浜松市にある病院での健康診断をとりあげていた。
孫の顔をみるまで生きていたいから、とか、
しばらく健康診断をうけていないから、とか
タバコのすいすぎが心配とか、
病院にきた理由はひとそれぞれだ。
介護職につく56歳の女性は、
会社から健康診断をうけるようおねがいされたのだという。
事業所には、健康診断をうけさせる義務があるそうで、
やとわれている側は、健康診断をうける権利というより、
事業所のためにうけなければならないというきまりだ。
その女性は、大学生のころうけていらい、
40年ぶりの健康診断だそうだ。
できればうけたくないけど、
会社からたのまれたのでしかたなく、とはなしていた。
いい会社なので、健康診断をことわって、
迷惑をかけたくないのでシブシブ病院にやってきた。
なんで健康診断がいやなんですか?
と番組のスタッフがたずねると、
病院があまりすきでないこと、
病気になったらなったで、
野生動物のように、そのまま対応したいという。
これまでに血をはいたことや、
リンパがさわっただけでいたかったことがあり、
これで死ぬのかな、とおもいながらほっておいたら
一週間でいたみがなくなったそうだ。
なおらなければ、それが寿命だっておもいたい、
動物みたいに死をうけいれたい、
という気もちをかたっている。
そのひとのしりあいは、運動をして、
からだによさそうなものをたべていたのに、
40代のとき大腸がんでなくなったという。
人間のからだは「こうすれば健康になる」
というかんがえがおよばない、
神秘なところでできているんじゃないか、とはなす。
かっこいいー、とわたしはしびれてしまった。
わたしも健康診断はうけないけど、
寿命をうけいれたい、というのではない。
わるいところがみつかったらこわい、という
こころのよわさが理由だ。
この女性は、健康診断の結果がおくられてきても、
封をあけずにスルーするのだそうだ。
それがせめてもの抵抗だという。
ますますかっこいい。
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