2017年10月15日

ボジョレー=ヌーボーの配達に、ことしはなんの仮装をするか

デイリーポータルZでは、ことしもまた
「地味なハロウィン仮装」をするという。
http://dpz.cocolog-nifty.com/q/2017/09/1029-348e.html
ハロウィンというと、オバケやら悪魔やらのコスチュームをきて
おおさわぎするのがいまや定番となってきたけど、
デイリーポータルZは、何年かまえから
地味な仮装に限定したパーティーをひらいている。
パーティーへの参加をよびかける記事には、
これまでの仮装のいくつかが、写真で紹介されている。
いまさらはでな仮装なんてしたくないので、
デイリーポータルZのコンセプトにものすごく共感する。

わたしがつとめる職場は、お世話になった方々へ、
職員が仮装してボジョレー=ヌーボーをとどける儀式がつづいている。
職員ふたりがペアをくみ、お客さんのおうちを1軒いっけんまわって
ボジョレーをとどけ、お世話になった感謝の気もちをあらわす。
はじめは100均でかったサンタさんの服をきるぐらいだったのが、
だんだんエスカレートして、まるでハロウィンみたいになってきた。
どのコンビの仮装がいちばんすぐれているかを、
お客さんに審査してもらったり、理事長賞がおくられたりと、
手をぬけない行事であり、ことしはなにをきるのか なやまされる。

きょねんは、デイリーポータルZの地味な仮装をパクり、
わたしがクロネコヤマトの配達人に、
パートナーの女性職員は、
駅前でティッシュをくばるおねえさんに仮装した。
仮装といっても、地味なウィンドブレーカーに、
クロネコヤマトのマークである親子のネコを帽子と胸につけただけだ。
でも、地味な仮装、しかもボジョレーをとどけるのに、
いちばんふさわしいともいえる、宅急便の配達人は、
あたりまえすぎて かえって新鮮にうけとめられた。
地味な仮装というコンセプトの勝利である。
おかげで理事長から特別賞みたいなのをいただけた。

ことしはなにをきるのかを、このいちねんをとおしてなやんできた。
地味な仮装という路線はひきつぐとして、
利用者のおうちをまわったときに、それなりに必然性があり、
感心してもらえる服装はなにか。
お医者さんになってボジョレーをとどけても唐突だし、
おまわりさんもひとさわがせだ。

デイリーポータルZの記事には、これまでの仮装例があげられている。
・ペンギンの飼育員
・国会図書館でコピーを取ってくれる人
・宇宙ステーションで地球の子どもたちと交信中の宇宙飛行士
・2002年のファミリーマート店員
・天然酵母パンのお店の声が小さい店員
・元タレントの女性議員
・地域清掃ボランティア
それぞれ地味でおもしろそうだけど、
ボジョレーの配達としてはわかりにく。

ボジョレー=ヌーボーの解禁日は、11月の第3木曜日。
あと1ヶ月のあいだに、なんとか気のきいた仮装をさがしてみよう。

posted by カルピス at 21:26 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

ミッション・インポッシブルな手ぶらでの散歩

せんじつでかけた20キロの散歩を、わたしは手ぶらであるいた。
ジョギング用のウエストポーチにスマホとお札をいれただけ。
ズボンのポケットに小銭いれとハンカチ。
ジョギングでさえ、ペットボトルをもってはしるわたしなのに、
こうして完全な手ぶら、ポケットもスカスカの状態は
かなり大胆な「装備」だ。わたしとしては、きわめてめずらしい。
相棒の散歩の達人でさえ、ちいさなバックを肩にかけていた。

時速6キロのはやあるきだけに、手ぶらのありがたさがわかる。
いつもなら、着がえのTシャツ・天気によっては雨具、
お茶のはいったペットボトル・文庫本など、
デイパックになんだかんだとものをいれるところだ。
雨にぬれたり、汗ばんだ服を我慢するといった、
「リスク」をおかさなければ冒険はできない。

わたしは「必要最小限の装備」というイメージにあこがれている。
荷物を山ほどもって現地にはいる古典的な冒険旅行も
それはそれで興味をひかれるけれど、
ギリギリの荷物しかもたない軽装スタイルもまたすばらしい。
まえによんだ『奥アジア冒険5600キロ』は、
バングラディシュからウルムチまで、
ふたりのイギリス人が自転車でかけぬけるはなしだ。
自炊道具はもたない。ひとがすむ集落までなんとかたどりついて、
たべさせてもらうしかない。
いかなる食糧も携帯しないというのが基本方針で、
パンやビスケットさえもたない。
水を1リットルが、自分たちにゆるしている「食糧」のすべてだ。
もしたべものをひとからもらったら、
それをぜんぶたべてから出発するという徹底ぶり。
この旅行にもとめられるのはスピードだ。
たべものにありつくには、まえにすすむしかない。
ふたりは、工具に穴をあけてまで、軽量化につとめ、
最低限の装備によってウルムチまでたどりつく。

わたしは、手ぶらで松江市内をあるきまわり、
気分だけは『奥アジア冒険5600キロ』のつもりだった。
水もカサも、アメちゃんさえもたない。
なにももたないいさぎよさに、自分でよっていたかもしれない。
とちゅうでくちにしたのは、地ビール館でのビールだけだ。
インポッシブル、とまではいわないけど、
わたしにとってはかなりハードルのたかいミッションをぶじにおえた。

posted by カルピス at 09:09 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

来年つかう手帳は?

来年につかう手帳をきめかねている。
なんねんかつづけてほぼ日カズンをつかってきたけど、
このごろスカスカのページがおおくなってきた。
データベースのソフト、ファイルメーカーでも日記、
というか日誌(事実だけの記録)をつけており、
そのすみわけがうまくいってない。
ほぼ日手帳がぜったいにないとこまらないかというと、
あんがいなくても平気にすごせる気がする。

2015年には、ほぼ日手帳のオリジナルと、
1週間を一覧できる週間手帳をいっしょにつかおうとしたけど、
とちゅうでなげだして、カズンにもどった。
このときのオリジナルを まだとってあるので、
裏ワザとして、再利用というか、もういちどつかうチャンスがある。
1月1日が木曜日ではじまる年なら、
すんなりその年の手帳としてつかえるはずだ。
日づけをいれると曜日をおしえてくれるソフトによれば、
つぎに元旦が木曜日の年は、2026年らしい。
さすがに8年もまつのはいやなので、
2015年用のオリジナルは、このままお蔵いりにしたほうがよさそうだ。

わたしが手帳にもとめる機能は、

・その日になにをしたかの記録
・トレーニングの記録
・みた映画・夕ごはんのメニュー・気温などの記録
・スケジュール管理

であり、なるべくこまかな記録をのこしたいし、
スケジュール管理は週単位のほうがつかいやすいので、
これまでどおり、カズンをえらんだほうがまちがいない。
カズンへのかきこみがへっているのは、
つづけていることへのみかえりというか、
手ごたえがないからだ。
記録をつけているからといって、
すぐになにかの効果がでるわけではない。
記録をどういかすかは、わたしのつかい方にかかっている。

きょねんとおととしのカズンをひっぱりだして、
10月10日前後をよみかえす。
よんでいる本、ねるまえにのむ酒の種類と量。
およいだ距離とタイムなど、よみかえしてみると
それなりに興味ぶかい。
ほんの2年まえなのに、水泳のタイムはいまよりもずっといい。
ピピはあいかわらず、というか、2年まえでも
ペッドのうえでおしっこをしている。
かわったことと、かわらないことが よくわかる。
カズンなければ、これほどかきこまなかっただろう。
来年もまた、カズンをつづける気になった。

posted by カルピス at 20:40 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月12日

質問されるのが苦手

林雄司さんのブログに、質問形式の人が苦手とあった。
http://yaginome.jp/?p=1725
僕 「そのTシャツいいじゃん。どこで買ったの?」
質問形式の人 「どこだと思う?」
僕 「?」

わたしもまた、質問形式、というよりも、質問じたいが苦手だ。
「あなたの夢は?」
「すきなたべものは?」
あらかじめ、質問を想定し、
こたえ方をかんがえておかないと、とっさにはなせない。
自分では、ひとにいろいろ質問するくせに、
自分にたずねられると、とたんにくるしくなる。
就活に、いちばんよわいタイプだ。
「質問はうけつけません」と、いちどいってみたい。

「はい」か「いいえ」でこたえられる質問は、
会話がひろがらないので あまりよくないらしい。
わたしと配偶者の会話はまさしくそれで、
わたしがなにかをたずねても、
みじかいこたえだけがかえってきて、それでおわり。
ほかのひとなら、気をきかせて
ふくらませてくれそうな場面でも、配偶者はそれほどあまくない。
配偶者をあいてに、じょうずな質問ができるようになれば、
ほかの場面でも役にたちそうだ。
家庭の円満にもいいだろうし。

でも、さほど関心のないあいてに
(といってしまうと、さしさわりがあるけど)、
いまやそれほどききだしたいこたえはなく、
沈黙をやぶるだけの質問でしかないので、
けっきょくは「はい」か「いいえ」
(じっさいには、もっと乱暴)の返事だけがかえってくる。
ますます気もちがなえて、いい質問をおもいつけない悪循環だ。
ほかにきらいなのは、行列にならぶことと おもい荷物をもつこと。
「きらいなことは?」という質問だけにはすぐにこたえられる。

林さんの記事は、質問形式をさらに進化させた
「なんで私が怒ってるかわかる?」
がでてくる。
こんなおそろしい質問をくちにされたら、
どうこたえたところで はじめから勝負はついている。
こんな質問は、女性しかできない。
男がやれば ものすごく反感をかいそうだけど、
女性がくちにしたら、ただひたすらおそろしい。
「はい」か「いいえ」ではこたえられないという意味からは、
いい質問なのだろうけど、いったものがちなので ずるい。
はるかむかしに、わたしもいわれたことがあるような気がする。
どうこたえてきりぬけたのか、
あるいはさらに地雷をふんだのか、おぼえていない。

posted by カルピス at 21:52 | Comment(0) | 林雄司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

アルコール度でワインをえらぶ女性

しりあいの女性(50代)と、お酒についてはなしていた。
彼女は とりあえずなんでものむけれど、ワインは白がいいのだそうで、
肉だろうが魚だろうが、料理にかかわらずいつでも白らしい。
わたしもワインはすきだ。
といっても、ふだんは500円のやすいワインをのんでいるし、
かりに1本3000円のワインをのんでも、たぶんちがいはわからない。
ワインがすきだといっても そのていどだし、
その女性もにたようなレベルだ。
そんなふたりの会話なのでなかみはしょぼい。
500円でのめるチリの安ワイン、アルパカでじゅうぶん満足だ、
とわたしが貧乏派を代表してアルパカのすばらしさをたたえる。
アルパカの赤には、カベルネ・メルローと、
カルメネールの2種類がある。
わたしはいつもカベルネ・メルローをのんでいるけど、
たまたまカルメネールをのんだら、ちがいがまったくわからなかった。
「どちらもおいしい」のは、すばらしい。

その女性は、アルコール度でワインをえらぶという。
13%がおおいなかで、なかには14%のものもあるそうで、
アルコール度がたかいほうがおいしい、というよりも、
アルコール度がたかければ、
手っとりばやくよえるという意味での選択だ。
わたしは、ワインなんてどれも12%かとおもっていた。
女性がこういう視点でワインをえらぶのは、
なんだか男まえでいいなとおもった。
まるで体育会系の男子学生みたいだ。
ワインはどこそこのものにかぎる、よりも、
きっぱりと「ワインは度数でえらぶ」ほうがいさぎよい。

わたしはサッカーの試合をみるのがすきだけど、
そのをとき ふつうはお酒をのまない。
真剣しプレーしている選手に失礼だからだ。
それが基本方針なのに、ある試合をみているとき、
なんとなくワインをのんでしまった。
料理につかったのこりを、コルクのビンから
ペットボトルにうつしてとっておいた。
1000円くらいの、もともとやすいワインだし、
コルクをぬいて1週間たっているので、そうとう味がおちているだろう。
これぐらいのトホホワインなら、
試合ちゅうにのんでもゆるされるのでは、と
よくわかりにく理由をつけてのみはじめる。
でも、おいしかった。
なんだかんだと のこっていた500ccぜんぶをのんでしまう。
サッカーとワインがこんなにあうとはおもわなかった。
デイリーポータルZは、
「お酒にあうスポーツ」を特集してくれないだろうか。

posted by カルピス at 06:50 | Comment(0) | 食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月10日

国際親善試合、ハイチを相手に3-3のドロー

国際親善試合、日本対ハイチ(3-3のドロー)

前半の17分に日本代表は2点目をいれる。
2-0と、大量得点の予感さえする。
ふつうなら、試合がおわった瞬間だ。
でも、ハイチは意外にしぶとくて、
前半のうちに1点、後半にはいると
たびたび日本のゴールまえにつめよって、圧力をかけてくる。
何発うっても得点につながらない日本と、
すくないチャンスをゴールにむすびつけるハイチ。
たしかにハイチの選手はパワーとスピードにあふれ、
個人の技術もわるくない。
時間がたつにつれ、選手間の連携プレーもうまくいきはじめ、
ずるずるとせめこまれるうちに、2-3と逆転されていた。

失点のひとつひとつは、キーパーの責任ではないようにみえるけど、
絶対的な危機をなんどかしのがなければ、一流のキーパーといえない。
ゴールをまもった東口には酷かもしれないけど、
きょうのうごきでは、安心してゴールをまかせられない。
守備陣も、あれだけ自由にペナルティエリアをつかわれては、
失点をふせげないだろう。
おしこまれると、最終ラインが非情にもろかった。

攻撃では、乾の存在がひかったものの、
時間がたつにつれ集団にうもれてしまう。
あまりスタミナがない選手なのだろうか。
後半に原口がはいると、左サイドで起点になって、
なんどもクロスをあげたりドリブルできりこんだりと、
相手がいやがるプレーをした。
ぜったににまけないという、原口選手らしいつよい気もちをかんじる。

ペナルティエリアでの日本人選手は、
なかなかシュートをうとうとしない。
前半には、ちからずくにシュートをはなっていたのに、
後半にはいると、ゴールまえでのパスがめだちだした。
香川はとくに自信なさげなプレーで、味方にパスをだしてしまう。
3点目は香川の得点になったけど、
ただ足にあたっただけともいえる「シュート」だ。

みていてたのもしかったのは、井手口・原口・大迫で、
乾も前半のはやい時間帯まではよかった。
守備陣は、どう評価すればいいのだろう。
相手におしこまれたときに、
バタバタとうきあしだってしまうのが、日本のわるいクセで、
きょうもまた試合をおちつかせる選手がいないまま
3点つづけて失点してしまい、逆転をゆるした。
代表レベルの試合では、あってはならない展開だ。
ボールをもたされると、なかなかせめきれず、
そのうちカウンターをかんたんにきめられる。
Wカップアジア最終予選のオーストラリア戦がよかったので、
そのままちからをつけていってくれたら、本戦では期待できそう、
とおもっていたのに、そのあとの3試合はピリッとしない。
いまはまだ、いろんなくみあわせをためしている時期だ。
課題を整理して、カウンターへの対応を改善してほしい。

posted by カルピス at 22:44 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

なんちゃって観光客として松江市をあるく

まえの職場で、しばらくいっしょに仕事をしていた元同僚と、
いちにち松江市内を「観光」した。
そのひとは、あるくのがすきで、
通勤はもちろんあるきだし(往復1時間)、
昼やすみにも職場をぬけだしてあるき(45分)、
やすみの日も、土日のいずれかはあるき、
外をあるかないと 調子がくるうのだそうで、
とにかくなにかにつけてあるく。

いかにもおもしろそうな日常なので、
いつかいっしょにあるけたら、とおもっていたところ、
きょうはちょうど条件がかさなり、
6時間半をいっしょに市内観光ができた。
そのひとは、純粋にあるくのがすきなだけで、
体力づくりが目的ではないし、あるくスピードや
何万歩あるいたかというデーターにも関心がない。
いちにち外をあるかないと、おちつかなくなるそうで、
なんだかおよがないと死んでしまうマグロみたいだ。

きょうは、「あるき」の極意をおしえてもらおうと、
あるきながら インタビューみたいにいろいろききだした。
じっさいに、いっしょにあるいてみると、
かなりのはやあるきで、時速6キロくらいのスピードだ。
おとずれた場所での滞在時間をさしひくと、
きょうは3時間30分をこのスピードであるいた。
ペースが安定してくると、これくらいはやくあるいたほうが
リズムをとりやすく、つかれもかんじない。

・県立美術館
・塩見縄手
・地ビール館
の3ヶ所をおとずれる。
余暇支援として、市内をあるいていると、
観光地をかすめてとおることもおおく、
そんな場所では当然ながら観光客がたのしそうにあるいている。
イメージによわいわたしは、いかにも観光地という場所を、
いかにも観光客という顔をしてあるき、
ビールをのんで休憩というのをやってみたかった。
それがわたしにとっての観光であり、休暇であるとともに、
適度にからだをうごかす理想的な余暇活動でもある。

県立美術館では、「夢の美術館」という企画を開催中だ。
休館中の北九州市立美術館と福岡市美術館から
有名な作品のコレクションをかりてきての企画で、
島根では みる機会のとぼしい名画にふれる機会となる。
おおげさにいえば、ルーブルが島根にきてくれたようなものだ。
村上春樹さんの『騎士団長殺し』を最近よんだので、
まえよりも 絵をたのしむ目がやしなわれたような気もする。
せっかくの機会なので、おとずれるチャンスをうかがっていた。

結果からいえば、せっかくよその美術館からかりてきた名画も、
わたしにピンとくる作品はなく、
とにかく美術館にいった、という事実だけが実績としてのこった。
秋になったからといって、『騎士団長殺し』をよんだからといって、
きゅうに絵が理解できるわけではない。

つぎにたずねた塩見縄手は、松江の観光スポットとして
かならずあげられる 有名なとおりだけど、
あるいてとおると、いかにもみなれた風景だ。
そんなにスペシャル感はない。
ただ、観光客とまじってあるけたのはうれしかった。
さいごにおとずれた地ビール館は、
その名のとおり、地ビールをのんで おみやげをかうお店だ。
わたしにとって イメージの「観光」にかかせない場所なので、
ビールを注文し、しばらくきょうのながあるきを おたがいにねぎらう。

そのあとは、出発点をめざして1時間半あるく。
夕方の5時半に わりあいげんきなまま、ゴールにたどりついた。
ほどよいつかれと、長年の夢がかなえられた充実感を味わう。
死ぬまでにしたい10のこと、を
真剣にリストアップしたことはないけど、
きょうのいちにちは、まちがいなく10位以内にはいるであろう
わたしのささやかなねがいだった。
夢の実現は、あまりおおくをのぞまなければ、
あんがいお手がるで、お金もかからないのかも。

posted by カルピス at 22:04 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

老人って、内面はわかいころとかわらないのかも

『ラジオ・ガガガ』(原田ひ香・双葉社)

ラジオ番組が脇役となっている短編集。
第1話の「3匹の子豚たち」にでてくる信子さんは
ラジオをきくのがすきな75歳の老人だ。
なんの状況説明もなく、いきなりラジオ番組のはなしがでてくるので、
いったいどこで・だれが・なにをしているのかがわからない。
苦情をいっているのではなく、これはひとつのテクニックだ。
情報がなければわからないほど、
老人と中年(たぶんわかものも)の内面に差はない。
本当に聴いてんのかよ、お前。ラジオ深夜便なんて老人相手のスローテンポな番組、聴いたことないくせに。あんなつまんないラジオ、私だって聴かないのに。27歳の男が?逆に気持ち悪いわ。

これは、ケアホームでの初日に、
信子さんが職員から趣味をたずねられている場面だ。
わかもののような胸のうちをきいているだけでは、
信子さんの年齢がつかめない。

老人というと、みかけが年よりであるとともに、
その内面までふけこんでいるようにおもいがちだけど、
信子さんは、わかいころからかわらないようにみえる。
信子さんだけでなく、老人は胸のなかで、
わかいころとおなじ思考をくりひろげているのではないか。
まわりが年よりあつかいをするし、
自分でもからだがまえのようにはうごかないので、
年よりであることをうけいれるしかないけど、
気もちはわかい、というよりも、わかいころとかわらない。
ただ、じっさいに口にするとややこしくなるので、
おとなしくほほえむだけでやりすごす。

このまえひさしぶりに配偶者の顔をじっとみたら、
ずいぶんふけこんでいたのにおどろいた。
むこうも、わたしの顔をもしじっくりみたら、
おなじようにおもうだろう。
自分では そんなにまえとかわってないつもりでも、
まわりからみればりっぱな中高年世代だ。
あと20年すれば、だれがどうみても老人であり、
老人としてあつかわれるようになる。
くりかえすけど、内面はまえといっしょなのに。

「3匹の子豚たち」をよみすすめるうちに、
信子さんがラジオをきくようになったきっかけや、
3人のむすこが、それぞれのやり方で
信子さんを心配しているのがわかってくる。
微妙な距離感で子どもたちをそだてたのは、
ほかならぬ信子さんであり、
その信子さんをささえてきたのが深夜放送と、
よくねられた構成がうまく、ラストがまたきまっている。
もうするべき仕事はすべておえた、とおもっていた信子さんが、
おもいがけず、あたらしいスタートをきれそうだ。

posted by カルピス at 21:44 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

祝 デイリーポータルZ15周年

「デイリーポータルZ」が15周年をむかえ、
うちあげや特集をくんでいる。
http://dpz.cocolog-nifty.com/q/2017/10/10715-8365.html
こんなサイトがあるのは、とてもありがたいことで、
もしなくなったらとおもうとゾッとする。
15周年おめでとうと、感謝をこめてつたえたい。

うちあげの内容は、
・ただの飲み会
・ライターによる宴会芸披露
・意味のない時間のカウントダウン
となっている。
「意味のない時間のカウントダウン」が
いかにもデイリーポータルZらしくていい。

特集として、読者から
「人生を変えた記事」がよせられている。
このサイトにであったおかげで、
会社をやめたひとがなんにんもいるそうだ。
わたしのすきな「野宿野郎」とおなじように、
人生を低迷させるのが
デイリーポータルZに期待される役割のひとつだ。
わたしも、会社をやめまではしなかったけど、
デイリーポータルZのおかげで ずいぶん楽に、
そしてたのしく生きられるようになった。

わたしとデイリーポータルZのであいは、
2012年にかかれた記事、
「カメムシはパクチーの代わりになるか」からだ。
このときはまだ、デイリーポータルZがなんなのかを
わたしはしらなかった。
まるでゴキブリみたいにみえる いためたカメムシを、
女性のライターがたべているのにおどろいたものだ。
そのほかにも、検索でひっかかる記事をよむうちに、
デイリーポータルZというサイトがあるのをしり、
毎日かかさずのぞくようになった。
どうでもいいことを、まじめにとりくんでいる記事が
わたしはすきだ。

・グフをフグにする
・スパゲティにソース味がないのはなんでだ
・ウルトラマンに学ぶ「操られている人」の特徴
・高級家電はだいたい羊羹
・イチゴ味のかき氷は本当にイチゴ味なのか

だめだ。すきな記事をあげだすと きりがない。
最近では、ヨシダプロ氏の
「柴犬のももちゃん」シリーズをひいきにしている。

デイリーポータルZというサイトは、
気づかないうちに わたしにとって
非情におおきな存在となっていた。
15周年をこころからおいわいするとともに、
これからもすえながくつづけてほしい。

posted by カルピス at 20:56 | Comment(0) | デイリーポータルZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

地域デビューをはたしつつあるのかも

わたしがすんでいる地区の、
障害をもった子どもたちと、その家族をささえる会に参加した。
今夜は、月例会と懇親会をかねたもよおしで、
毎回おなじネタという手品や、一発芸みたいなのが披露された。
10年にわたり、今夜のような会や、バス旅行にクリスマス会など、
たのしいもよおしを定期的につづけてこられたという。
わたしは介護職についているといっても、
福祉・介護に情熱をもやしている人間ではなく、
アウエー感いっぱいで会場にむかったけど、
さいわい、肩のこらない気らくな会で、
おもいがけずたのしい時間をすごせた。

公民館・交番のおまわりさん・社協の職員・養護学校の先生
・地区のサポーター、そしてもちろん
障害をもった子どもたちとその家族。
今夜の会は、いろんなひとをまきこむのに成功している。
関係者ばかりあつまっていては、支援はひろがらない。
この会は、とてもうまくいっているめずらしい例ではないか。
中心となって会をささえておられる方が
よほどしっかりされているのだろう。

このごろ「ムチャぶり」ということばをよく耳にする。
なんだか得意そうに いうひとがおおいものだから、
わたしはつかわないようにしているけど、
今夜の会で司会をされた方は、
まさしくムチャぶりとしかいいようのないすすめ方だった。
お客さんとしてすごすのをゆるしてくれない。
どんどんマイクをむけていき、当事者側にひっぱりこむ。
それでいていやなかんじはしないのだから、人徳というしかない。
年代でいうと、上は初老の方から、下は幼稚園児まで、
いろんな歳のひとがあつまって、なごやかな雰囲気をつくっている。
やらなければならないから、という使命感ではなく、
たのしいからつづけているのが みていてよくわかるすてきな会だった。

地区の役員として バス旅行や運動会、
そして今夜のような会に参加するようになり、
わたしはだんだんと地域デビューをはたしつつあるようだ。
地域にくらすものとして、職場や家とはちがう居場所になるだろうか。
まえは、こうした会を苦手としていたし、やりたくもなかったので、
参加するなんておもってもなかったけど、
歳をとるにつれ、地域でのくらしを無視できなくなってきた。
今夜の会みたいに、気のおけない雰囲気だと
地域活動の初心者としてはありがたい。
参加したひとのおおくがほほえんでいる すてきな会だった。

posted by カルピス at 23:18 | Comment(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする