「デイリーポータルZみたいな余計なことがしてみたい」
というひとは自由に投稿できる。
そして、一定の水準にたっしている記事は、
毎週金曜日にデイリーポータルZでとりあげられるし、
編集部のだれかがコメントまでしてくれる。
先週の「自由ポータルZ」では、
記事のタイトルを、「適当取材」と名づけた投稿者にたいし、
編集部の古賀さんが、
せっかく上手に書けているのでタイトルの「【適当取材】」は不要かなと思いました。
としたうえで、
「謙遜しない」というアドバイスをよせている。
「つまらないものですが」って言われて謙遜だと思うのは相手との人間関係があるからで、知らない人がネットに「つまらない記事です」って書いてたら、本当につまらないんだなと思ってしまうのだと思います。遠慮しないで、「面白いから見て」という気持ちで書きましょう!
ディスられを予防するために「適当な取材だから穴があるかもだけど勘弁してね」みたいな気持ちで入れたんじゃないかと思うんですよね。でもディスる人はほんと数%で、読んでるほとんどの人は「適当」と書いてあると、「ああ適当な記事なんだな」とそのまんま受け取るので結果遠慮してると損をするという。
ネットというと、えたいのしれない
魑魅魍魎の世界かとおもっていたけど、
ディするひとはほんのすこし、とか、
「適当」とかいてあると、そのとおりにうけとめられるとか、
あんがいみたとおり、かいたとおりによまれる場所のようだ。
ほとんどの読者の意識は常識的で、
かいてあるとおりに記事をよみ、
よんだそのままをうけとめる。
ある意味では、健全ともいえるのではないか。
わたしは、これまでかいてきた記事に、
「つまらない記事ですが」と
予防線ははっていないつもりだけど、
「テキトー」ということばがすきで よくつかっている。
謙遜というよりは、ほんとうにテキトーだから
そうかいたわけだけど、
でも、そのまま「テキトー」だとうけとめられるのは
すこしつらいという 矛盾した心境でもある。
専属ライターがかいた
デイリーポータルZの記事をみればわかるように、
ちからずくで無理をとおす内容がすくなくない。
それでも「つまらないものですが」とは
絶対にかいてないのを みならうべきだろう。
とはいえ、わたしは「面白いから見て」という気もちはもってない。
この記事を おもしろいとおもうひとはわずかだろうけど、
よかったらみてね、というぐらいか。
おおくのひとにはうけいれられないのを承知しつつ、
わずかなひとでもわかってもらえたらうれしい。