2020年02月01日

「エピソード」をききだす風潮がきらい

ラジオ番組をきいていると、
ゲストへの質問やリクエストのコーナーで、
制作秘話や特別なエピソードをしりたがるひと
(リスナーというのか)がいる。
そんなはなしは、どこかしずかな場所で、
ふたりきりになったときたずねることだとおもってたけど、
いまはずいぶんおてがるにききだそうとする。
そんなこときいてどうするんだとおもう。
なかには、司会者(パーソナリティーというのか)みずから
「制作秘話もご紹介します」と
番組の紹介をしてるのもあるから、
いまは「制作秘話やエピソード」が
ふつうの話題になっているのかもしれない。
エピソードをたずねられたひとが、
めんどくさがらずに「うーん」と頭をかかえると
気のどくになってくる。
「ふふ」とわらって かるくながせばいいのに。

テレビや雑誌のおしらせでは、
「いまだからいえる」
をよく目にする。
みる側の興味をかきたてたいのだろうけど、
「いまだからいえる」たいていのはなしは、
いまさらきいてもどうってことない。
わたしがテレビのバラエティー番組になじめないのは、
「いまだからいえる」と「エピソード」がおおいからかも。

デイリーポータルZの林雄司さんが、
web記事のかきかたについて
「事実なんて書くな」とテクニックを披露している。
先日、大学生にウェブ記事の書きかたを教える機会がありました。事実なんて書くな、タイトルは情報でも自分の話を無理やり入れろ、工作が失敗したら落胆を描いてエッセイにしろ、などのテクニックを伝授してきました。
あとから聞いたのですが、その前の講師と言ったことが真逆だったらしいです。

「いまだからいえる」や「エピソード」より
ずっとはなしが身ぢかになっておもしろそうだ。

posted by カルピス at 17:51 | Comment(0) | 林雄司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月31日

大晦日を「年越しラジオマンジャック」でゆるくすごす

おおみそか。
ゆるくすごそうと、午前のうちにジョギングをおえ、
午後1時からはじまる「年越しラジオマンジャック」にそなえる。
あすの午前1時まで、12時間つづけての放送というので、
どんな内容なのかたのしみにしていた。
何週間かまえに番組のおしらせとして
ことしも12時間の年越し企画があると発表し、
時東ぁみさんが
ちゃんとなかだるみもありますからねー、
みたいなことをいっていた。
そりゃそーだろーなー、12時間もやるんだから、
とおもってききはじめると、ほんとにすごい。
NHK-FMがはじまって50周年ということもあり、
いろんな番組の担当者があいさつをし、
おすすめの曲をかける。それだけ。
「ラジオマンジャック 」との関係にはまったくふれず、
ただ自分の番組の紹介をし、自分のいちねんをふりかえり、
おすすめの曲をかける。
まだあと10時間あるのだから、これからの展開に期待したい。

きのう「シゴタノ!」で大橋悦夫さんが
「2019年に読んで『しびれた』13冊」として
https://cyblog.jp/38843
『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』(林雄司)
を紹介していた。さっそくキンドル版をとりよせる。
どうもすでによんだことのある本だ。
でも、よみかえしてもじゅうぶんおもしろい。
「書きたいことを書くと外しても恥ずかしくない」
「両親に説明するように書く」
「知識でおびきよせてエピソードで引きずり込む」
など、ブログにいかせるテクニックもおおい。
この本を参考にしたら、すぐにPVがふえそうだけど、
いちどよんだのに すっかりわすれているくらいだから、
またすぐもとにもどるのだろう。

冬やすみは前半の5日がおわり、後半にはいっている。
これまでいいかんじですごせた。
からだをうごかし、本をよみDVDをみる。
さいきん気づいたけど、
夕ごはんをはやめにとると、いちにちのリズムをつくりやすい 。
たとえば夕方6時半に夕ごはんをたべはじめると、
テレビをみてゆっくりすごしても8時にはきりあげられる。
それからパソコンにむかい、体操をし、風呂にはいっても10時だ。
12時まで本をよみ、はやめにベッドへはいる。
はやめにねたら、はやく目をさませる・・・。
はやおきからリズムをつくるのではなく、
はやめの夕ごはんがいいリズムのコツなのでは。
あたりまえなことを、ぬけぬけとかけるのは、
さきほどあげた林雄司さんの本をよんだおかげだ。
やすみの日だから はやめに夕ごはんがとれるわけで、
平日は、はやく夕ごはんにとりかかれないからこまるのだけど。

posted by カルピス at 15:44 | Comment(0) | 林雄司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月28日

ひるねもいいけど 二度寝こそ 冬やすみのだいごみ

いつものように朝5時半ごろ ココがわたしをおこしにくる。
ごはんがほしい、というよりも、外からかえってきたあいさつで、
「おかえりー」とはげしくナデナデすればじきにおちつく。
問題なのは、そのあとのすごし方だ。
いつもなら、もういちどねたいのは やまやまながら、
ねるには危険な時間になっている。
しかたなく、ふとんにはいるものの、
目はつむらないで 頭がおきるのをまつ。
でも、いまは二度寝ができる冬やすみだ。
ためらいなくふとんにもぐりこみ、しばらくの惰眠をたのしむ。

「デイリーポータルZ」の林雄司さんによると、
記事のかき方ワークショップをするとき、
カードのなかに「二度寝」をいれたら、
参加者のうち、2〜3人、おおいときは1/4が
二度寝をえらぶのだという。
http://yaginome.jp/?p=1623
これはもう世間の総意なのではないか。二度寝は最高。
最高の二度寝を提供するニドネーランドを作ったら大流行するかもしれない。ふかふかの布団とひんやりした部屋。炭水化物の多い朝食(二度寝するための朝ごはんだ)。
ニドネーマウスというキャラクターも作りたい。
週刊二度寝という分冊百科もいい。創刊号はバインダー付きだ。

と、林さんの提案、というか妄想がふかまる。
だれもが二度寝にあこがれている。
その二度寝を、しばらくたのしめるこの冬やすみ。
二度寝のために冬やすみはあるのではないか。

posted by カルピス at 08:59 | Comment(0) | 林雄司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月05日

林雄司さんの大発見「五七五は逆から読んでも五七五」

林雄司さんの記事、「リズムだけ俳句」をよむ。
http://yaginome.jp/?p=2383
トラックの車体にかかれたコピーが、
左から右にかかれていて、そのままよむと、
なんのことだかわからない。

「いま住(じゅ)の木 なかたゆ心 しよでん住(じゅ)」。
もちろん もとは「住んでよし 心ゆたかな 木の住まい」だ。

意味はわからないのに、ちゃんと五七五のリズムが
まもられていることに林さんは気づいた。
もともとが五七五なのだから、さかさによんでも五七五なのは
かんがえてみるとあたりまえだけど、
意味はないのに、リズムのよさがたもたれている。
「俳句は逆から読んでもいいのだ」が
林さんの第一発見。

さらに林さんは、いくつか俳句をいじってみて、
「完全に意味のない五七五のほうがグッとくる」という
さらなる発見へとつなげている。
五七五のリズムは最強だ。

意味はわからない、リズムだけでもおもしろい、といえば、
「アジアの純真」がそうだし
(北京 ベルリン ダブリン リベリア 束になって 輪になって・・・)、
桜高軽音部がうたう「Don't say "lazy"」も、
きいていて、なんのことだかわからない。
Please don't say"You are lazy"
だって本当はcrazy
白鳥たちはそう
見えないとこでバタ足するんです
本能に従順 忠実 翻弄も重々承知
前途洋々だし…
だからたまに休憩しちゃうんです

リズムだけでひっぱっている。
そんなことをいえば、ラップもリズム優位でつくられる。
いまや われわれのまわりには、意味のないフレーズがあふれている。
五七五による俳句のリズムになじんだ日本人は、
さらにその感覚を発展させ、
まったく意味をもたないことばのつらなりまで
たのしめるようになった。
意味がわからないほうがいい、なんて、
いったいだれが予想しただろうか。

posted by カルピス at 09:52 | Comment(0) | 林雄司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月02日

「自由研究みたいな仕事」のデイリーポータルZ

デイリーポータルZの林雄司さんが、
大腸検査をうけたときの体験をブログにかいている。
http://yaginome.jp/?p=2337
と、いうと、おしりの穴に指をつっこまれ・・・
みたいなはなしがおおいけど(あれは直腸癌検診か)、
林さんのは麻酔をつかっての大腸検診だ。
検査をしてるひとたちが、子どものころの自由研究について
はなしてるのがきこえてきたので、
林さんも参加しようとくちをはさむと、
「わ、起きてた」とおどろかれたという。

このとき林さんがもちだしたはなしは、
僕、自由研究みたいな仕事しているんですけど、読書感想文を作る企画は人気ですよ。

いかにも麻酔で意識がもうろうとしているひとの発言らしい。
僕の仕事はうわ言みたいなんだなと検査後のベッドで思った。

と林さんはまとめている。
「自由研究みたいな仕事」って、もちろんデイリーポータルZのことだ。
そして、「読書感想文を作る企画」は感想文ジェネレーターだろう。
https://dailyportalz.jp/kiji/kansoubun-generator
「自由研究みたいな仕事」
「読書感想文を作る企画は人気ですよ」
いきなりそんなことをいわれたら、
しかも麻酔でねむっているとおもっているひとがいいだしたら、
だれだっておどろくにちがいない。
たしかに、麻酔がきいているうわごとみたいだ。
「うわ言みたいな仕事」を おとなになってもできるのはすばらしい。

デイリーポータルZの記事は、すべろうとしているわけではないのに、
予想したようにいかず、むりやりまとめた記事がめずらしくない。
そんなところが、いかにも「自由研究みたいな仕事」といえる。
「デイリーポータルZとは、どんなサイトですか?」という質問への
これい以上ないほどわかりやすく、本質もおさえた説明だ。
そして、デイリーポータルZでありつづけるために、
「うわ言みたいな」フワフワしたスタンスをくずさない。
まじめとふまじめのバランスがみごとで、
あたらしい気づきにあふれている。
これほど手がこんで、おもしろいサイトが、
ちゃんと採算をとりながらつづけているのも評価できる。
たべていけるしくみがととのっていなければ、
いかにたのしいサイトでも、みじかいピークでおわってしまう。
デイリーポータルZに林さんがいてくれる意味はおおきい。

posted by カルピス at 21:26 | Comment(0) | 林雄司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする