2021年06月09日

動物実験に反対する

わたしがすきなブログ「コラム・イナモト」に
天然痘を研究したジェンナーさんのはなしがのっていた。
じつのむすこを実験につかい、
牛痘という牛の病気を接種し、抗体をえたあとで、
天然痘を接種したというからすごいはなしだ。
もし天然痘を発症したらどうなっていただろうか。
https://yinamoto.hatenablog.com/entry/2021/06/06/101653

医学の発達には、実験につかわれるひとや動物が
どうしても必要だと もっともらしいはなしをよく耳にする。
よわい薬をためしにのむ、くらいならまだしも、
猿や犬を身うごきできなくしての実験や、
大量のモルモットを材料に、病原菌を繁殖させるなど、
写真をみただけで あまりのおぞましさに目をそむけてしまった。
人間がたすかるために、ほかの動物が犠牲になっているのをしると
そこまでして薬をつくらなくてもいいのに、とおもってしまう。
いまある薬でもうじゅうぶんではないか。
たすかる命がたすからなくなる、という批判には、
命は人間だけのものではない、とこたえたい。
それに、ひとの命は いずれうしなわれるものと
わりきることもまた必要ではないか。
ひとの命だけを特別あつかいするのは、
いまという時代において説得力がない。

新型コロナウイルスにむけたワクチンにしても、
その開発におおくの実験動物が犠牲になるのなら、
そんな実験はおこなわれなくていい。
人間だけが生きのびようとする発想がまちがっている。
治療法や薬の開発は、ほかの動物のいのちを
うばわない範囲におさえてほしい。
わたしたちの目にふれないところで
動物実験がおこなわれているから、
おもてだった反対がでていないだけで、
くるしんでいる動物たちを目にすれば、
おおくのひとがわたしとおなじ反応をしめすのでは。

ひとの一生を、もっとシンプルな線にとどめたい。
朝ごはんをおいしくたべて、たっぷりからだをうごかし、
夜になるとはやくねてしまう。そしてしずかに死んでいけたらいい。
人間だけが特別ではなく、すべてのいのちが平等な世界。
肉をたべていたら、こんなことをいっても説得力がないので、
いずれ肉食そのものをなんとかしなければ。

posted by カルピス at 21:26 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月24日

3ヶ月にいちどの歯科受診

3ヶ月にいちどの定期受診で歯科医へ。
まず、いつものように、歯のチェックから。
歯茎のむくみやら、歯石の状態、みがきのこしなどを
一本いっぽんの歯についてみていかれる。
ただ観察するのではなく、数値をよみあげて、
もうひとりの歯科衛生士さんが、それをタブレットに入力する。
全部の歯をていねいにしらべてから、
前回とくらべ、どうなったかを説明された。
出血がへり、みがきのこしもすくなく、
よく手いれされています、とほめられた。
しかられてばかりではやる気がなくなるからか、
わたしをはげましながら、それでも
わるいところはちゃんとつたえられる。
そのあと30分かけて歯石をとられた。

わたしの歯がどういう状況かというと、
親不知がとなりの歯にわるい影響をあたえており、
歯周病がすこしずつすすんでいる、と2年まえにいわれた。
歯周病といわれると、あなたはおやじだと、
とどめをさされたようで、がっかりしてしまう。
歯周病はいやなので、3ヶ月ごとの通院がかかせなくなった。
親不知をぬきましょう、といくたびに先生はいわれるけど、
ものすごくいたいにきまっているから
できるだけぬきたくないし、ぬくにしてもさきにのばしたい。

まえは、歯間ブラシなんて、なにかの冗談かとおもっていた。
いまは、おもてからだけでなく、うらがわからも
歯間ブラシをあてて5回みがく熱心な患者だ。
年をとると、なにかとめんどくさいことがふえる。
まさか自分が歯間ブラシをつかい、
いじらしく歯の養生につとめるとはおもわなかった。

歯医者さんへいくのはきらいだけど、
ひとの口のなかに手をいれて、
できるだけきれいにしてくれるのだから、
たいへんな仕事をされているとおもう。
歯科衛生士さんも、歯医者さんも、
仕事だからやっている、というよりも、
なにかたかい理想をかかげているようにみえる。
そこまでやってくれるなんて、
なんだかもうしわけないとおもうほど、
わたしのために、熱心に仕事をすすめていく。
1時間くちをあけて治療をうけるのは、
たいへんだけど、ほんとうにありがたい。
このまま3ヶ月にいちどの通院で
なんとか状況がよくなってくれないだろうか。
親不知とともに、のこりの人生をすごせますように。

posted by カルピス at 21:39 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月14日

血液検査のため、プチ断食を体験する

朝ごはんをかならずたべる主義で、
時間がなくても 二日よいでも 朝はテーブルにつく。
とくにきまったものをたべるわけではなく、
冷蔵庫にあるのこりものとごはんにみそ汁くらい。
おなかがすいてたまらないから、というよりも
習慣だからたべる、というのと、
たべておかないと、昼までもたないとおもうから。
きょうは、健康診断のため(血液検査)
自分でも記憶にないくらい、ひさしぶりに
朝ごはんをたべなかった。
いつもなら健康診断でも朝ごはんをたべてうけるけど、
こんかいは、気になる項目があったので、
しかたなくプチ断食をうけいれた。

朝ごはんをたべないのも、あんがい気もちがいいもので、
さっき「プチ断食」とかいたけど、
ほんとうにそんな効果があるような気がする。
空腹感はとくになく、なにもお腹にいれないと、
すがすがしく、新鮮な気分だ。
なによりも、朝ごはんをたべないと、ゆっくりすごせる。
いつもだと、新聞をよみながら朝ごはんをたべ、
新聞に汁がおちたりして、行儀がわるいし、うつくしくない。
習慣でたべているだけで、高齢化したからだに
朝ごはんは たいして必要ないのかもしれない。

血液検査の結果は、
「きょねんとあまりかわりませんね」
というものだった。安心する。
善玉ゴレステロールの数値が100以上あり、
めずらしいといわれた。わるいことではなさそうだ。
中性脂肪はひくく、動脈硬化でもない。
ほかにも、たかかったり ひくかったりして、
色がかわっている項目があったけど、
どれも心配しないでいいレベルといわれた。
夜ねむれないことはないし、食欲もある。
こんなかんじで このまますごせたらありがたい。

胃カメラと肺のレントゲンは、もう何年もうけてない。
こまかくしらべて わるいところがみつかったら いやなので、
いちねんにいちどの血液検査をもって 健康診断としている。
健康診断をうけたからといって、かならずしも
ながいきにはつながらない、というかんがえ方もあるようだ。
わたしにとって都合がいいので、そっちを採用し、
その結果はやく死ぬことになっても、
自分がえらんだ道として、うけいれようとおもっている。

posted by カルピス at 21:42 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月23日

いつかは死ぬといいながら、心配しがちなわたし

いつものようにプールでおよぐ。
1500メートルをつづけて、そのあと50メートルで
4種目を2本ずつ。合計2000メートルのメニューだ。
先週およいでいるとき、とちゅうから
きゅうに左手がうまくとじなくなった。
最近しりあいが脳梗塞をおこしたことが頭をよぎる。
脳梗塞のまえぶれって、どんな症状だったっけ。
こわくなって、とちゅうでたちどまりかけたけど、
これぐらいのことでおよぐのをやめていては、
このさきなにもできないぞ、とおもいなおし、
そのままなんとかおよぎつづける。
プール監視がみていてくれるから、
もしわたしがおぼれても、たすけてくれるだろう。
1500メートルをおよぎおえると、
タイムはいつもより1分おそいものの、
これぐらいのおそさは「いつものこと」なのでおどろかない。
なにもおきなくてよかったと、ほっと一息ついた。

わたしは善玉コレステロールがたかく、
悪玉コレステロールはひくい。
中性脂肪はひくく、血圧もたかくない。客観的にいって、
動脈硬化や血栓ができるおそれはあまりないとおもうけど、
可能性はゼロではないので、脳梗塞はこわい症状だ。
いろいろなまえぶれがいわれているけど、
よほどはっきりした自覚症状がなければ、病院へはいかず、
そのままやりすごしてしまうだろう。

人間は、どうせいずれはなにかで死ぬわけで、
ガンかもしれないし、脳梗塞かもしれない。
映画をみていると、七難八苦をくぐりぬけて、
なんとか恋人や家族のいのちをすくう場面がよくでてくる。
なみだながらに 無事をよろこびあうひとたち。
たすかったのだから、わたしも素直に感動すればいいわけだけど、
いまは死ななくても、いずれはどうせ死ぬんだけどな、と
つぶやいてしまいがちな人間だ。
いきのびて、おおよろこびしても、いつかはみんな死んでしまう。

いつかは死ぬと、達観したようなことをいいながら、
じっさいは、ちょっと異常をかんじると、おびえてしまう。
60歳というと、からだに異変がおきても おかしくない年齢で、
おおきな症状は まだでていなくても、あちこにちガタがきて
わかいころとおなじようには くらせなくなっている。
なにがおきても、もう不思議ではない。
そのつづきとして、死も身ぢかにせまりつつある。
はしったり、およいだりしているとき、
きゅうにたおれたら いやだなー、と
心配がこころをかすめるようになった。
こんなことをいっている人間には、
ぜんぜんべつの方向から死がやってくるかもしれないけど。
実態がないものを こわがってもしかたないので、
プールでたちどまらなかったことをささえに、
これまでつづけてきたことを、
これからもできるだけつづけようとおもっている。

posted by カルピス at 21:09 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月31日

歯ぐきのいたみに ダメ元でのんだバファリンがよくきいた

なんにちかまえから歯ぐきがはれていたい。
はじめはちょっとした違和感だったけど、
だんだんいたみがまし、いまではものをかむのも、
ツバをのみこむのもいたい。
ずっといたみが頭のなかにあり、気がちってしょうがないし、
だいいち、いたくておだやかな気分ですごせない。

ダメ元でバファリンをのむ。これが、劇的にきいた。
潮がひくようにいたみがきえてゆき、ものをたべられるし、
日課の「みんなで筋肉体操」にとりくむ元気もでてきた。
いたくない、ということがどれだけありがたいかをかみしめる。

林雄司さんのブログに、
「いま口内炎できてない!」という記事がある。
http://yaginome.jp/?p=1645
口内炎ができると、いたいしやっかいなので、
口内炎ができてないときは
「口内炎できてない!最高!」と思わないのは損である。

という発見を紹介している。
口内炎だけでなく、ほかにも
・痔
・親が病気
・期限をとっくに過ぎてるレンタルDVDがある
・借金がある
・確定申告しなければならない

などもやっかいさはよくにており、
それになやまされていないしあわせをかみしめたようがいい。
「いま痔じゃないし、確定申告の季節じゃない、最高!」と考えるのだ。


まえに股関節がいたくなったときも、
いたくないだけで、どれだけしあわせか、
生きてるだけでまるもうけ、とは
このことではないか、とおもった。いたみというのが、
どれほどひとの気分に影響をあたえるのか、はかりしれない。

第二次世界大戦ちゅうのアメリカ陸軍は、応急手あて用として、
兵士一人ひとりにモルヒネのちいさな注射が支給されていたようだ。
映画『プライベート・ライアン』には、
敵弾をうけ、大量の出血といたみにくるしむ兵士に、
おなじ部隊の仲間がモルヒネを何本もうつ場面がある。
モルヒネをたくさんうてば 死んでしまうけど、
いたみにくるしんで死ぬよりもいいという判断だ。
人類のながい歴史は、いたみとのたたかいだった、ともいえる。
いたくないことは、ほんとうにすばらしいことなのだ。
はやく「いま歯ぐきがいたくない!最高!」とよろこびたい。

薬箱にあったバファリンを、ぜんぶのんでしまったので、
ドラッグストアにでかける。
バファリンをかえばいいだろうと、かんたんにかんがえていたら、
バファリンだけでも種類がいくつもあり、どれがいいかわからない。
バファリンプレミアム、というのが、値段はたかいけど(40錠1700円)
なにしろプレミアムなのでかってみる。
でも、それまでにのんだバファリンよりききめがよわい気がする。
あんがいいたみがまして、効果をかんじないのかもしれないけど、
たかいのに、いたみがきえないのでは 割があわない。
プレミアムということばに、わたしはよわすぎるのかもしれない。

posted by カルピス at 15:20 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする