そのきっかけは「ラジオマンジャック」
(NHK-FM)だったかもしれない。
5年以上まえに「とことん暑苦しい音楽」という番組が
NHK-FMではじまり、DJホットマンというひとのおしゃべりに
わたしはすっかりひきこまれてしまった。
いろんなあつくるしい曲(うるさいロック)を、
ホットマンがあつくるしく紹介してくれる。
ネットでしらべると、DJホットマンは赤坂泰彦さんとあり、
なにかいい曲をきけたらと、赤坂さんがでている
「ラジオマンジャック」をきくようになった。
はじめのころは番組のながれがわからず、
レギュラー陣のはなしに ただ耳をかたむけていた。
かなり熱心なファンだったのはたしかで、
ラジオがきけない外出ちゅうのときは、大型家電店により、
やすいラジオをかってまで、番組をきいていた。
そのうち、のぼせてきくほどの内容じゃないのに気づき
(おもしろくない企画がおおくなったとき)、
あまり熱心にきかなくなったけど、
最近は、ゆるさがまたここちよくなってきた。
メジャーになろう、という意欲がこの番組にはなく、
メンバーがテキトーにトークをたのしんでいる。
ハジコちゃんコーナー(アミハジジャック)もすきだし。
このごろピアニストの門司さんがひとかわむけ、
音楽についてのふかい知識をいかし、
えらんだ曲について、わかりやすく説明してくれる。
なかだるみがなく、というより、
ずっとゆるさのままの2時間となり、 まえよりよくなった。
番組は、もう10年くらいつづいているけど、
レギュラーはこまかくいれかわっている。
いまは、赤坂泰彦・時東ぁみ・門司肇の3人がレギュラーで、
月に2回ずつ、緒方恵美さん・神谷明さんが交代ではいる。
まえにレギュラーだった 堂免一るこ さんもときどき顔をみせる。
ゲストをいかそうとすると、シナリオによるコントがふえ、
どうもわたしには、このコントがたいしておもしろくない。
このごろいいかんじ、とおもえるのは、
レギュラーたちが、ただおしゃべりをするときだ。
トーク番組として、ちからのぬけかげんがうまくいっている。
新型コロナウイルスがひろがったきょねんの春には、
これまでに放送したものを編集したり、
おのおのが自宅で収録したものをだしあって、
1本の番組にしていた。危機感とともに、
なんとしても番組をつづけようという 熱意がつたわってきて、
運命共同体のような一体感があった。
番組のおわりに赤坂さんがいう
「どうかみなさん、来週までお元気で」に
ジーンと胸をうたれたものだ。
さいわい番組はその後もつづき、
スタジオにはいる人数を制限したり、アクリル板をもちこんで、
赤坂さんいわく「金魚鉢状態」になりながらも、
生放送というかたちをたもっている。音楽に焦点をあわせた
もうすこしまじめな番組(ゴンチチなど)もいいけど、
ラジオマンジャックのどうでもよさもわるくない。
ビミョーなところでバランスをたもち、
いい音楽の提供と、気らくなおしゃべりにより
土曜日の夕方をたのしませてくれる。
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