプルでわたしごのみだ。
どこでかったのかたずねると、
わたしがアルバイトをしているハーブショップだという。
まさかそんなに身ぢかなお店だとはおもわなかった。

きょう、アルバイトにいったとき、
カフェでみたティーポットをたずねた。
一人用と二人用があり、値段は400円しかちがわない。
すこしまよったけど、一人用でも280ccはいるので、そっちにきめた。
レジでお金をはらうと、お店のひとが
「これでビールをかいます」と
笑顔ながら きっぱりいわれた。
貴重な現金収入だったわけではないだろうに、
なぜそういわれたかわからないけど、
わたしのかいものが、もしほんとうに
みなさんのビールへと姿をかえるのなら、
客として、こんなにうれしいことはない。
切実さがにじみでるセリフに、お金をはらいながらも、
こうした場面では かんじることのない、みたされた気もちになれた。
クールに対応されるより、ビールがのめるからうれしいと、
率直によろこばれるのもまた いいものだ。
今夜のビールに直結する 生活感が なんともいえない。
おかげでお米がかえます、
なんてうちあけられたら、ちょっとつらいけど、
ビールとなれば、 はなしがぐっとカジュアルになる。
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じっさいにティーポットをつかってみると、
フタが茶こしをかねており、
わざわざこし器をもちださなくてすむ。
ややこしいポットほどめんどくさくないので、
ふだんからつかえそうだ。

posted by カルピス at 23:05 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月22日

ミルクティーその後、のつづき

ミルクティーが、なかなかうまくはいらない、
というはなしを まえの記事にかいた。
わたしは、紅茶というのみものが、かおりだけでなく、
あつさもたいせつな条件だとおもいこんでいて、
それが まちがいの第一歩だった。
煎茶はいったんお湯をさましてから
お茶っぱにそそぐので、
のむときはすでに適温になっている。
紅茶は、葉がよくひらくように、
熱湯をそそぐのがおやくそくで、
はいったお茶は、とうぜんすごくあつい。
はいりたての紅茶は のむにはあつすぎ、
おいしくのめるのは、すこし時間がたってからとなる。
それまではジタバタしないで、のみごろをまつ。
あついうちに、息をふきかけてさましたり、
コーヒーでよくやるように、カップを手にもって、
からだをあたためるのにつかうのは、紅茶の仕事ではない。
のみごろまで温度がさがった紅茶は、
たとえティーバッグでも それなりにおいしい。
あつさではなく、かおりをたのしむのが紅茶だ。
そんなことに、さいきんようやく気づいた。

ミルクティーは、あつくはいった紅茶に牛乳をいれるのだから、
とうぜん温度がさがり、そのままのめる状態となる。
牛乳のコクを味わうとともに、
すぐにでものめるのがミルクティーのよさでもある。
あついミルクティーがほしいからといって、
牛乳をあたためたりすると、紅茶の味がかわってしまう。
牛乳をそそぎ、ぬるくなったときが
そのままミルクティーの のみごろとなっている。
せっかちなひとむけの のみ方ともいえる。

コーヒーは、熱湯ではなく、すこしさめたお湯を豆にそそぐ。
はいったコーヒーは、その時点で
すでにだいぶ温度がさがっており、
すぐにでもカップに口をつけ、あつさをたのしみながらのめる。
ぬるくなったコーヒーは、味がおちてるような気がするけど、
しっかりした豆なら、すこしぐらい時間をおいても、おいしくのめる。
けっきょく、紅茶もコーヒーも、
あつさはそれほど必要な条件ではない。

ひやしてのむ酒は、たとえばジントニックなど、
ジンもグラスも冷凍庫にいれてひやし、
氷もおおきなロックアイスをつかい、
できるだけつめたくしてのむのが正解だ。
おなじように、お茶やコーヒーも、
あつさをたのしむのだから、できるだけあついほうが
おいしいにきまっている、とおもいこんでいた。
煎茶をのむには 適温があるように、
紅茶だって、ただひたすらあつければいいというものではない。
食後の紅茶は、食事がおわってからいれるより、
すこしはやめに用意してけば、
食事のながれのなかで紅茶をたのしめる。
ひとりでこれをやると、バタバタとおちつかないから、
できるだけ めしつかいか 執事がいれてくれたほうがいい。

posted by カルピス at 21:33 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月20日

ビンゴクッキーのデビュー

職場でつくっているクッキーは、
おおきくわけて、まるい形の「コロコロクッキー」と、
板にはさんでおしつぶしてつくる「型おしクッキー」にわかれる。
どちらも1袋に6個はいって150円だ。
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コロコロクッキーは、ほぼまるい形なので、
3個を3列にならべると、正方形となるのに気づいた。
ココアだったり、抹茶だったりと、
きれいな色のクッキーが3×3、きっちり袋におさまって、
みためにきれいな袋いりクッキーとなる。
9個いりで200円だから、わりやすでもある。
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おいしいからかってもらう、というのもひとつのアピールだけど、
きれいだから、かわいいから、というのも
またべつのアピールであり、
みせかたによって、これまでとはちがう商品となる。
名前は(わたしのなかだけど)ビンゴクッキーで、
販売のときのポップは、
「めっちゃおいしい まっ茶ミックス」ときめている。
ほんとにおいしいので。

これまで職員にみてもらい、感想をきいてみると、
いい反応がかえってきた。
きょうは、はじめて外部での販売にもっていく。
ビンゴクッキーのデビューだ。
さいわいお客さんにも好評で、
5個もっていったところ、ぜんぶかってもらえた。
写真では、クッキーがきちんとならんでないのもあり、
ビンゴらしからぬ姿となっているけど、
ほんとは整然と おごそかに正方形をつくり、
視覚的にうつくしくしあがっている。
パッケージをひと工夫すれば、
もっとたかくてもかいたくなるような、
おみやげ品にもなりそうだ。
テキトーに色をならべるのもいいけど、
ななめにおなじ色をつかったほうが、
ビンゴクッキーだけに うれるかもしれない。

posted by カルピス at 21:31 | Comment(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする