2018年01月13日

すぐれた青春映画だった『サタデー・ナイト・フィーバー』

『サタデー・ナイト・フィーバー』
(ジョン=バダム:監督・1977年・アメリカ)

いまさらながら『サタデー・ナイト・フィーバー』。
わたしは、自分がおどれないヒガミから、
この作品をずっと敬遠してきたけれど、よくできた青春映画だ。
チャラい作品だろうときめつけずに、
もっとはやく、高校生のときにみておけばよかった。

トニー(トラボルタ)はペンキ屋につとめる19歳のわかもの。
週末にディスコでおどるのをたのしみに、
両親・祖母と同居している。
家族や職場にすごく反発しているかというと、
そういうわけでもなく、
たくみなダンス以外はごくふつうの青年だ。
仲間とつるんでさわぐにしても、
ほかのメンバーをどちらかといえばいさめる役で、
ふかい教養はないにしても、独自のかんがえをもっている。
わたしがきめつけていたような、頭からっぽのチンピラではなくて、
自分の生きかたをさがしはじめている、
しっかりしたわかものとして好感がもてた。

『サタデー・ナイト・フィーバー』といえば
ディスコでのダンスが有名だけど、
いまみると、そんなにハデなうごきはなく、
行儀のいいフォークダンスみたいだ。
ラストのダンスコンテストでも、
おとなしいふりつけに終始している。
トニーは、あきらかに自分たちのコンビよりも
うまくおどったカップルに賞金をゆずったり、
町をでてひとりぐらしをはじめたいと、
すきな女の子にうちあけたりと、すごくまともなわかものだ。
トニーにおもいをよせる女の子、アネットがかわいい。
トニーがふりむいてくれるよう、背のびしがちな彼女を、
トニーはやんわりと自分の道をすすむようにさとす。

トラボルタというと、どうしても
『パルプ・フィクション』のダンスをおもいだす。
むりやりにステージにひっぱりだされ、
じゃ、ま、ちょっとやってみるかと、
しぶしぶはじめたツイストが余裕たっぷりだった。
おどれない役者が練習をかさねてたどりついたダンスではなく、
1000ぐらいひきだしをもっている名人が、
そのなかのひとつから さりげなくひっぱりだして
かるく披露してみました、というかんじ。
『サタデー・ナイト・フィーバー』とくらべ、
トラボルタにはたっぷり肉がついてしまったけど、
その分、成熟したダンスとなり、
さきをいそぎたがるユマ=サーマンを、余裕でリードしていた。

『サタデー・ナイト・フィーバー』があっての
『パルプ・フィクション』であり、
タランティーノ監督が、
じょうずにトラボルタをいかした作品なのがよくわかった。

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2018年01月12日

チェンマイでみかけた介護保険サービス

チェンマイのホテルにとまったとき、
フロントに日本語のフリーペーパーがあったので
手にとってみた。
「介護サービスステーション」と、
まるで日本の介護保険みたいなサービスが
紹介されているのでおどろいた。
「介護サービスステーション」では、タイにお住まい・ロングステイの日本人の方を対象に、ご自宅への訪問介護を行います。日本とタイでそれぞれのスタッフが介護・支援するプログラムです。
お1人お1人(ママ)の現状に合った介護・支援プランを作成、介護スタッフがご自宅に訪問し、プランに基づいた介護・支援が受けられます。料金は、日本国内で介護をうけた場合に支払うべき介護保険法に基づく事故負担額(受けた介護費用の10〜20%)の範囲内でタイで訪問介護が受けられるという低価格プランとなっております。

チェンマイで老後をすごす日本人のために、
こんなしくみがすでにととのっているとは。
マラソンをいっしょにはしったレース仲間に、
こうした介護サービスがあると話題をふったら、
旅行ではタイにきたいけれど、
老後をすごすのはかんがえられない、といっていた。
わたしも、まだ50代のせいか、
切実に外国での老後をおもいえがいたことはない。
日本にもどってきて、1月のさむさにこごえながらも、
旅行さきとしてはともかく、老後のすごしかたとして
そうかんたんには覚悟をきめられない。
とはいえ ひとにより、
いろんなソロバンのはじきかたがあるわけで、
チェンマイですごす老後に、
介護保険がこころづよいサービスのひとがいても不思議はない。

NHKスペシャルで中国の「一帯一路」政策をとりあげていた。
西へむかって経済圏をひろげる中国のすがたが
生々しくつたわってくる。
かせごうとする若者にとって、「一帯一路」は
おおきなビジネスチャンスのようだ。
ものを大量にかいしめ、中国の市場へながしこむエネルギーは、
たしかにものすごいけれど、
なんだかとおい世界のできごとにうつった。
「かせぐ」ことへのおもいが、わたしにはピンとつたわってこない。
わたしだけでなく、日本人のおおくは、
こうしたうごきに関心をもたないのではないか。
いまは、どうしたらこころがみたされるかに、
ひとびとの意識がむかっているようにみえる。
中国の「一帯一路」よりも、
チェンマイの介護保険サービスのほうが、
いまのわたしには身ぢかな話題を提供してくれる。

posted by カルピス at 22:12 | Comment(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

デンマークの「ヒュッゲ」というしあわせな感覚

このまえブログにかいた
「幸せのかたち」(朝日新聞連載)に、
デンマークのしあわせがとりあげられていた。
北欧は、手あつい福祉国家として、
うらやましいけど、どーせマネできないしくみだろうと、
はじめからあきらめてしまう。ほとんどヒガミだ。
でも、記事によると、
「ヒュッゲ」というお手がるな方法でしあわせになれるという。
方法というか、感覚のはなしだ。
「ヒュッゲ」とは、
心が温かくなるような感覚を表す言葉で、毎日何度も使い、さりげない瞬間の幸福を確認するらしい。

らしい、というのは、記事をかいているライターも、
よくわかっている感覚ではないからだろう。

村上春樹さんがいう小確幸は、
そこにいたる勝利の方程式みたいなのがあるていどきまっている。
ヒュッゲは、もうすこしぼんやりしており、
確固たる存在ではないような気がする。
うかうかしていたら、もうすこしでくるかとおもっていた
せっかくの「ヒュッゲ」を、
スルッと、とりにがしてしまうので、油断ならない。

きのうは夕方からひえこんできて、雪がつもりはじめる。
利用者をおうちにおくるたびに、
送迎車が雪にはまってうごかなくなる。
事業所にもどるまで、いつもの倍くらい時間がかかった。
ありあわせのもので夕ごはんをすませようとおもったけど、
寒波がもしつづけば、家に食糧がないのはさみしいので
かえりにスーパーへよってキャベツやらサバ缶やらをかう。
備蓄にはげむのが、わたしの趣味みたいなものだ。
もしわたしがリスやクマだったら、
さぞかし熱心に冬ごもりの準備をすすめるだろう。

夕ごはんをつくり、家族でたべ、あとかたづけをすませ、
なんだかんだと時間はすぎてゆき、
寝酒をもってベッドにたどりついたのは12時まえだ。
雪で日常がめちゃくちゃになったにもかかわらず、
なんだかいい気分なのに気づいた。
もしかしたら、これが「ヒュッゲ」では、とおもった。
からだが適度につかれ、
部屋はじゅうぶんにあたたかく、
気もちはリラックスできている状態で、
ふと いつもとはちがうあわせをかんじた。

北欧型の手あつい福祉は実現できなくても、
ヒュッゲならなんとかマネできるかもしれない。
気をつけなければらないのは、
1杯のはずではじめる寝酒が、2杯や3杯になると
ヒュッゲではなく、酩酊へ、ふつかよいへとうつりそうだ。
きのうは あぶないところで2杯目を我慢した。
わたしのヒュッゲは、ささやかなバランスのうえで
かろうじてなりたっている。

posted by カルピス at 22:42 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

ほぼ日手帳になにをかきこんでいるか

ことしも「ほぼ日手帳」のカズンを用意した。
だいぶ自分なりの手帳になってきたので、
さらにオリジナルなものにしていきたい。
と、おもっていたのに、
旅行で中断したのを理由に、
ことしになってから、ほんのすこししかかきこんでいない。
いまどんなつかい方をしているかというと、

【1日ページ】
・ゆうべのんだ酒の種類と量
・朝ひねりだした作品の品さだめ(3段階評価)
・まえの日の温度(つぎの日の新聞をみて)
・日課としているうでたてふせとスクワットの回数
・夕ごはんをつくったときは、そのメニュー
・その日の活動内容(時間にそってかんたんに)
・おもいついたことをそのまま適当にメモする

【週間ページ】
・週のトレーニング計画を中心にしたスケジュール管理
わたしは仕事のうえで
長期・中期的なプロジェクトをかかえてはおらず、
ほとんどスケジュール管理が必要ない人間だ。
もちろん、こまかなスケジュールをたてて、
時間を有効につかえばいいのだろうけど、
そこまでする気にはならない。
トレーニング予定については、
週間予定にかきこんでしまえば、
なまけるわけにいかず、わりとすんなり実行できる。

【年間インデックス】
半年分を一覧できるのですきなページだ。
・実行したトレーニング
・上の欄に、その月に実行したトレーニングの回数
・下の欄に、その月にみた映画のタイトルと日付

わたしはほぼ日手帳とはべつに、
パソコンのデータベースソフトをつかって日記をつけており、
その日記とほぼ日手帳とのすみわけが課題となっている。
パソコンにかいたことと、かさなるようなら、
ほぼ日手帳にわざわざかく意味がない。
いくつかためしているうちに、
いきのこったのが、うえにリストアップした項目だ。
月間カレンダーは、まったくつかっていない。

posted by カルピス at 22:35 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月09日

「幸せのかたち」にしあわせをかんがえる

ことしの1月1日から、朝日新聞で
「幸せのかたち」が連載されている。
「しあわせ」とはなにか。どうやってはかるものなのか。
連載では、取材をとおして、
いくつかの国の「しあわせ」をとりあげている。

朝日の記事では、しあわせのはかり方について
つぎの3つを紹介している。

1・経済協力開発機構による調査
 15歳の生徒にたずねたとき
 「生活に十分満足している」と答えた割合

2・WINギャラップ・インターナショナルによる調査
 人生が「幸せ」と答えた割合から、 
 「不幸せ」と答えた割合を引いた値

3・国連による調査
 経済や福祉、政治状況などを併せた指標

8日の記事では、WINギャラップ・インターナショナルの調査で
1位だったフィジーが紹介された。
「あなたの人生は幸せですか?」のといに、
94%ものひとが「幸せ」とこたえたという。
記事によると、フィジーでは
たすけあいの精神がいきとどいており、
食品や日用品を融通しあうのがあたりまえだし、
もし仕事がなくなっても、まわりがたすけてくれるので、
将来を心配する必要がないらしい。
あたたかな南の島国で、生活の心配がないなんて、
すごくいごこちがよさそうだ。
ぜひ旅行にいきたくなり、ウィキペディアでしらべたりする。
でも、この調査では中国が3位にはいっているのが気になった
(ちなみに日本は26位)。
うたぐってもうしわけないけど、
ほんとうに中国は、そんなにたくさんのひとが
「幸せ」をかんじている国なのだろうか。
自分のしあわせは他人のふしあわせ、
なんてことにならなければいいけど。

15歳にたずねる調査では、
上位の4カ国が中南米であり、かなり地域性というか
民族性によって差がつく傾向にあるようだ。
一方、国連の調査は、上位を北欧がしめる。
しあわせは、はかり方によって、どうとでもなりそうだ。
だからこそ、3つのはかり方が紹介されているわけであり、
いずれの調査でも上位にはいらない日本が、
すごくふしあわせ、とはいえないからややこしい。

わたしがもし「幸せですか?」とたずねられたら、
「幸せです」とこたえるとおもう。
いろんな意味をふくんでの「幸せ」だけど、
しあわせでないわけではないから「幸せ」なのだ。

posted by カルピス at 22:16 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月08日

むすこが成人式をむかえたやれやれ感

6日にもどったむすこが、今夜また広島にむけて出発した。
きのうあった成人式のためだけに かえってきたのだ。
高校を卒業したときよりも、
二十歳をぶじにむかえたいまのほうが、
子そだてをおえたやれやれ感がつよい。
年末にもどらなかったのは、
コンビニでバイトをしていたからだという。
もう自分でちゃんと生きているので、
なにも親が心配することはない。
しおくりは、あと2年のこっているけど、
わたしのささやかな「種の保存」の役割は、
むすこの成人式をもってつつがなく終了した。

旅行のつかれがぬけなくて、トレーニングをはじめる気にならない。
そのぶん、年末にやらなかった掃除やら、
旅行のかたづけやらをこまめにやった。
きょうの記録は、ぜんぜん旅行と関係ないけど、
事実をならべる業務日誌風なのは、旅行ちゅうといっしょだ。

・ピピがおしっこしたマクラをあらう
 はじめて洗濯機をためしてみた。
 手であらうより、ずっとかんたんだ。
・年賀状の返事をかく
 まだ1通だけだけど、とにかくとりかかれたのがおおきい。
・机まわりのかたづけ
 本がそこらじゅうにおかれ、ホコリがつもり、
 みただけでがっかりする机が すっかりきれいになった。
 よくみると、iMacのまえにいるシャーザクの肩に、
 とりわすれたホコリがのこっていた。
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・旅行でつかった道具や服をしまう
 夏服をカバンにいれ、旅行用具をかたづける。
・ガソリンスタンドで 灯油を3缶いれる
・ピピ(ネコ)のためにトイレシートをかう
・夕ごはんのかいものと準備
 やっと料理ができるくらいげんきがでてきた。
・1時間のひるね
・ズブロッカをかう
 旅行ちゅう、ほぼ毎日ビールをのんでいた。
 日本にもどり、本格的に酒が復活しそうだ。

きょうが祝日なのは、じつにありがたかった。
ゆっくりからだをやすめ、かたづけもおわった。
あすからの再スタートをなんとかむかえられそうだ。
旅行ちゅう、できるだけたべるようにしていたけど、
日本にもどってからお腹の調子がわるくなったこともあり、
体重が4キロもへってしまった。
はやめに体重をもとにもどしたい。

posted by カルピス at 21:26 | Comment(0) | むすこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月07日

フロッグマン氏の講演会で島根の可能性をおしえられる

きのうはフロッグマン氏の講演会をききにいった。
フロッグマン氏は、もちろん鷹の爪団、
そして吉田くんを生みだしたそのひとであり、
鷹の爪のファンとしてはどうしても顔をださないわけにいかない。
熱心なファンだから、というわけではなく、
会のはじまりを1時間まちがえていたわたしは、
1番目の来場者となり、ながい時間ひとりきりで
やがてフロッグマン氏がはいってくる会場をあたためた。

この講演会は、
「松江市PTA連合会研修大会」
「島根県PTA連合会教育問題委員会研修会」
として企画されたもので、
鷹の爪とはずいぶん筋ちがいの組織な気がするけど、
いったいどんなおねがいのしかたで
フロッグマン氏にきてもらったのだろう。
松江のPTAもなかなかやる。
保護者会の役員をつとめるしりあいにおねがいし、
保護者のひとりとして 参加者名簿にまぜてもらった。

講演は、ひととおりの自己紹介のあと、
下記のみだしにそってはなしがひろがった。

・島根と私
・仕事と私
・AI時代と私たち

錦織監督の『白い船』にかかわったのをきっかけに、
フロッグマン氏は松江市出身の女性と結婚し、
島根でくらしながらフラッシュアニメ作家としてデビューした。
島根からはなれたのちも、島根との関係はきれず、
おおくの機会をとらえて島根の宣伝にひとやくかっている。
フロッグマン氏は、島根の魅力をつぎのようにまとめている。
島根は日本に数ある”田舎”とはちがい、コミュニティとメンタリティを持っていると思う。つまり単なる”素朴さ”とはちがい、非情に洗練されている。悪くいえばしたたかで底意地の悪さに映るが、一方で礼儀正しい波風を立てることを嫌い、優れたコミュニケーションスキルを持っている。
何か催しごとを企画すれば綿密に計画を立て、関係各所の連絡や調整能力を発揮し、それが田舎の集落であったとしてももれがない。
そして人物眼の優れた人が地域には必ずいて、そういう人が困っているひとを助けるなどの無償の互助がある。

このほかにも、フロッグマン氏のかたる島根のエピソードは
どれも絶賛にちかい。
外部のひとがみて、はじめて気づくその地域のよさがあるとはいえ、
島根がこんなにもゆたかな地域だとはおもわなかった。
たしかに、島根は、すんでいると あたりまえにかんじることが、
おそらくほかの地域のひとからみたら
ありえないほどゆたかなコンテンツなのだろう。
たとえば松江には、自動車で30分以内にいける温泉が5つある。
スタバはあるけどサイゼリヤやドンキはない。
昨年の交通事故による死者は17名だ。
「ないものはない」とは、
隠岐の海士町がうちだしているメッセージであり、
島根全体でもこの概念が共有できる。
なにもないのが、なによりの魅力となる。

「AI時代と私たち」では、AIにより仕事をうばわれのではなく、
絶好のチャンスと とらえたほうがいい、とフロッグマン氏はいう。
人口のすくない島根は、AIによってすくわれる面がたくさんある。
これまで人手がたりなくて こまっていたことを、
これからはAIがしてくれるだから、
ためらわずにどんどんAIをすすめていけばいいとはなされる。

フロッグマン氏が会場にむけて
「スマートスピーカーをもっているひとは?」
とたずねると、
2人しか手をあげなかった。
「え、たったふたり?だから島根はだめなんです!」
がおかしかった。

これからのマーケットは、日本ではなく世界。
島根のゆたかさをたかく評価しながら、
そのコンテンツを、これからの時代にどういかしていくのか
フロッグマン氏は戦略としてねっている。
最前線の情報をつねに意識しているフロッグマン氏ならではの
若者へのあついメッセージにみちた講演会だった。

posted by カルピス at 21:21 | Comment(0) | 鷹の爪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

毎週土曜日は「ラジオマンジャック」

毎週土曜日は「ラジオマンジャック」
(NHK-FM)をたのしみにしている。
タイを旅行ちゅうは、らじる★らじるがつかえなかったので、
1ヶ月ぶりの「ラジオマンジャック」だ。
とくに先週は、9時間ぶっつづけでの年こし放送をきけず残念だった。

きょうは、ある会の時間を1時間かんちがいしており、
おわったのが4時まえになる。
「ラジオマンジャック」は家できけばいいやと
スマホをおいてきてしまい、らじる★らじるがつかえない。
電気屋さんにはいり、いちばんやすいラジオを、
単4電池2本とあわせ、1200円でかった。
イヤホンひとつのやすものラジオでも、
家にかえるまでの40分、番組をきけないよりはマシと判断した。
「ラジオマンジャック」がきけないと
わたしの1週間は すごく味けない。

きょうの「ラジオマンジャック」は、
番組はじまって以来というオールリクエストの企画だ。
なれしたしんだコーナーもいいけど、
たまにはこんな日があってもいい。
リクエストされる曲のほとんどをわたしはしらず、
でもいい曲がほとんどなので
ラジオで音楽をきくたのしさにひたる。
スティングの「イングリッシュマン=イン=ニューヨーク」、
ベッド=ミドラーの「ローズ」。
リクエストならではの統一感のなさが自由でいい。
犬の散歩ちゅうに「ラジオマンジャック」を
イヤホンなしでききはじめたら、
10分で犬の機嫌がわるくなった、というメールがおかしかった。

そういえば、わかいひとたちはメールをひらかないそうだ。
へんなメールだったらやっかいなので、
SNSでのやりとりでないとよんでもらえない。
音楽だけでなく、なにげないそんな情報がわたしにはおもしろい。

posted by カルピス at 22:29 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

タイ式マッサージによる「よいもみかえし」効果

せんじつのタイ旅行では、ほぼ毎日マッサージへかよった。
もともとマッサージがすきなのにくわえ、
一年ほどまえからつづいている左肩のいたみを
なんとかしてもらいたかったからだ。
タイでのマッサージは、いくつものコースからえらべる。
タイ式マッサージ・足マッサージ・薬草マッサージなどがあり、
おおくの店が1時間200〜300バーツの値段をかかげている。
滞在のはじめの一週間は、
タイ式マッサージにより全身をほごしてもらう。
気もちはいいものの、左肩にもっと時間をかけてもらいたかったので、
後半の一週間は、「背中・肩コース」にきりかえている。
施術者の技術にもよるけど、
この「背中・肩コース」は気もちよかった。
いたいとおろに、ちからをこめてもんでくれる。
さいごの日にうけたマッサージはとくにピンポイントのせめで、
サービスに満足しておもわず20バーツのチップをわたした。
1時間200バーツ(700円弱)のコースなので、
たいした額ではないにしても、
チップをわたしたくなるぐらいの至福な時間だった。

しかし、つぎの日になり、かなりの筋肉痛がでてくる。
いわゆる「もみかえし」なのだとすぐにわかった。
からだが、つよすぎる刺激に反発しているのだろう。
ちからをこめたマッサージは、そのときは気もちよくても、
それなりのみかえりをともなった。
かなりつよい筋肉痛なので、アスピリンをのむ。
「いいことばかりはありゃしない」って、ほんとだな、と
RCサクセションの曲をおもいだす。

職場の理学療法士にこの体験をはなすと、
もみかえしにも、いいもみかえしと、わるいもみかえしがあって、
と説明してくれた。
トレーニングに筋肉痛がつきものであるように、
マッサージによる刺激にも、筋肉痛をともなう場合があり、
そのあとに状況がよくなれば、それはいいもみかえしらしい。
ネットにも、かならずしもつよいマッサージがわるいわけではない、
という記事がのっていた。
http://www.akari-house.com/archives/2676
たしかに、4日ほどすぎると、
左肩にいたみをかんじないのに気づいた。
完全にきえてはいないけれど、ほとんど気にならない。
アスピリンがきいているだけかもしれないけど、
わたしとしては、タイ式マッサージの効果をしんじたい。

「個人の感想です」をどこかにいれようとかいていたけど、
個人の感想でしかない文なので、どこにもはいらなかった。
タイ式マッサージは、旅行者だけをめあてにしているのではなく、
一般の方たちもよく利用されている。
わたしもその恩恵にあずかれたようだ。
タイのマッサージ文化をたかく評価する旅行となった。

posted by カルピス at 22:40 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

『フィリピンパブ嬢の社会学』(中島弘象)

『フィリピンパブ嬢の社会学』(中島弘象・新潮新書)

著者の中島さんは、大学生だったころ、
実態調査でフィリピンパブをおとずれる。
テーブルについたホステスのフィリピン女性ミカさんと、
なんとなくつきあうようになり、交際がはじまって
結婚にまでいたる。

ださまれている、とか、
あぶないからわかれろと、
ともだちや担当教官はとめようとするし、
中島さんの家族だってもちろん反対した。
そうしたなかで、何年かの交際ののち、結婚までこぎつけた。
中島さんは、ミカさんのことをすきだからつきあったのであり、
フィリピン人パブ嬢であるミカさんが、
かわいそうだからたすけようとしたのではない。

本書は、ミカ氏との交際からみえてきたフィリピンパブの実態と、
フィリピン人のかんがえ方が紹介されている。
調査として 客観的にフィリピンパブをしらべるよりも、
中島さんが、身をもって体験したことばかりなので、
フィリピン人社会の実情がよくわかる。
偽装結婚により、フィリピン人女性は
日本に滞在できるビザを手にいれる。
裏には暴力団がからんでいて、日本にやってきた女性たちは、
フィリピンパブなどのホステスとして、
きびしいノルマと、劣悪な環境のもとでくらす。
彼女たちは、ピンはねされ、月6万円の給料のなかから
フィリピンにのこしてきた家族にお金をおくる。
家族はそのお金で子どもたちを学校にいかせ、家をたてる。
日本ではたらけば、いくらでもお金がかせげると、
フィリピンにのこしてきた家族はかんがえる。
まずしい生活をぬけだし、高級住宅街にすむようになっても、
金づるがいるかぎり はたらかない。
ほとんど関係のない親戚たちまで中島さんとミカさんの金をせびる。
ミカさんとのつきあいでしるようになったフィリピンのひとたちは、
あかるくて、まえむきで、いっしょにいたらたのしそうだ。
でも、フィリピンパブのうらでうごく組織や、
中島さんをいくらでもお金をもたらす金ずるとして
たかりつくそうとするフィリピン人のかんがえ方は、
わたしにはとてもうけいれられない。

そんなミカさんの家族をしったうえで、
中島さんはよく結婚できたものだとおもう。
中島さんは、それだけまっすぐな若者で、
ミカさんも、つよくかしこい女性で、
ふたりとも、おたがいを愛しあっていた。
フィリピン女性と結婚すれば、
自分もまたそうしたつきることのない金づるになると、
承知しながらも、中島さんはミカさんと結婚する。
恋愛とは、計算ずくでつきあうのではなく、
いわば盲目であるからこそ恋愛なのだ。
たいあたりのルポルタージュとしておもしろくよめた。

posted by カルピス at 22:54 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする